美しくてスマートなホワイトスイスシェパードについて

· 2019年5月13日
2011年まで認められていない犬種だったホワイトスイスシェパードは、活発で働き者の中型サイズの犬で、しつけや訓練がとても簡単な犬種です。

ジャーマンシェパードのアルビノ種に見えるかもしれませんが、ホワイトスイスシェパードの個性的な毛色は遺伝的な突然変異種ではありません。

ジャーマンシェパードを作り出す際の交配に使われたと言われるホワイトスイスシェパードは、その美しさに加えてとても賢いことでも知られています。

ホワイトスイスシェパードの歴史

ホワイトスイスシェパードは、長い間ジャーマンシェパードの「白い種類」と考えられていましたが、実はジャーマンシェパードよりもその歴史は古いことが証明されています。

最初のホワイトスイスシェパードは、19世紀の初めに現れたという証拠が残っていますが、その場所はスイスではなくドイツの北部でした。その後、スイスがこの犬種を認めて正式に登録されました。

この犬種は、1970年代にカナダに持ち込まれ北米で多くの人気を博しました。そしてジャーマンシェパードとは異なることが認められたあと、ヨーロッパに戻ってきたのです。

実際に、この犬種の価値を下げようと、ジャーマンシェパードの劣性遺伝だと主張する人もいましたが、様々な調査により、ホワイトスイスシェパードのDNAが、ジャーマンシェパードを作り出す時に使われたという事実を否定することはできませんでした。

子犬と一緒に

そして2011年にようやく、FCI(国際畜犬連盟)は、ホワイトスイスシェパードを犬種として認めました。

しかしこの犬種が公式に認められるためには長い年月がかかり、それまでの間に愛好家たちは多くの努力をしてきました。

ホワイトスイスシェパードの特徴

ホワイトスイスシェパードは、中型の犬種に分類されます。オスは60〜66 cm、メスは55〜60cmになり、体重はオスの理想体重が30〜40kgであるのに対して、メスは25〜30kgです。

そのため、中型の筋肉質ながっしりとした犬である場合もあれば、細身でスレンダーなスタイルのタイプになることもあります。

体型は長方形のようで、背中の方が横幅よりもやや長くなることに比例して、鼻は頭蓋骨よりも長いため、頭は長方形です。

その瞳は濃い色をしていますが、アルビノ種が生まれる場合にはピンクがかった目になります。

くつろぐ ホワイトスイスシェパード

毛皮は完全に白ですが、毛の長さはミディアムとロングの2種があります。

どちらの場合も、毛は二層になっており、最下層は緻密で硬いのに対し、外層は絹のようで滑らかです。

顔、耳、そして彼らの足の全面の毛はより短くなっています。

尻尾はサーベルのような形をしており、休んでいるときは低い位置にありますが、まっすぐでわずかに曲がっています。

警戒している時は尻尾が上に上がりますが、背中の位置よりは高く上がりません。

こちらもご参考に:愛犬の毛が抜けてきた時はどうすればいいの?

ホワイトスイスシェパードの行動

ホワイトスイスシェパードの行動はジャーマンシェパードに似ており、警戒心が強い活発で、素晴らしい仲間となるだけでなくとても働き者です。

敏捷性と知性を兼ね備えているホワイトスイスシェバードは、アジリティーなど犬の競技会で良い成績を収める可能性があります。

警戒心の強い犬ですが、とても訓練がしやすく学ぶのが早い犬種です。

こちらもご覧ください:犬をトレーニングする際に犯しがちな間違いとは?

走る ホワイトスイスシェパード

学習力の高い犬種なので、その知能を向上させるために、適切なトレーニングを行いましょう。

昔ながらの暴力を使ったしつけは決して行わないでください。

健康とお世話の方法

同サイズの犬や他のシェパード種によくみられる胃捻転、肘または股関節形成不全、そして心臓病などの遺伝性疾患にかかりやすいことに加えて、食物アレルギーや皮膚炎を発症する可能性も高い犬種です。

毛の長い犬なので、皮膚の問題を予防しながら抜け毛を取り除くために週2回以上ブラッシングをしてください。

二層になっている毛は暑さに耐えられないように見えますが、2層になっていることで空気の層を作り出すため、無理に毛を刈る必要はありません。

ホワイトスイスシェパードの愛好家たちは、ジャーマンシェパードの変異種でなはなく、独自の犬種として正しく認められるためにこれまでに何十年も努力してきましたが、現在では、その美しい見た目と賢さ、そして素晴らしい個性により、多くの人気を博しています。