子犬をプールに入れるのは止めた方がいいのはなぜ?
子犬をプールに入れても大丈夫?
家族と一緒にプールで遊ぶのが大好きなワンちゃんも少なくありません。しかし、これが子犬となると本当に大丈夫なのかどうか心配になりますよね?
確かに、生後数ヶ月の子犬にとってプールは危険がいっぱいです。と言うことで、この記事では、子犬がプールで安全に遊びながら、健康に育つ方法をお伝えしましょう。
ワンちゃんはみんなプールが好き?
一般的に、ワンちゃんは飼い主と一緒にプールで遊ぶのが好きだと思います。どうやら私たち人間と同様、基本的に水に入ると気持ちが高揚するみたいですね。しかし、水にワンちゃんを入れる際には、まずワンちゃんの健康状態を万全にしておくことが鉄則です。
人間と同様、犬にも好みや性格、備わっている能力は様々です。また水が好きかどうかは犬種とも深い関係があります。
例えばラブラドールやゴールデンレトリバー、ニューファンドランドやウォータードッグは、本能で泳ぐことができます。彼らの生体は長い年月を欠けて、水中での活動ができるような形で進化してきたのです。
その一方で、泳ぐには努力が必要な犬種もいます。短頭タイプの犬種なんかはその例ですね。彼らの鼻は平らになっているので、水中で呼吸するにはテクニックが必要になり、また肺活量も比較的少ない傾向にあります。結果、水泳に限らず長時間の過酷な運動は全般的に苦手です。
とはいえ、犬種や体のサイズ、年齢の違いなどはそんなに大きな問題ではありません。最も大切なのは、性格、健康状態、そしてトレーニングです。これさえクリアできれば、どんなワンちゃんだってプールを満喫することができるのです。
子犬をプールに入れても良い?
生まれたての子犬は、泳ぐどころか自立歩行も難しい状態です。犬は生まれてからゆっくり時間をかけながら徐々に、身体的・認知的・感情的・社会的な発達を遂げ、自立していく動物なのです。
とはいえ、子犬も最初の定期ワクチンや駆虫治療が完了したら、徐々に外に出たり水に入ったりすることができるようになります。つまり、新しい経験に耐えうる強い免疫システムが出来上がったら、ひとまず安心という訳です。
しかし念には念を入れて、子犬をプールに入れる前には一度獣医師さんと相談する方が良いでしょう。動物病院に行けば、その道のプロが愛犬の健康状態をしっかり診断し、その上でプールに入れる時のアドバイスなども教えてくれるでしょう。
子犬とプールを満喫するためのコツ
さて、獣医師さんに相談するだけでなく、自分自身であらゆるリスクに対して用心しておくのに越したことはありません。以下に基本的なアドバイスを記しておきますので、是非愛犬とプール遊びをする際にご活用ください。
愛犬がプールにいるときは目を離さない
仮に犬にも安全なプールに入れているとしても、やはり愛犬が水に入っている際には目を離すべきではないでしょう。もし足が攣ったり肉離れをしてしまったら、どんなに泳ぎ慣れているワンちゃんでも溺れてしまうかもしれません。そうなったら大変ですよね。
と言うことで、オススメの方法としてはスイミングプールでは常にリードをつけておくという方法です。こうすることで、ワンちゃんを自由にプールで遊ばせながらも、異常事態がおきた時にはすぐに助けてあげる事もできます。
水分補給と直射日光
日光に長く当たりすぎると、日焼けだけでなく、下手をすれば皮膚ガンなどの深刻な病気にも繋がります。ペットショップなどに行けば、犬専用の日焼け止め薬などがあると思いますので、夏場プールに入る際には是非つけてあげてください。それと塗る時には、目や鼻には入らないようにご注意を。
と同時に、こまめに水分をあげて、特に暑い日などには日陰での休憩時間も挟みましょう。日差しが強すぎたら脱水症や熱中症になってしまうかもしれません。
プール上がりにはしっかり洗って乾燥させましょう
さて愛犬とプールを満喫したら、最後の大仕事。塩素を落とす為に新鮮な水でしっかり洗ってあげて、その後毛と皮膚をしっかり乾かしてあげましょう。湿気はカビやバクテリア、ダニなどの微生物の温床になります。特に耳周りは危険ですので、細心の注意を払いましょう。
適切な予防処置を行いましょう
先ほどもお伝えした通り、子犬とプールに入る際は適切な対寄生虫・ウイルス治療を受けておくのが鉄則です。しかし、一回だけではいけません。愛犬には、生涯にわたって定期的に予防接種を受けさせましょう。
衛生環境に気をつける
さらに、愛犬と同じ水をシェアする事になる訳ですから、プールの水が綺麗かどうかは大切です。基本的には2,3日おきにプールを掃除して、髪や土などを取り除いておくのがオススメです。また日頃から定期的に愛犬をブラッシングしておく事によって、プール内での抜け毛を減らす事も出来ます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。