イルカのいる水族館:イルカにとっては自由ではなく独房?

2020年1月12日
イルカは水族館でクルクル回って泳ぎ、強制的ではあっても楽しそうに遊んでいるため喜んでいるように見えます。しかし、実際はお金と引き換えに自由を奪われているのです。

イルカのいる水族館は、誰もが大好きなイルカをアップで見られるように設計されています。いつも笑っているようなイルカを見るのは楽しいものですが、実際にイルカたちが泳げるスペースについて改めて考えたことはありますか?イルカたちにとっては自然の環境から連れ去られ、閉じ込められているだけなのです。

 

イルカのいる水族館のはじまり

イルカのいる水族館には、イルカとシャチの生息地を真似して作られた大きな水槽がいくつかあります。また、この素晴らしい哺乳類を間近で見ることもできます。一般に公開されているショーやパフォーマンス、そしてイルカと一緒に泳ぐ体験もできるため入場料がかかります。

また、水族館ではイルカの生殖と繁殖に取り組むため、研究に使用されることもあります。これらの施設は通常、動物園、遊園地、または水族館の敷地内にあります。

1861年、ニューヨークで初めてイルカのいる水族館がオープンしました。2頭のシロイルカが捕獲され、一般公開するために飼育されていたのです。

実際に商業施設としてのイルカのいる水族館は1938年にオープンしました。この頃イルカは人気があり、そのピークはイルカが登場する映画「フリッパー」でした。映画が人々にもたらす影響は計り知れないのです。

イルカショー イルカ 水族館

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イルカとシャチはどこから来るの?

もちろん、イルカとシャチは自ら水族館にやってくるわけではありません。ショーなどで見せびらかされお金を稼がせるために自然界で捕獲されてくるのです。イルカを展示する水族館は非営利団体によって運営されることはありません。実施はその正反対で、大きな利益を上げているのです。

そのため、60~70年代にかけて大きな論争が始まりました。当局は、このような施設は単一の利己的な目的のために動物を自然の生息地から捕獲していると主張しました。

それにも関わらず、このような施設は世界中に存在します。日本やアメリカなどの国では非常に人気のある施設です。動物虐待に対する意識が高まっているスペインなどの他の地域では、それほど人気はありません

イルカのいる水族館では、あらゆるショーやパフォーマンスが見られます。中には、多くの人が夢見るイルカと一緒に泳ぐことができる施設もあります。とてもフレンドリーなイルカを間近で見てみたいと思う人は多いのです。

このような水族館によってイルカが生息地、家族や仲間から引き離され捕獲されてきているということは考える人はほとんどいません。イルカのいる水族館の入場料を払う人は、動物虐待の資金を提供していることと同じなのです。

イルカとキス イルカ 水族館

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また、飼育繁殖により生まれたイルカやシャチも数多くいます。このような環境で生まれ育った動物は、自然界で成長するチャンスも奪われているのです。仲間と離れ、本能を抑えられて一生を過ごすのです。

たとえば、イルカは毎日何百キロも泳ぐ必要がある生き物ですが、人工のプールではそれは不可能です。自然界でのびのびと生きるように生まれてきた動物を人間が利己的に捕獲などしていいのでしょうか

イルカのいる水族館を支援せずにイルカを見るにはどうしたらいい?

イルカという素晴らしい動物は、最も自然な環境である海で見るべきです。イルカの生息するビーチや海岸線は多く、一緒に泳ぐことさえできます。

遠くからイルカウォッチングを楽しむツアーや、イルカと一緒に海で泳ぐことができるツアーもあります。イルカは人間と特別な絆を築くため、誰かが近付くと離れるどころか、寄ってくるのです!

自然界でも見られるのに、イルカが捕獲されなくてはいけない理由とは一体何なのでしょうか。

イルカは元々の生息地である海で見るのが一番です。自然界から捕獲し、独房に閉じ込めるといった残酷行為に加担してはいけません。