巡礼の地「グアダルーペ寺院」の野良犬たちについて

2019年9月9日
グアダルーペ寺院は、聖母マリア信仰として世界で2番目に訪れる人の多い場所です。

毎年12月12日、メキシコのグアダルーペ寺院には多くの信者が巡礼に訪れます。中には犬を連れてくる者もいますし、餌が欲しくて途中から巡礼者に付いてくる犬もいます。そのため、グアダルーペ寺院には多くの野良犬がいるのが現状です。

今日は、そんなグアダルーペ寺院の野良犬についてお話ししましょう。

グアダルーペ寺院に野良犬がいるのはなぜ?

グアダルーペ 寺院 野良犬

この日は、1531年、グアダルーペに住んでいたインディオ、フアン・ディエゴの前に聖母マリアが現れたことを記念する日で、メキシコの首都の北部にあるこのテペヤックの丘を目指して各地から非常に多くの人が訪れます。

ですが、残念なことに多くの人が飼い犬と共に訪れたり、途中で付いてきた野良犬もたくさんいるのです。そして信者がバスなどでこの地を立ち去った後、残される犬が多いのです。

ペットの権利を守る組織は何かしらアクションを起こすべきではないでしょうか。実は、実際に動き出している団体があります。メキシコ動物権利協会(Amedea)は、こういった犬たちの多くを保護し、寺院近くのシェルターへと一時的に移動させています。

シェルターでは、職員が連れてこられた犬の世話をし、去勢・不妊を行っています。そして、第2の家を与えらえ、新しい生活を始める日を待ちわびているのです。

 

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「巡礼の地」の犬たちの永住地

今年度、動物愛護の活動家たちはグアダルーペ寺院の権威にも介入するよう願い出ました巡礼者たちに、この現状を伝え、問題をこれ以上大きくしないよう働きかけるよう依頼したのです。巡礼者には犬がついて来させないように願い出たのです。

どうして犬がついてくるのかというと、途中で食べ物を与えるからです。

一方、メキシコ動物権利協会(Amedea)のボランティアは、可能である限り、メキシコシティーの南西、アフスコ地域に犬たちを送るよう願い出ています

これは、グアダルーペ寺院で見捨てられた野良犬たちに永住のシェルターを与えるという考えです。さらに、様々な虐待を受け被害に遭った他の動物も受け入れるとしています。

 

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最初に保護された犬、ディエゴ

最近の巡礼で、最初に保護された犬は聖フアン・ディエゴにちなんでディエゴという名を与えられました。

メキシコの言い伝えとバチカンからの情報に基づくと、テペヤックの丘の上のフアン・ディエゴの前に聖母マリアが4回”現れた”ということです。そして5度目、おそらく聖母マリアは彼の叔父であるフアン・ベルナディーノの前に現れたと考えられています。

これは1531年のことです。テノチティトランがスペイン人征服者の手に落ちた10年後のことです。

 

本当のクリスチャン精神を求めて

グアダルーペ 寺院 野良犬

サンタマリア・デ・グアダルーペ広場は1974年〜1976年の間に作られました。16世紀に行われた最初の工事の後、基礎が崩れ不安定になっていたのです。

建築家ペドロ・ラミレス・バスケスは寺院の丸いデザインを考えました。結果として、寺院の何処からもグアダルーペの聖母の像が見えます。中は1万人もの人が入ることができます。

グアダルーペ寺院は、聖母マリア信仰として世界で2番目に訪れる人の多い場所です。1番はサンぺドロ寺院です。およそ2000万人の信者が毎年この聖地を訪れます。その半数はグアダルーペのマリアを祝う当日、またはその付近の日に訪れています。

グアダルーペを訪れる人たちがまた、このかわいそうな野良犬たちに対しても少し考えてくれれば素敵ですね。犬も神が創造された生き物の一つなのですから。

写真提供:www.excelsior.com.mx