犬の散歩のヒント:あなたは上手く散歩できていますか?
散歩は犬にとって必要な活動だけでなく、屋外で運動するチャンスです。本記事では犬と一緒に出掛ける際にあなたにも愛犬にも役立つ情報をご紹介します。
散歩のヒント
犬を散歩に連れて行くことは、犬の健康にも心にも良いことです。しかし、引っ張る、吠える、言うことを聞かないなど、悪夢のようにもなり兼ねません。だからこそ、子犬の頃から他の犬との関わりを持たせ、散歩の仕方を教えることはとても良いことなのです。また、あなたの愛犬は飼い主のあなたの指示に従わなくてはいけなということを理解する必要があります。
以下のアドバイスは、特にあなたの愛犬がまだ子犬であれば非常に役立つはずです。既に何歳かになっている場合は、どっしりと構える必要があります。時間がかかったとしても、犬は成犬になっても新しいことを覚えられます。散歩に行くときは、次のことを覚えておきましょう。
1.リードを使う
家の周りを歩くだけでも、交通が少ない道でも関係ありません。本能を刺激する可能性のある、さまざまな要因から犬は突然怯えたり攻撃的になったりするかもしれません。例えば、車のクラクションや他の犬を見つけると道を横切って走り出す可能性があります。これは本当に危険です。
リードを使っていれば犬の本能的行動もコントロールしやすくなります。愛犬の大きさや力によって、リードと首輪、あるいはハーネスを使いましょう。首輪やハーネスは決してきつく装着していはいけません。犬の首と首輪の隙間は指2本分ぐらいがちょうどいいでしょう。
合わせて読みたい:散歩をもっと快適に:色んなハーネスを試してみよう
2.飼い主の横につかせる
これは上手く散歩をするには不可欠です。初めての散歩のときからあなたの愛犬はあなたと一緒にいることに慣れていく必要があります。左右はどちらでも構いませんが、力が強い方の腕側に犬を歩かせることをおすすめします。
犬が前や横に引っ張るのを防ぐためには、犬を痛めない範囲で可能な限りリードを短く持ちます。飼い主がリードを引っ張ることは、犬がリードを引っ張るのを防ぐテクニックではありますが、あまりおすすめはしません。あなたがリードを引っ張ることで愛犬の喉やお腹(ハーネスを装着の場合)を怪我させてしまうかもしれないからです。
3.明確な指示を与える
犬は飼い主の声を理解し、他の人の声の中からも拾うことができます。しかし、騒音が多い場所や公園を走っている場合、はっきりと聞き取れないこともあるかもしれません。だからこそ、散歩に行くときは基本的なルールを教えることが重要なのです。
例えば、「お座り、おいで、ダメ、待て」などはしっかりと教えておきましょう。なぜ呼ばれたらあなたの所へ来なくてはいけないかを説明する必要はありません。ほとんどの場合、犬はその理由を既に知っていますが、たとえ何があろうと、犬は指示に従うべきなのです。明確な指示は犬にとって理解しやすく従いやすいのです。
合わせて読みたい:首輪とハーネス:あなたの愛犬にはどっちが良い?
もちろん、指示を出すときの声にも注意しましょう。大きく強い声で、しかし叫ぶことや何度も指示を繰り返すことはやめましょう。犬が反応するのに指示は1回、多くても2回で十分です。
4.うまくできたらご褒美を与える
うまくできたらご褒美をあげ、そうでない場合は教えてあげましょう。こうすることで散歩が悪夢のようになることはなくなるでしょう。散歩にはご褒美を持って行き、散歩中に良い行動をしたらご褒美としてそれをあげます。ご褒美が貰えることは、犬にとって良い行動をするモチベーションアップにつながります。
5.冷静に振る舞う
動物は近くにいる人、特に飼い主の緊張、心配、恐れを感じ取ることができます。したがって、犬と一緒に散歩を楽しむためには落ち着いて行動するようにしましょう。こうすれば愛犬も落ち着くだけでなく、あなたも愛犬に明確な指示を与えられるようになります。
ボディーランゲージ、言い方、そしてあなたの呼吸のリズムでさえ犬にどう振る舞うべきなのかのヒントになります。あなたが緊張していると愛犬は危険がないか常に見張ることになるため、あなたの指示に簡単に従えなくなってしまいます。
最後に、ダルメシアンであろうとチワワであろうと、散歩中はうんち袋を忘れないようにしましょう。また、他の犬に対して攻撃的になっていると感じた場合は、マズル(口輪)を付けることもできます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。