発情期における雌犬の行動と習性

· 2019年1月2日
全ての動物が異なる発情期を経験するのは確かですが、その中でもある程度心理的・行動的に共通しているものがあります。

犬の生殖サイクルは、人間や他の哺乳類たちとも異なります。例えばメスの犬を飼ってらっしゃるなら、彼女たちは一年に一度か二度発情期に入ることにもなると思いますので、その時の習性や行動を知っておいても損はないでしょう。

 

発情期の雌犬

動物の生殖活動は種によって様々ですが、メス犬の場合は特定のタイミングで性的に成熟するところから始まります。成熟期はサイズや犬種によって異なりますが一般的に小型犬なら生後6~12ヶ月の間に、中型もしくは大型犬なら生後7~13ヶ月に初めて発情期を経験するのが多いと思います。さらに大きな犬なら、もしかしたら生後16ヶ月から2年経たないと発情期を経験しない、なんてこともあるかもしれません。

とにかく、犬が発情期に入ると性的に成熟した合図であり、生殖活動を行うことができるという意味でもあります。しかし獣医師さん曰く、最初の発情期に妊娠してしまうのは好ましくないそうです。というのも、まだ若いので、妊婦さんの体にも負荷がかかりますし、生まれてくる子犬も問題を抱える場合が多いそうなのです。

一般的に犬は半年に一回、つまり一年に二回発情期に入ると言われますが、これはその子の年齢、健康状態、犬種によっても異なります。現に一年に一回しか発情期に入らない雌犬も存在しているようです。

連なって歩く犬

もしメスのワンちゃんが発情期に入ったら、散歩中いつもより多くのオス犬を惹きつけていることに気づくでしょう。これはメスから匂いや尿として発せられるホルモンのせいで、本能的なものです。

これこそが、発情期のメスが近くにいる際にオスが手に負えなくなる理由です。彼らはメスをどこまでも追いかけて、なんとしてでも交尾しようとするのです。中には遠くにいるメスの匂いを嗅ぎつけて家を抜け出すワンちゃんもいるほどです。

一般的な発情期の雌犬による行動

全ての動物が異なる発情期を経験するのは確かですが、その中でもある程度心理的・行動的に共通しているものがあります。また発情期に入っている時はもちろん、発情期に入る前にもその兆候が見られることがあります。

まず生物学的には、発情期に入ったメスは乳首や生殖器が腫れ上がり、出血したりします。犬は自分の体をずっと綺麗に保とうとするので、出血に関しては気付くのがとても難しいかもしれません。

犬を撫でる女性 発情期
出典:www.animalpolitico.com

行動に関しては、その子がどのサイクルに居るかによって異なります

1. 発情前期

この段階ではまだ生殖能力はありませんが、排卵および出血を経験し始め、例えば歩いた後に血液がちょんちょんと落ちていたりすることもあります。特殊なパッドなどを買って、シミにならないよう対策することも可能です。

また、この時期からワンちゃんは外に出ると不安そうにし始めるかもしれません。後々、交尾に似た性行為を経験することになるのですが、今の所はオスに交尾を許すことはないでしょう。

2. 発情期

出血がおさまりまだ妊娠していないのであれば、この「発情」という期間が3~17日間続くのですが、この間にメスはオスに交尾を許すのです。行動にも数日間で明らかな変化が見られ、情熱的になったり、散歩に行きたがったり、活発になったり、時に攻撃的になることもあります

3. 発情間期

発情間期は60日から100日間続きますが、この時期はワンちゃんが含浸しているかどうかによって大きく変わってきます。もししていたら、おそらくこの間に妊娠し、出産し、子犬に母乳をあげたりします。もししていなかったら、またオス犬を拒否しだし、いっぱい食べて、性格も行動も落ち着いてきます。

ここで気をつけておきたいのは、中には発情期にホルモンレベルが過度に上昇したため「想像妊娠」をするワンちゃんもいるということです。これはとても真に迫ったもので、愛犬が妊娠していると勘違いしてしまう飼い主さんも少なくありません。

4. 無発情

これは出産後、もしくは発情間期の後に訪れる期間で、この間は性的活動が抑えられます。他の期間と違って、体に大きな変化が訪れる訳ではないので気づきにくいかもしれませんが、無発情期はおよそ120日間も続き、次の生殖期にまで安静にして力を蓄えておくのです。