シニア犬に多い3つの病気や症状について見てみよう

シニア犬は家族の生活の大きな一部です。シニア犬に愛と思いやりを持って接することは、犬の毎日を快適なものにする手助けになります。
シニア犬に多い3つの病気や症状について見てみよう

によって書かれた Alberto Fuentes

最後の更新: 20 3月, 2023

犬の老いは人間の老いと大きく変わりません。年をとるにつれ、体にあらゆる変化が起きます。そのため、毎日のルーチンだけでなく、時には性格の変化が見られることもあります。

 

シニア犬の身体的変化

年と共に起こる一般的な身体的変化を理解することで愛犬が必要としているものを正確に把握しやすくなります。ニーズを理解してあげることで食事、ケア、運動のルーチンといったことを調整しやすくなります。犬が人間にもたらしてくれる幸せを考えれば、せめてこの程度のことは恩返しとしてやってあげたいものですね。

1.関節痛

犬は大人になっても子犬のころの活力とエネルギーを持ち合わせています。犬の老いは人間ほど緩やかなプロセスではありません。実際、犬の老いは遅いものですが、一度老いがやってくるとあっという間に変化が起きます。

合わせて読みたい『シニア犬に必要な栄養素とは?

シニア犬に最も多い問題の一つは変形性関節症です。これは関節の軟骨に起きるリウマチ性疾患で、こわばりや関節痛を引き起こし、関節が動かなくなることもあります。その結果、かつてほど素早く機敏に動けなくなってしまうのです。

変形性関節症は関節嚢の摩耗などが引き金となるため、太りすぎの犬や強度の高い運動をたくさん行ってきた犬に多く見られます。これにより、骨と骨が擦れて痛みが引き起こされます。

変形性関節症の犬は散歩の際、通常のペースでは歩けなくなります。場合によっては痛みがあまりにも強いため、散歩に行きたがらないこともあります。また、体の動かし方にも変化が見られるかもしれません。歩くとき、以前とは違い、ぎこちなく不自然な歩き方になることがあります。これは階段の上り下りでより目立ちます。

関節痛に対する一番良い方法は、真逆と感じるかもしれませんが、健康でいるためにも適度な運動を続けることです。また、関節に不要な負担をかけないためにも体重管理をしっかりと管理することも重要です。

2.シニア犬心臓疾患

シニア犬に多い病気に心臓疾患も挙げられます。通常は、長年にわたって変化を最も受ける可能性が高い心臓の弁に関連しています。これは、体内に血液を効率的に送り出すことができないことを意味し、多くの深刻な病気に繋がる可能性があります。

心臓マッサージ シニア犬 病気 

心房から心室へ送り出される血液の流れは、弁が適切に機能していないと非効率的になり、時間の経過と共に犬にとっては致命的となる心不全を引き起こすこともあります。

心臓疾患を早期に発見するには、獣医は心拍数が異常に高くないかを確認します。弁が効率よく機能していない場合、心臓は通常より速く拍動することで血液の流れを正常に保とうとするために心拍数の増加が起きます。

このような疾患は、資格のある獣医でないと見つけるのは困難です。そのため、愛犬が年をとり始めたら定期健診を受けるようにしましょう。

3.シニア犬と虫歯

虫歯もシニア犬に多い問題です。人間のように犬も加齢と共に歯に関する問題が出てくるため、痛みが出る前に出来る限りのことを行っておくことが重要です。

虫歯 シニア犬 病気 

犬が一生を通して食べてきた食べものは、年をとるにつれ歯に現れてきます。たとえば、ウェットフードをよく食べる犬は、プラークの蓄積が増えることがよくあります。そして、これは長期的には感染症を引き起こし、歯が抜けてしまう可能性もあります。

歯石や歯垢が多く溜まると歯肉炎など一連の問題を引き起こし、お口全体の問題にもつながりかねません。そして、これにより感染症など深刻な病気になってしまう可能性もあります。これを防ぐには、子犬のころから歯のケアを怠らないことが重要です。また、健康的な歯と歯茎のために、栄養価の高いバランスの取れた餌を与えることも大切です。

 


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。