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ちょっと変わった犬:ポデンコ・カナリオについて

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ポデンコ・カナリオはカナリア諸島を起源とします。伝説によると、この犬の名前からこの諸島にカナリア諸島という名前がついたのであって、その逆ではないそうです。
ちょっと変わった犬:ポデンコ・カナリオについて
最後の更新: 10 5月, 2019

いまや私たちは何百、もしくは何千とあるかもしれない犬の種類を知っています。それぞれがお互いとは異なり、それぞれに特別でユニークな、魅力的な個性があります。その中でもとても特別な血統で、あなたが今まで知らなかったかもしれないポデンコ・カナリオについて今回は詳しくご紹介します。

ポデンコ・カナリオの歴史と特徴

歴史と起源

ポデンコ・カナリオはカナリア諸島を起源とします。伝説によると、この犬の名前からこの諸島にカナリア諸島という名前がついたのであって、その逆ではないそうです。この地域にこの犬が初めから生息していたこと、そして犬歯を意味する言葉(canine)がその証拠です。

この犬種は、スパニッシュ・ペロ・デ・プレサ犬と同様、この諸島に連れてこられたマジョレロ犬とモロシアンハウンド犬の子孫です。このかけ合わせにより、ブルドッグのような大きな犬種を作ることが目的でした。また、モジョレロ犬の敏捷性、度胸、ワーキングドッグとしての能力を持ち合わせることで、ポデンコ・カナリオが生まれたのです。

16世紀の書物に、この血統について触れたものがありますが、当時はまだポデンコ・カナリオは確立された犬種ではなく、認識されていなかったため、その形態学にも一貫性が欠けます。

その後、そのワーキングドッグしての能力のおかげで人気が出始めます。家や家畜などの財産を守る番犬として、そして牛飼いのために使われました。

18世紀になると、カナリア諸島にイギリス人が到来し、闘犬を推奨したため、この犬種は絶滅の危機に接しました。闘犬には体が大きく、力が強く、度胸のある犬が必要ですので、ポデンコ・カナリオはこの全てを兼ね備えていたからです。スペインでの闘犬がやっと禁じられるまでの長い間、闘犬に使われました。

ポデンコ・カナリオの特徴

ポデンコ・カナリオはブルドッグのように大型犬として考えられています。体の長さは常に背丈よりも長く、たくましい体つきをしています。体長は、オスで最大で66センチ、メスで62センチです。体重は、オスで50キロから65キロ、メスで40キロから55キロです。

Some figure

出典:Wikipedia

ポデンコ・カナリオはチョコレートブラウンか、明るい茶色の虎斑もしくは白い色をしています。たくましい頭に、頭の大きさよりは短い鼻先をしています。鼻は顔に近いところでは幅広で、先になるに連れて細くなります。鼻先は黒いことがほとんどです。

顔に関しては、何かを警戒している時にとても特徴のあるシワを額に寄せます。

目は大きすぎず、小さすぎず、大抵の場合が濃い茶色か明るい茶色です。黄色っぽかったりその他の明るい色は、見受けられたことがありません。耳は長く、自然に尖っています。尻尾も長すぎず、短すぎず、歩く時には刀のようにその尾を立てるかも知れません。

ポデンコ・カナリオの性格

ポデンコ・カナリオは自信があり、とてもバランスのとれた犬です守るための本能が、この犬種の主な特徴の一つでしょう。今まで何年もの間、番犬としての役割を果たしてきたことを考えれば理解できることでしょう。

しかし、この本能のおかげで、見知らぬ人には少し距離を置くところがあります。しかし、家族にはとても愛嬌のある犬です。ポデンコ・カナリオは、自分の愛する人たちとの時間を楽しみます。

ポデンコ・カナリオの世話の仕方

体の大きさゆえ、毎日十分な運動をしないまま何年も経過することがあると、関節に問題を生じます。また、毎日の十分な散歩が彼らを健康に保つために必要です。

毛に関していえば、とても硬く、長くはありません。ですから、週に1回のブラッシング、月に1回のお風呂で十分です。

まとめになりますが、ポデンコ・カナリオは大きく、性格の良い犬種です。もし受け入れることを考えているのであれば、社交させる場を与えること、十分なスペースが必要であることを考慮し、また、この大きさの犬はあなたが思う以上の量を食べることがありますので、予算もきちんと考慮しておきましょう。ポデンコ・カナリオは素晴らしいペットになります。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。