猫のコロニーを見つけた時に正しく餌やりをする方法

野良猫などが集まる猫のコロニーに餌をやる場合、その付近を汚すと近所の人が文句を言うかもしれません。そのため、乾燥した餌を与えるなどの配慮が必要ですが、それ以前に、これ以上コロニーが大きくならないように猫への避妊・去勢手術不を行うことが不可欠です。
猫のコロニーを見つけた時に正しく餌やりをする方法

最後の更新: 26 12月, 2019

猫のコロニーとは、どこにでも見られる猫の集まりです。猫が野良猫として暮らしているのにはいくつかの理由がありますが、避妊・去勢手術が行われていないことや、飼い主が猫を捨てたことなどが原因と考えられます。

猫のコロニーを助けたいと考えるときには、正しい方法で餌をやることが大切です。

猫のコロニーに正しく餌をやる方法

猫のコロニーの大きさを正しくコントロールするためには、避妊・去勢手術を行い、出生率を下げることだと言われています。

猫を別の場所に移動をさせるだけでは、最初の場所に他の猫がコロニーを作るスペースを与えるだけという結果になります。

つまり、猫のコロニーに餌をやるだけでは十分なサポートと言えず、野良猫を助けたいのであれば、避妊・去勢手術を行うなどの獣医師など専門家によるサポートを行うことが大切です。

また近所も人にも、猫に何を与える予定なのかを説明して、近所迷惑にならないように注意することも重要です。

餌を与えるだけではなく、猫と近所の人の生活の両方を尊重しながら、健全な方法で猫のコロニーをサポートすることができるように注意しながら、活動を開始してください。

ここからは注意すべき点についてご説明していきたいと思います。

手作りフードの問題点

野良猫には手作りの餌を与えてはいけません。

手作りの餌を与えるべきではない最初の理由は、手作りが野良猫にとって健康ではないからです。

猫は肉食動物であり、人間の食べ物には穀物(米やパスタなど)、野菜(ピーマン、トマト、人参、ズッキーニ、玉ねぎなど)、マメ科植物(レンズ豆、ヒヨコ豆、豆など)、そして油、塩、そしてスパイスが含まれているからです。

もう一つの理由は、手作りの食べ物が街を汚し、時間の経過とともに不快な臭いを放つだけではなく、害虫や他の生物を引きつけるからです。

手作りの食べ物は、他の虫や動物も食べるようになりますが、猫用の乾燥ペットフードを与えれば、これらの問題を回避することができるでしょう。

猫のコロニーに餌をやる方法:餌と水を与える

野良猫に餌を与えるときは猫の健康と地域の清潔さを維持するという点を考慮してください。猫には乾燥フードを与えるのが最善です。餌が乾燥していれば、悪臭を放ったり汚れや脂で地域を汚すこともありません。

また前述したように、害虫やネズミを引きつけることもなく、こぼれた時にも掃除が簡単です。

猫コロニー えさやり

キャットフードはさまざまな品質と価格の製品が存在しますが、猫の健康に良い自分の予算に合うものを選びましょう。

猫のコロニーに餌をやるために、自分が借金をする必要はありません。近所のシェルターと連携するか、寄付などを募って資金を集める方法もあります。

猫は常に新鮮な水が近くにあることが大切です。特に乾燥フードを食べる時には、水を飲む必要があります。空になるたびに水を足すのではなく、できる限り1日1回水を交換してください。

こちらもご覧ください:野良猫をサポートする方法

掃除が不可欠

猫のコロニーとその付近を清潔に保つことがとても大切です。害虫やネズミの拡散、塵の蓄積、そして臭いや汚れを防ぐためにも掃除が欠かせません。

猫のコロニーを清潔に保つことは、猫の生活の質の向上にも役立ちます。

猫はきれい好きな動物であり、汚れや悪臭のない場所ではより長生きをすると言われています。そして安全な環境に住んでいる猫は、健康問題や感染症を発症するリスクが減るでしょう。

最後に、猫のコロニーの近所の人々を忘れてはいけません。

猫のコロニーが近所にあることを警戒している人が多くいるため、猫のコロニーを清潔に保ち、猫が健康であることを近所の人たちに示す必要があります。

挨拶をする野良猫 猫のコロニー

近所の迷惑にならないためにも、新鮮な食品などが入ったボウルを地面に置かないように気をつけてください。使い捨て容器を使用する場合は、猫が住んでいる地域に捨てずに必ず持ち帰るようにし、絶対にそのまま放置してはいけません。

環境にとって最も良いのが再利用可能なスチール製などの皿を使うことです。猫が食べ終わったら持ち帰り、皿を洗って再び利用することができます。

また、他の動物や子供が餌を間違って口に入れないように、猫だけがわかる場所に食べ物と餌を置くことです。

猫のコロニーの餌やりは、野良猫を助ける最初のステップです。

しかし餌やりだけではなく、コロニーのサイズが大きくならないように、避妊・去勢手術を行うことが大切なのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。