犬がおもちゃに執着しすぎないためのヒントとは?

2019年11月8日
おもちゃなど自分の物に執着する傾向を持つ犬種は存在します。中にはおもちゃを取られそうになると過剰に攻撃的になることがあります。

ペットの行動は、子犬の時期に受けたトレーニングやしつけなどの多くの要因によって異なる傾向があります。

自分のおもちゃに対して過剰な執着心を見せる種類の犬は、いつまでも「子犬のように甘えている」場合もあれば、不安障害を発症している場合があります。

今回の記事を読み、犬がおもちゃに執着しすぎないように予防する方法を学びましょう。

おもちゃに執着する理由

犬の習慣を強制的に変えようとする前に、犬がなぜおもちゃに執着するのかという理由を理解することが大切です。

自分の持ち物に執着しがちな犬は、自分のものは何も渡したくはないため、おもちゃで一緒に遊んでいても、飼い主にさえ自分のおもちゃを渡そうとせず、時には攻撃的になる可能性もあります。

おもちゃに過剰に執着する時には、様々な理由が考えられますが、おもちゃに執着するという行動そのものを修正する前に、なぜ執着しているのかという理由を把握して、解消することが大切です。

1. 精神状態が不安定

精神状態が不安定な犬はとても危険なので、この兆候を決して見逃さないように気をつけてください。

犬が恐怖心を感じていたり、脅迫されているような気持ちになっているとき、犬が最初にする反応は攻撃です。

自分のおもちゃを自分のベットなどの「安全な場所」に置いて、誰にも触れさせないようにしているのは、不安定な心理状況を表す明確な兆候です。

そして自分の持ち物であるおもちゃを守るために、自分ができる限りの行動を取るでしょう。

自分のものを失うという恐怖感は、保護された犬などによく見られる行動です。

また子犬を連れて行かれた母犬にも見られますが、比較的多くのおもちゃを与えられていたり、自由な行動ができるペットにも見られます。

2. 遺伝学

信じられないかもしれませんが、おもちゃに夢中になり、時には執着する傾向が強い犬種がいます。

このような遺伝的行動を責めることはできませんが、ゴールデンレトリバー、ジャック・ラッセル・テリア、ロットワイラー、ボーダーコリー、コッカースパニエルなどを飼っている場合は、おもちゃに執着しがちなのは遺伝的要因であることに留意してください。

こちらもご参照を:ゴールデンレトリバーの飼育に関するアドバイス!

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3. ストレスと不安

台風をはじめとして雨が降っている時や雷が鳴っている時、または長時間一人で留守番をしている時、またいつもと違う何かが家の中で起こっている時など、犬が不安やストレスを感じている時には、おもちゃや自分の持っているものに過剰に執着する傾向があります。

この場合は、無理におもちゃを取り上げるのではなく、その原因を取り除くように心がけてください。

こちらからさらに詳しく:分離不安障害を防ぐ方法

おもちゃに夢中になりすぎないためのヒント

ペットの犬は、飼い主の愛情を通じて多くのことを学ぶ小さな子供のような存在だと考えるだけでなく、犬のしつけには一貫した飼い主の努力が必要であることを理解してください。

犬がおもちゃに夢中になりすぎると、飼い主だけでなく周りの人や知らない人に対して、自分の持ち物を守るために唸る、噛む、または攻撃するという行動に出る可能性があります。

状況が悪化する前に、おもちゃに夢中になりすぎないようなトレーニングやしつけを行うようにしてください。

ここからは、犬がおもちゃに執着しすぎないようにするしつけのヒントをご紹介します。

1.「おもちゃをそこに置く」という命令をする

ペットが飼い主からの命令を理解して従うために、その指示は短くてシンプルであるべきです。

「そこに置いて」は、「そのおもちゃをあの場所に置かないといけないよ」よりも短く効果的です。

なかなかおもちゃを離さない時に、犬を追いかけるのではなく、「置いて」と命令し、上手にその場に置くことができたらすぐにご褒美を与えてください。

このしつけを1日数回繰り返すと、「その場に置く」ことが習慣化するでしょう。

2. 飼い主に「おもちゃを渡す」ように命令する

おもちゃなどを床に置くことを学んだら、次の命令は「渡す」ことです。

これは、公園などで犬にボールや棒などを飼い主に渡すのに役立ちますし、持ってきてはいけないものを外で持っている時にも、すぐに離すようになります。

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繰り返しになりますが、「ちょうだい」や「渡して」など、短いフレーズで命令してください。

しつけ教室などで決まっている言葉があれば、それを使いましょう。

上手にできた場合はしっかりと褒め、ご褒美を与えてください。

このしつけを繰り返すことで、おもちゃなどの自分が持っているものを「飼い主に渡す」ことを、前向きな行動として習慣化します。

3. ストレスを感じさせない

犬の習慣や行動を変えるために、飼い主が仕事を辞めたり、出かける予定を変更することは不可能です。

しかし、犬と一緒にいられる時間には、より充実した時間を過ごすように心がけてください。

時間ができた時には、一緒に公園に行ったり近所を散歩するなど、犬の分離不安を和らげるように心がけてください。

飼い主と離れることによって生じる不安感である分離不安は、都市部に住んでいるペットではより一般的ですが、帰宅後の飼い主の行動により、落ち着く傾向があります。

また、台風の時期など、犬がストレスを感じている時におもちゃに執着している場合は、無理やりしつけを行おうとせず、天気の良い日や犬の機嫌が良い時に行いましょう。

台風や雷などの不安や恐怖からおもちゃに執着している場合におもちゃを取り上げようとすると、天候への恐怖心とおもちゃを奪われる恐怖心が関連づけられてしまうことになります。