アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの違いとは?

2018年12月17日
どちらの犬種もそりを引く北欧の犬ですが、起源・大きさ・目・被毛・性格などに違いがあります。

アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーは、どちらも寒い地域でそりを引き、オオカミのような外見をしています。しかし、この2つの犬種にはいくつかの違いがあります。本記事では、その違いを詳しく見ていきましょう。

 

アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの違いとは?

どちらの犬種も国際畜犬連盟の犬の分類では第5グループに属する北欧のそり犬です。どちらかの犬を飼おうと考えているのであれば、毎日きちんとした運動を必要とし、高温の環境は苦手ということを理解しておきましょう。

一見すると同じような犬に見えますが、次のような違いがこの2つの犬種にはあります。

1.起源

この2つの犬種は、その名前からも起源を想像できると思います。マラミュートは、19世紀末に西アラスカの先住民族イヌイットと暮らしていました。この地域でゴールドラッシュが始まるとマラミュートを飼い始める人が増えました。このことからも、マラミュートは米国とカナダで人気のある犬です。

一方で、ハスキーは極寒の地でひっそりと暮らすチュクチ族の犬でした。チュクチ族にとってこの猟犬と暮らせることは大きな意味を持ち、強さと能力を象徴するハスキーを財産と捉えていました。

2.役割

アラスカン・マラミュートもシベリアン・ハスキーも、最初から猟犬として、そして食料、木、人までも運ぶそり犬として活躍していました。しかし、ハスキーはすぐに他の役割も与えられました。それは、雪の降りしきる寒い夜、女性と子どもを温めて守ることでした。また、スタミナがあるため長距離移動にも使われていました。

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3.大きさ

アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの大きな違いの一つに体のサイズがあります。どちらも大型犬ですが、マラミュートの方が背が高く、ずっしりと重いのです。マラミュートは平均で体高63cm、体重35kgありますが、ハスキーは体高60cm、体重30kgを超えることは通常ありません。

4.目

目に関しては、アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーは明らかに違います。ハスキーは青、または緑色のクールな印象の瞳の色で、虹彩さえ色素が薄いことがあります。マラミュートは黒、または茶色い濃い色の瞳をしています。

ハスキーの特徴

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5.顔

一見、マラミュートの顔はハスキーより大きく角ばっているようですが、どちらの犬種もまるで白い仮面をかぶっているかのように濃い色のラインが顔の輪郭に沿ってあります。あるいは、鼻先よりも濃い色のフードをおでこ周辺にかぶっているかのように見えなくもありません。

耳に関しては、マラミュートの方が付け根部分が幅広く小さい耳であるのに対し、ハスキーの耳は長いのが特徴です。しかし、どちらもピンと尖った三角形の耳をしています。

6.被毛

被毛もこの2つの犬種の違いです。どちらも被毛が2重の構造をしたダブルコートですが、毛色が異なります。(ホワイト、グレー、茶色、黒、赤など)マラミュートの被毛は長く、触ると硬いですが、ハスキーの毛は柔らかく、マラミュートよりも短い毛におおわれています。

アラスカン・マラミュート シベリアン・ハスキー 

7.性格

マラミュートは飼い主とその家族に非常に従順で、一人の人に感情的に依存することはありません。元々は群れの中で生活をしていて、他の動物や人と一緒にいることを好むからです。また、マラミュートは高貴で忠実でもあり、献身的であることでも知られています。子犬の頃からしつけをすることで、与えられたコマンド(命令)に背くことは絶対にありません。

ハスキーは穏やかで愛情深く、人や他の犬と接することが大好きな外交的な性格をしています。初対面の人や慣れない環境に置かれると攻撃的になることもあります。ハスキーは非常に覚えるのが早い賢い犬で、たっぷりの運動と知的好奇心の刺激を必要とするため、アジリティ(障害物競争のようなスポーツ)に最適です。

最後に、健康に関してはアラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーに大きな違いはありません。どちらも股関節形成不全や、白内障といった目の病気になりやすい犬種です。また、暑さには弱く、食べ過ぎや運動不足では肥満になることもあります。