愛犬がヘビに噛まれてちゃった!そんな時にすべきことは?
うちの愛犬に限ってそんなことはないと思っていても、田舎に住んでいたり犬と山でハイキングをしたりする場合、ヘビに噛まれることは比較的起こりやすいです。毎年、15,000匹の犬が蛇に噛まれています。愛犬が蛇に噛まれてしまったら、症状に注意を払い、以下の手順に従ってください。
田舎に住んでいる、あるいは山で犬と一緒に遊ぶ場合、上記のような状況に陥ることがあります。そう頻繁に起こることではないかもしれませんが、十分に起こり得ることでもあります。愛犬がヘビに噛まれてしまったらどうしたらいいか、見てみましょう。
ピンとこないかもしれませんが、実際に毎年15,000匹の犬がヘビに噛まれているという統計もあります。これは、動くものを追い掛けまわすという犬の本能に大きく関係しています。そして、ヘビに忍耐力があまりないことは言わずと知れたことです。
犬がヘビに噛まれたときに見られる症状
愛犬がヘビに噛まれたと気が付く場合もあれば、気が付かない場合もあります。そのため、次のような症状を知っておくことが重要です。
このような症状は、通常噛まれて数秒で現れるため迅速に行動する必要があります。では、愛犬がヘビに噛まれてしまったらどうしたらいいのでしょうか。
合わせて読みたい『小さな女の子をガラガラ蛇から守った犬』
愛犬が蛇に噛まれてしまったら
次のポイントの通りにしましょう。
- 落ち着く。あなたが不安な行動をとることで愛犬も不安になってしまい、結果として何も良いことは起きません。あたふたすることで適切に対処ができなくなり、愛犬はあなたに触れられるのを拒否するでしょう。
- 噛まれた箇所を見つける。噛まれた箇所は炎症が起きるため、見つけやすくなります。
- 石鹸と水で洗い流す。アルコールなどの刺激物は使わないようにしましょう。このような状況では、石鹸と水で傷口を洗い流すことで十分です。傷口をこすったり傷口の中を洗ったりはせず、表面だけを洗い流しましょう。
- 愛犬が動き回らないようにする。ヘビに噛まれると多くの場合で心拍数や呼吸数が上昇します。そのため、体を動かしたり動き回ったりしないようにしましょう。こうすることで毒が体内の他の部分に広がりにくくなります。
- 首輪を外す。首の近くを噛まれると腫れることで首輪がきつくなることがあり、呼吸に影響が出る可能性があります。首輪は傷口を洗い流す前など、できるだけ早く外しましょう。
- 噛んだヘビの写真を撮っておく。可能であれば、愛犬を噛んだヘビの写真を撮っておきましょう。獣医が必要な治療法を選ぶ際、大きな手助けになる可能性があるからです。
- 動物病院に行く。この時点では、これ以上愛犬にやってあげられることはありません。直ちに動物病院に連れて行き、獣医に診てもらいましょう。獣医はこのような状況に慣れているため、毒を中和し早い回復を促すすべを知っています。
関連記事『対処法教えて!庭に蛇が出た時はどうしたらいいの?』
してはいけないこと
この記事に載っていないことはしないでください。映画でよく見る、あるいは人から聞いた対処法があるかもしれませんが、次のようなことは絶対にしてはいけません。
- 止血帯を巻く。危害を加える可能性があるため、獣医や専門家のみが行うべき行為です。
- 傷口から毒を吸い出す。これは愛犬を助けるどころか、自分をも危険にさらすことになります。
国によって生息しているヘビの種類は異なり、毒をもたない種類もいます。毒をもたないヘビに噛まれた場合、愛犬は痛みを感じるだけです。
この場合、注意点は多くはありませんが念のため動物病院には連れて行くようにしましょう。迅速な対応を知っておくなど備えておくことは愛犬の命を救うことにつながります。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。