カナリアのブリーディング方法を知ろう

2019年2月15日
カナリアのブリーディングは、ヨーロッパやアメリカで火がつき、今や世界中で熱烈なブームとなっており、どんな地域にも1人ぐらいは専門家がいるぐらいでは無いでしょうか。その飼育の簡単さや、限られたスペースでも飼えること、そして比較的お世話にかかるコストが低く済むことなどが注目されています。

カナリアの交配や孵化はカナリア同士の気持ちを尊重して行われなければなりません。ただ、もしあなたのカナリア達が繁殖期に入り、繁殖の意志がありそうなら、どうやって彼らのブリーディングをサポートすれば良いかを知っておいて損はないでしょう。ということで、この記事で少しばかりのアドバイスをご提供できれば幸いです。

カナリアのブリーディング:世界中で熱狂

「カナリア」とはそもそも、金糸雀(Serinus Canaria)に属する鳥達を指す総称です。彼らは基本的に穀物などを食べて生きています。

基本的には小さくて、長細い体に、カラフルで明るい羽を持っています。また、目は小さくまん丸で、小さいトウモロコシのようなクチバシを持っています。

そんなカナリアのブリーディングは、ヨーロッパやアメリカで火がつき、今や世界中で熱烈なブームとなっており、どんな地域にも1人ぐらいは専門家がいてもおかしくありません。その飼育の簡単さや、限られたスペースでも飼えること、そして比較的お世話にかかるコストが低く済むことなどが注目されています。

カナリアの交配から孵化まで

さて、カナリアを交配・孵化させるには、まず惹き合う二羽を引き合わせてあげなければ始まりません。

二羽のカナリア

カナリアの繁殖期は定期的に(季節に合わせて)訪れます。野生の場合は、日が長くて太陽光がたくさん指す春の初めから夏の終わりまでが、その時期に当てはまります。

しかし室内で飼われているカナリアの場合は、ちょうど冬の終わりぐらいが最も良いと言われています。そして交配させると決める前に、しっかりとカナリアの行動や体重、年齢、健康状態などを確認してましょう。

メスは生後6ヶ月で既に性的に成熟しますがオスは9ヶ月かかります。確かに、この時期のカナリアは繁殖能力がとても高いのですが、一般的には生後1年以上になるまで待ってあげるべきだと言われています。

カナリアのブリーディングを安全に行うためには良い食事と健康的な身体が必要不可欠です。また暖かい春を迎える頃には、精神的にも幸せでなくてはなりません。ちなみに、カナリアは通常、繁殖期に入る3ヶ月前には羽が抜け落ちますので、一つの目安として頭に入れておくと良いでしょう。

カナリアの繁殖に最も適している時期

スペインでは、カナリアブリーダーは伝統的にセント・ジョセフの日(3月19日)に、パートナーと交配を行わせています。

止まり木と カナリア ブリーディング

交配の際には、良い環境を整えてあげなくてはいけません。特に家庭で飼っているカナリアの場合は、交配のパートナー同士を引き合わせて、ある意味人工的に発情させないといけないのです。これだけでもおそらく数日間の時間を要するでしょうし、コンディションが悪いと交配が出来ないだけでなく、健康を害してしまう恐れまであります。

どうやってオスとメスが発情期かどうかを知るの?

彼らを手で持ち上げて、尻尾の羽に息を吹きかけて排泄膣を見てみましょう。発情期にいるオスなら、そこに膨らみが見られますし、メスの場合は平らで、排泄膣が開いているはずです。

カナリアの交配:カップルにする

さて、オスとメスの両方が発情期に入っていると分かれば、次は早朝に彼らを引き合わせてあげましょう。

通常、発情期に入っているなら引き合わせて三日以内に交配を行うと思います。それでももし、交配する気配がないようなら少しお節介を焼いてあげます。夜にカナリアがいる部屋の電気をつけてあげるのです。こうすると、交配するチャンスが少し増えます。しかし、照明は強いものではなく、薄明かりにしてあげるのを覚えておいてください。夕暮れを演出するのです。

産卵と巣作り

カナリア達が交配したら、メスは卵を産み落とした時に保管できるよう、巣作りを始めます。ぜひ、生まれてくるヒナの為にもハイクオリティーな人工的な巣を提供してあげましょう。さらにお母さんカナリアには、殺菌消毒済みのヤギの毛をあげてください。それを使ってヒナの為のベッドを作ってくれるでしょう。

さて、そうこうしていると産卵の準備が整います。これは大体が日暮れ後に行われる場合が多いと思います。健康的なカナリアなら毎日日暮れ後に卵を一つづつ産み落とし、合計およそ4~6個になります。

カナリアの孵化

カナリアが卵を産み落としたら、人間の手で孵化を手伝ってあげた方が良いと思います。毎日卵を一つずつお預かりし、巣には代わりに卵サイズの石をおいてあげます。預かった卵は、清潔なコットンを敷いた小さなボックスに入れておきます。そうして、お母さんカナリアが全ての卵を産み落とした後に、一気に元の巣に返してあげるのです。

ちなみに、卵を照明にかざすと中に胚があるか確認することが出来ます。暗くて赤みがかったボール状の影が卵の中心部に見られたら、それが胚です。もし運が良かったら、赤みがかった線が絡まり合って行く様子が見ることも出来ます。それは血管が出来上がっていく様子です。

もう一つカナリアの孵化で面白い点は、全部のヒナが同じタイミングで孵化するということです。なので、ヒナはみんな同じ量の食事を食べることができるのですね。