猫ちゃんに上手に薬を飲ませる方法とは?
猫ちゃんの飼い主さんで、薬を飲ませようとしたことのある人なら、それがどれほど難しいことかご存知でしょう。猫の性格は頑固なことが多く、獣医に対しては敵意さえ見せます。全力で拒否しようとするでしょう。
猫は鋭い爪やはを持っていますよね。どうすれば引っ掻かれたり噛まれたりせずに、うまく投薬することができるのでしょうか。「いい子だね。」などと優しい言葉を掛けたとしても、恐らく無理でしょう。
今日は、そんな時に使える4つの方法をご紹介します。
猫にうまく薬を飲ませる4つの方法
1. 訓練する
幼い頃からトレーニングをすることで、薬を上手に飲むことができるようになると言う獣医もいます。そうすれば、実際に薬を与える時、大騒動にはならないでしょう。
まず、顔や口元を優しく触られることに慣れさせます。一回の練習時間は短くし、それを定期的に行いましょう。これを行った後はおやつをあげたり撫でてあげるなどし、ポジティブな印象を与えましょう。
これに慣れてきたら、親指と中指で口をそっと開けさせることを始めます。口を開けさせている間に、噛まなくてもよいような小さな食べ物を口に入れます。これを行った後も、おやつをあげたり、撫でてあげるなどしてポジティブな印象を与えます。
あわせて読みたい:ペットのちょっとした健康トラブルに使える自然療法
2. 薬を細かく砕いて食事に混ぜる
錠剤を細かく砕き、食事に混ぜて与える方法もあります。食べ物が薬のにおいを隠してくれるので、気づかれずに投薬することができるでしょう。ですが、薬が何かをわかっている猫に対しては難しいかもしれません。
このテクニックは、あまり効果的ではないかもしれません。食事を全部食べたとしても、正確な薬の摂取量がわからないことがあるのです。また、猫が薬の味に気がつき、食べるのを止めてしまうこともあります。
さらに、細かく砕いてはいけない薬もあります。持続放出性の薬は、砕くと効果が薄れてしまうでしょう。また、中には食べ物と一緒に与えてはいけない薬もあります。空腹時に投与されるタイプのものなどがそうです。
3. 食べ物の中に薬を埋め込む
これは猫に投薬するにはとても効果的な方法です。猫が大好きな食べ物で、噛まなくていいようなものを一口サイズで用意します。その中に薬剤を埋め込みましょう。これを猫の口に入れて飲み込ませます。
これをする前には、手元におやつをいくつか用意しておきましょう。薬を入れたものを与える前後におやつを与えるといいでしょう。
もしかすると、味が違うことに猫が気づいてしまうかもしれません。気づかれた時は、無理強いしないようにしましょう。おそらく何度しても拒否し続けるでしょう。
あわせて読みたい:知っておきたい!正しいペットの飼い方とケアの方法とは?
4. 直接口に押し込む
最後の方法は、薬を直接口に押し込んで、飲み込ませる方法です。どうしてもその薬を飲まなくてはいけない時の強硬手段です。この方法をする場合は、猫が逃げて行かないようにしましょう。
まず最初に、タオルかシーツを用意し、猫を優しく包んであげます。これによって足が包まれ、逃げ出せなくなります。頭部は外に出してあげてください。
次に、投薬をする人の太ももの間に猫を入れて挟みます。猫の顔が下を向くようにします。猫が逃げ出せなくなったら、片手で猫の口を開けます。
もう片方の手を使って、薬を猫の口に入れます。舌の奥の方に入れましょう。手で口を閉じます。これで猫は自然に薬を飲み込むでしょう。
あなたの猫ちゃんは、薬が上手に飲めますか?困った時は、ぜひ今日ご紹介した方法を試してみてくださいね!
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。