オオカミにそっくりな6つの犬種

· 2018年7月12日
ご存知の通り、犬の祖先はオオカミですので外見的にその名残が大きく残っているワンちゃんもいます。ということで、今回はオオカミとそっくりなワンちゃんをご紹介したいと思います。ちなみに外見的にオオカミと似ている犬が、必ずしもオオカミの遺伝を色濃く受け継いできたという訳ではありません。中には、オオカミとの人工交配の結果生まれたワンちゃんもいるのです。

オオカミに似ているワンちゃん

オオカミと犬は互いに同じ先祖を持っているので、いわば近い親戚のようなものです。何世紀も昔に、とある種族が2つに枝分かれし、一つは野生に、そしてもう一方は人と共存するようになっていったのです。すると、人に飼われたワンちゃん同士でお互いに交尾を繰り返すようになり、今や800もの犬種にまで多様化していったのです。
確かにほとんどの犬は、サイズや鼻面、耳や毛並みなどで明らかにオオカミとは異なって見えますが、中にはオオカミと瓜二つのワンちゃんもいます。さあということで、どんな犬種がオオカミに似ているのかご紹介していきましょう。

1. 狼犬

名前の通り、狼と犬の人工交配によって誕生したワンちゃんですので、家畜改良センター(ブリーディング・センター)の人たちが生み出したという事になります。また狼犬はオオカミの遺伝子の配合率によって、種類がさらに3つに細分化され、それぞれオオカミの遺伝子が49%以下、50-75%の間、75%以上で分けられます。
この「ハイブリッド」動物は多くの国で禁止されていますが、アメリカなどではまだペットとして飼っている人たちもいるようです。ちなみに、彼らは吠えたりしない代わりに、遠吠えをしたり唸ったりするそうです。

2. アラスカン・マラミュート

彼らは現存する最古の犬種の一つで、北極圏では「そり犬」として重宝されてきました。見た目はシベリアンハスキーにとても似ていますが、彼らと違って眼は暗めの色をしています。アラスカン・マラミュートは寒さに強く、高貴かつ誠実で、とても働き者です。また大きく頑丈な体に長い毛皮、そして大きな頭を持っているのが特徴で、性格は大人しめで社交性も高いワンちゃんです

3. タマスカン

タマスカンは今日ご紹介する犬の中では最も長寿なワンちゃんです。というのも、その高い遺伝的純度のおかげで、なんと20年も生きることができるのです。フィンランド発祥のこのワンちゃんは、アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの間で生まれました。
その見た目は圧巻で、近づいて見てみないと犬かオオカミか判別できないほどです。オスの成犬で高さ70cm、重さ40kgぐらいあるとされ、種の誕生からずっと雪の中でソリを引いてきました。

4. チェコスロバキアン・ウルフドッグ

名前からだいたいの見た目も想像できますよね。

これは1955年にジャーマンシェパードとヨーロピアンウルフから作られた犬種で、比較的に新しい種族だと言えます。彼らは、ジャーマンシェパードのような気質や学習能力・精神力に加えて、ヨーロピアンウルフのような忍耐強さや力強さ、そして体格を持ち合わせています。また彼らは、16年程の寿命を持つとされる「ユーラシアオオカミ」と似ており、股関節形成不全になりやすい傾向にあります。

5. シベリアン・ハスキー

「オオカミと似ている犬」の代名詞とも言えるのが彼らです。彼らはとっても大きくて(と言ってもマラミュートよりは小さいですが)、中には高さ60cm、重さ30kgにもなる場合もあります。その分厚い毛皮はロシア北部の厳しい寒さにも耐えることができますが、一方で定期的に抜けた毛をブラッシングで除去してあげないといけません。
また、オオカミと同様に群れで行動することを好み、孤独でいることを嫌います。必ずしも従順な犬とは言えませんが、でもとっても愛情深く、フレンドリーで活発的です。(なので、毎日たくさん運動させてあげなければなりません)
舌を出す三びきのワンちゃん

6. ウトナーガン

ウトナーガンは、ジャーマンシェパードとアラスカン・マラミュート、そしてシベリアンハスキーの混血です。そして発祥地は、正式には認められていないながらも、イギリスだと言われています。ちなみにウトナーガンという名前は、チヌークというアメリカ先住民族に語り継がれて来た伝説に由来しており、「オオカミの精神」を意味しているのです。この犬種もなかなかに大きいですが(高さ76cm、重さ42kg)、子どもとも上手く付き合っていけます。ちなみに寿命はおよそ15年です。
他にも、キミック(Qimmiq)と呼ばれるカナディアン・エスキモー、ジャーマンシェパード、アールース狼犬(オランダ)やサモエド(ロシア)などが、オオカミと似ている犬として挙げられます。
アイキャッチ画像出典: SCMW