プードルについての豆知識をご紹介!ユニークな特徴を大公開!

今回は魅惑的な犬種、プードルについてご紹介しましょう。
プードルについての豆知識をご紹介!ユニークな特徴を大公開!

最後の更新: 19 1月, 2020

英語では、プードルには「バーボン」という別名があるのをご存知でしたか?他にもカニッシュなどの名前がありますが、おそらくフレンチ・プードルと呼ばれているのは聞いたことがあるでしょう。フランスの国犬ともなっているこの魅惑的な犬種について、まだまだご存知ないことがたくさんあるかもしれません。

1.プードルの原産地はドイツ

 

フランスのイメージが強いですが、プードルの原産地はドイツであり、「プデル」と呼ばれていました。これはドイツ語で「水中でばちゃばちゃと音を立てる」という意味です。

もともとはドイツで猟犬として活躍しており、そのためこのような名前がついたのです。スタンダード・プードルが獲物を取ってくる犬(水の中に落ちたカモを取って戻ってくること)として活躍し始めたのは、少なくとも400年前になります。

2.歴史的には人間の仕事を手伝ってきた

今日、プードルという犬種はエレガントで高級なイメージがありますよね。しかし、もともとは人間の仕事を手伝う犬だったのです。分厚くカールした体毛が体を守ってくれ、素晴らしい泳力と知性のおかげでプードルは今でも優秀な猟犬なのです。

プードルは「甘噛み」をすることができます。つまり、負傷した動物や死んだ動物に傷をつけることなく運んでくることができるということです。フランスではプードルはカニッシュ、あるいは「ダック・ドッグ」として知られています。

3.プードルの特徴的なカットには意味がある

上で述べたように、昔はプードルには猟犬に必要なスキルを持っていました。とても冷たい水の中に飛び込まなければならないことも多かったので、しっかりとした体の保護が必要でした。また、毛皮が濡れすぎると体が重くなりすぎて泳ぎにくくなってしまいます。

プードル 犬種

そのことを考慮に入れて、プードルの飼い主は特定の方法でカットをしていました。典型的なプードルカットは凍えるような冷たい水から重要な部分を守りつつ、泳いでいるときに重くなりすぎないように考えられたものだったのです。

4.プードルは3つのサイズへ

プードルはサイズが3つに分かれた唯一の犬種です。その3つとはスタンダード、ミニチュア、そしてトイプードルです。これはその犬のサイズを表現しているものにすぎず、アメリカンケネルクラブはこれを別の種だとはしていません。

5.有名なアイディタロッド・トレイル犬ぞりレースに出場したスタンダードプードルのチームも

アイディタロッド・トレイル犬ぞりレースは1年に1度行われるイベントで、長距離を犬ぞりで競うものです。レースはアメリカのアラスカで3月に行われます。

1988年に、ジョン・スーター選手がこのレースにプードルと共にエントリーしました。しかし、あまりいい成績を残すことはできなかったようです。カールした毛に雪が絡まり、足が冷たくなり、コースの中のチェックポイントでチームのプードルの多くがリタイアすることになってしまったのです。

これによって、レースの主催者は新しい規則を作りました。シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートなどの寒い国の犬のみに出場資格を与えることにしたのです。これは極端な寒さに適応していない犬の安全を保障するためのものでした。

プードル 犬種

6.プードルの毛は伸び続ける

ほとんどの犬は毛が抜けますが、プードルの毛は伸び続けるだけです。ですので、この犬種は毛を整えるために定期的なカットをしなければなりません。 それがないと、毛がとても絡まってしまうのです。

しかし、その毛の特徴のおかげで、プードルは低アレルギー性で一般的には無臭だと考えられています。

7.プードルはとても知能が高い

プードルは最も知的な犬種の一つです。犬の知能ランキングでは、プードルより高い知能を持っているのはボーダーコリーだけだとされています。

とても知能が高いため、プードルはとてもトレーニングがしやすい犬種です。過去には、サーカスでも活躍していました。14世紀においては、動物の訓練士がプードルにミニチュアの人間の服を着せ、手の込んだシーンを演じさせていたのです。

8.不安や退屈から自分を傷つけてしまうことも

プードルは、強迫的に肉球をかじったりなめたりするといったような問題を起こしてしまいやすい犬種です。 これによって毛が薄くなったり、皮膚がひりひりしたり赤くなったりかゆくなることもあります。

血が出てしまうまで肉球をなめたり噛んだりしてしまうプードルもいます。傷が開いてしまうと、そこから感染症をおこしてさまざまな問題につながる恐れもあります。

プードルがなぜこのようなことをするのかについては様々な理由があります。しかし、最もよくある原因は一般的に不安や退屈なのです。プードルが肉球をなめる傾向がある場合には刺激を増やしてあげることを考えた方がいいでしょう。 遊び時間や散歩の時間を増やしたり、退屈を紛らわせるようなおもちゃを買ったり作ったりしてあげましょう。

 

これでプードルという犬種のユニークな特徴についての知識が深まったかと思います。ほんとうに素晴らしい動物ですよね!


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Mahut, H. (1958). Breed differences in the dog’s emotional behaviour. Canadian Journal of Psychology/Revue canadienne de psychologie, 12(1), 35.
  • Helton, W. S. (2010). Does perceived trainability of dog (Canis lupus familiaris) breeds reflect differences in learning or differences in physical ability?. Behavioural processes, 83(3), 315-323.
  • Goldish, M. (2009). Toy Poodle: Oodles of Fun. Bearport Publishing.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。