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愛猫がソファーに乗らないようにする方法

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特に飼って間もない子猫に対しては、積極的にソファーに乗せようとはしない方が良いと思います。そもそもネコがソファーに乗るのは、居心地を求めてのことです。ちゃんとしたベッドを用意してあげるだけで、ソファーと同じような居心地を提供できます。
愛猫がソファーに乗らないようにする方法
最後の更新: 05 3月, 2019

ネコは家具によじ登るのが大好きですよね。家中を見渡せる場所をぶんどって、そこで一眠りします。そんなやんちゃなネコちゃんですが、衛生上の理由からソファーやベッドには上らせたくない飼い主さんもいますよね。

ネコって訓練できるの?

残念なことに、ネコはトレーニングできないと思っている方がとっても多いようです。でもネコは非常に知的で感覚的にも優れた動物です。トレーニング出来ないなんてことはないですし、少なくともお家の基本的なルールを学習する能力はあります

ですが一方で、ネコは独立志向が強く、また一言でネコと言ってもそれぞれ強い個性を持っています。つまりルールを学べるからとはいえ、それに従うかどうかは別の話です。ここで重要なのは、ネコの世界に合わせたトレーニングを行うということです

犬や猫はそれぞれ違う方法で情報を認知し、解読し、それぞれ違う方法で表現します。つまり犬と同じやり方でネコをトレーニングしようとしても上手くいかないのです。

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子どもへの教育に「絶対的な正解」が無いのと同じで、ペットのトレーニングにも様々な方法があるので、こうすれば良い!と断言することが出来ません。しかしそれでも、ネコという種族の特徴、そして愛猫特有の特徴などに沿って、教科書の知識を適応・応用して行くことは可能なはずです。

ネコちゃんにはソファーに乗って欲しくない?

もし愛猫がソファーに乗るのを阻止したいなら、まずは誤解を与えかねないしつけをやめなくてはなりません。例えば子猫を飼い始めた時は「まあ子猫だし」と、彼らの好きに行動させてしまいがちですが、残念ながら、これではこの子は大きくなってもこのままです。

ソファーに乗っても止めなかったら、当然ネコちゃんとしては「これはOKなこと」と思っている訳ですから、この先ずっとソファーに登り続け、いずれそれが習慣となります。習慣は時間が経てば経つほど、直すのが難しくなります。

ということで、ネコちゃんが家に来た初日からトレーニングを始めましょう。ソファーやベッドに乗せたく無いなら、それが習慣化してしまう前に対処するのです。愛らしい子猫に「ダメ!」と言うのは残酷だと感じるかもしれませんが、でも必要なのです。

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ネコをソファーに乗せないようにするコツ

居心地の良いベッドを提供する

ネコがソファーによじ登る理由の一つは、居心地が良くて暖かい場所を求めてるからです。言い換えると、愛猫に居心地が良くて暖かいベッドやクッションをあげると、そこに移ってくれるという寸法ですまた段ボール箱を用意して、そこにブランケットを敷いてオモチャを置いておいてあげると、そこもネコちゃんにとって心地よい、隠れ家的な存在になってくれます。

楽しい空間を作る

ネコはストレスや退屈に敏感です。特に子猫は放っておくとダラダラしがちで、身体的・精神的刺激が無い生活を送ってしまいます。それが結局、ベッドやソファー、棚とかカーテンによじ登るという暴挙に繋がってしまうのです。

これを避けるためにまず、オモチャや爪とぎ棒、一緒に運動できるものや、あなたが外出している際に1人で遊んでいられるものなどを用意しておきましょう。楽しい環境は、ストレスや退屈を緩和し、自然と認知能力やお行儀が向上します。

褒めて伸ばす

罰が伴ったトレーニングを行うのは、非効率的です。というより、動物には通用しません。恐れや不安などのネガティブな感情を生むだけで、(もちろん猫も)罰を与える飼い主には従いません。

一方、褒めて伸ばす方法は習慣を身に付けさせたい時には最も安全かつ効率的で、体も心も健康的になります。ということで、ネコをトレーニングする時は、良い行いをした時に目一杯ご褒美をあげましょう。そうすることで自然と学習効率の向上も見込めます。

ご褒美とは言っても、別にオヤツじゃなくても構いません。オモチャをあげてもいいですし、撫でてもいいですし、自家製のご飯をあげても構いません。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。