野良猫と信頼関係を築くためのポイントってなに?

野良猫に警戒されることはよくあります。特に虐待された野良猫の場合はそうです。しかし、特定のルールを守り、粘り強く接することで野良猫に近付けることができます。
野良猫と信頼関係を築くためのポイントってなに?

最後の更新: 30 11月, 2019

どんな動物であっても野良であれば人間を警戒します。虐待された過去を持つ動物であればなおさらそうです。野良猫と信頼関係を築くには、いくつかのポイントに気を付けて粘り強く接する必要があります。そうるすことで、いずれ家に連れて帰ることもできるでしょう。

野良猫と信頼関係を築くためのポイント

道端で見つけた猫であっても玄関先に突然現れた猫であっても、あなたのことを知らない野良猫はまずはあなたを警戒します。通常、野良猫と信頼関係を築くのは野良犬と信頼関係を築くより難しいと言えますが、信頼を得れば家族として家に迎え入れることもできるのでガッカリすることはありません。

1.適度な距離を保つ

猫が危険な状態にある場合でない限り、猫が安全と思える距離を保つことが最初は大切です。過去の人間とのトラブルから逃げ出す野良猫が多いため、あなたは過去の人間とは違うということを証明することが大切なのです。

適度な距離を保つことが信頼関係を築く最初のステップです。猫が警戒する、鳴く、毛を逆立てるなどの様子が見られる場合、近付きすぎです。近付いていい距離はその手前です。こうすることで徐々にではありますが、あなたに警戒することなく近付くことを許してくれるようになります。

2.餌付けする

これは野良猫と信頼関係を築くのに一番良い方法です。しかし、餌を与える際は覚えておきたいポイントが何点かあります。まず、ツナ缶やウェットフードなど、においが強い餌を選びましょう。この2つは猫の大好物です。

野良猫

餌の入ったボウルや容器を猫の近くに置きその場から離れます。餌に近寄ってくるかを待って見るのはやめましょう。たとえお腹が空いていても、猫はあなたが遠くにいると分かるまで食べ始めることはないでしょう。また、食べ始めたからといって近寄ったり撫でたりしてもいけません。

おすすめは毎日同じ時間に餌をあげ、同じ行動を繰り返すことです。たとえば、ドライフードをあげる際はボウルを振ることであなたの存在を知らせることができます。あるいはウェットフードの場合は、猫の前で袋を開けることで猫の注意を引くことができます。餌を食べているときに近付けるようになるには、このようなことを数週間繰り返すことが必要になるかもしれません。

3.距離を毎回縮めていく

猫が出てきたら、毎回餌をあげることで信頼関係を築くことができます。猫と約3ヤード(約2.7m)の距離を保ちながら猫の周りを歩いてみましょう。急に動くと猫は驚き、振り出しに戻って一からやり直すことになってしまいます。

あなたへの警戒心が弱くなってきたと感じたらおやつや鶏肉、魚などの特別な餌で「釣る」こともできるようになるでしょう。

餌を食べる野良猫

4.心を通わせる

野良猫と信頼関係を築くには、同等として扱うことが必要です。そのため、まずは猫から自分の方へ近寄らせ、足や腕にじゃれてくるのを待ちます。猫はこのようにして自分のフェロモンを物に付けるのです。そして、これは猫が愛情を求めているサインでもあるのです。

もし至近距離まで近づけたら、猫と目を合わせゆっくりとまばたきをしてみてください。信じられないかもしれませんが、こうすることであなたは安全な存在だということを猫に伝えられるのです。

猫は特別な動物です。特に子猫の時から野良として暮らしていたり、虐待された家から逃げ出したりした猫はそうです。諦めずに信頼関係を築くステップを楽しむようにしましょう。

じきに距離を縮めることができるようになります。近付けるようになったら、家に連れて帰る前には動物病院に連れて行き、全身の検査してもらいましょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。