動物虐待:猿に服を着せることは笑いごとではない

2019年5月10日
人間の行動と似た行動をするよう強制されているため、この動物の痛みは計り知れません。霊長類は恐怖や虐待を使った訓練をさせられていることが多いのです。

このご時世でも猿に服を着せることは面白いことでも何でもないということや、霊長類に服を着せている画像をシェアすることは動物虐待の明らかな例であるということを発言しなければならないというのは信じがたいことです。

 

服を着せられた猿やその他の動物虐待

インターネットや映画の中で、服を着せられた猿や、猿にとって自然ではない人間のような振る舞いをさせられている猿を見ることがよくありますよね。これは一見面白いかもしれませんが。その裏には暗い現実があります。

人間化されている動物、すなわち自転車に乗ったりタバコを吸ったりするなどの不自然な行動をする動物を見ることがあります。また、これには自然界の動きを人間が解釈している方法で振舞わせることも含みます。

すでに触れたように、ペットとしての猿はとても苦しんでいます。猿は母親にとても頼る動物だからです。残念なことに、若い猿がペットにされるために母親の元から奪われています。これが以下の画像にあるような例です。

人が猿をペットやテレビのパフォーマーとして飼うとき、野生にいる時と同じように振舞ってほしいと思う人はいません。それは危険だからです。なので、服を着ている猿を見ると、その猿は人間化され、訓練されているということがわかるのです。

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猿の偽の笑顔

動物の苦しみを示しているものは他にもあります。多くの霊長類が顔の表情を通してコミュニケーションをとりますが、その意味は人間のものとは異なります。

人間にとって笑うことはいいことですが、猿が歯を見せるのは恐怖の表れです。猿は怖恐怖を感じると、主な武器である歯を見せるのです。

猿が服を着て人間のようにふるまっている時、それは恐怖を表現していることが多いのです。面白い人間のように見えるかもしれませんが、こういった猿は実は恐怖や虐待を使ってトレーニングされているのです。

動物を怖く見せたいときの方法は一つしかありません。実際、映画に出ている霊長類の大半がこのような振る舞いを見せています。

霊長類を人間化した結果

人間化するために動物を母親から離すことには、さまざまな影響があります。なぜなら、人間からオマキザルまで、あらゆる霊長類に存在する母親と子どもの間には強い関係があるからです。

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ですので、こういった動物をペットとして、あるいは映画のために使うことは、虐待されて愛情を受けたことのない孤児が経験するのと似たような心理的問題を引き起こすのです。こういった動物は同じ種の大きなグループの中で生きなければならない野生動物なのです。

しかし、あまりよく知られていない影響もあります。例えば、服を着せられた猿やペットにされている猿の画像をリポストすると、こういった動物の違法売買率を高めてしまうのです。そして、それがこういった動物を絶滅の危機に追いやっています。

スローロリス

最もよく知られているケースの一つがスローロリスです。これはペットとしての動画がユーチューブに上がっているために、自然の生息地からどんどん捕らえられている毒を持った哺乳類です。

野生の行動の人間化のケースを動画から見ることができるので、これはとてもいい例です。人間にくすぐられてスローロリスが腕を上げる様子が映っています。しかし、これは彼らの防御メカニズムなのです。彼らの毒を出す腺が肘にあるからです。

動物をペットとして飼ったりエンターテイメント産業で使うことはたくさんの権威によって批判されてきました。最もよく知られているものの一つはジェーン・グドールで、彼女は数多くのチンパンジーやその他の動物を助け出し、自分の霊長類の楽園に保護してきた人です。彼女はこういった画像をソーシャルメディアでシェアするのをやめるよう、人々に個人的に呼びかけています。