犬の心臓に良い4つの健康習慣についてを見てみよう!
犬は人間と同様、特に年老いてくると心臓に問題を抱えることがあります。しかし幸いにも、心臓を出来るだけ健康に保つ為の方法も存在しているのです。
犬種でいうとボクサー犬やプードルは特に心臓疾患になり易い傾向にありますが、とは言え、心臓の病気はどんなワンちゃんにも付きまとっているリスクです。しかも、時には症状が全く見えない場合もあり、早期発見できる保証もありません。
だからこそ、どんな小さなサインも見逃さないという姿勢と、日頃から心臓疾患のリスクを下げる行動を心がけるのが非常に重要となってくるのです。
犬の心臓を健康に保つ4つの習慣
確かに、心臓と遺伝子には深い繋がりがあります。とは言え、肥満などの生活習慣病が原因となる場合もあるのです。今日は、その様に毎日の努力で心臓病のリスクを下げていく方法を4つご紹介したいと思います。
1.食生活
栄養バランスのとれた健康的な食事は、ワンちゃんの一生を幸せにする上で大切なのはもちろん、心臓の健康を大きく左右する要因でもあります。良い食生活を営んでいると、それだけ心臓病のリスクも低下するのです。
例えば、ほとんどのワンちゃんは、加工食品の様な大量生産のご飯を食べていると思います。これ自体は別に悪いわけではありません。この方がプロテインや他の栄養素の摂取量を簡単に把握できますしね。ただ、ドッグフードにはそれぞれ違いがありますので、愛犬にあった商品選びをしないといけません。
加工食品を購入する際には、愛犬の年齢や犬種を考慮して選びたいところです。例えば、若いワンちゃんは老犬に比べて運動量が多い傾向にありますので、老犬の栄養ニーズに沿ったご飯をあげるワケにはいきませんよね。
ここで心臓の健康における鍵を握るのは「動物性タンパク質」です。市販されている加工フードなら、ほとんどが適切な量を提供してくれると思います。
でも、もし愛犬に加工フードを食べさせない主義の方でしたら、チキンや魚、牛肉、豚肉、卵や野菜類(玉ねぎはダメですよ。犬にとって毒です。)などをあげましょう。栄養のとれた食事は、心臓の健康のためには本当に必要不可欠なのです。
また愛犬が摂取する脂肪分もコントロールせねばなりません。脂肪分は、単に体重を増やすだけじゃなく、コレステロール値を左右する成分でもありますので、心臓病のリスクと深い関係にあります。
さらに、もし愛犬がすでに心臓病を患っているのなら、間違いなく塩分摂取を減らした方が良いでしょう。ナトリウムは血圧を上昇させますので、心臓に要らぬ負担を与えてしまうかもしれません。
2.運動
愛犬の体重を健康的に保つ、これは愛犬の心臓を守る行為でもあります。しかし、残念ながらこれは栄養バランスのとれた食事だけでは実現できません。他に必要なこと、それは運動です。犬はみんな、健康になるために毎日走ったり歩いたりすることが必要なのです。
もちろん、運動内容は愛犬の犬種や年齢によっても臨機応変に変更しなければなりません。でもどんな犬種だろうと、何歳だろうと、ある程度の運動は絶対に必要です。愛犬の健康や飼い主との絆を深める意味でも、最低毎日30分は散歩の時間に割きたいところです。
3.定期検診
食事と運動に加え、定期的に愛犬を検診してもらう必要もあります。動物病院に行くと、獣医師さんが体重や脈拍などを測ってくれますし、何か心臓病の兆候がないかも調べてくれるので、行かない手はありません。
その時、例えばもし愛犬が散歩中や遊んでいる最中に激しい息切れをする様になっていたら、自主的に報告しましょう。もちろん、息切れは酸素を含んだ血液を筋肉に運ぶ為の正常な反応ですが、あまりにも過度なら何かあるかもしれません。あと、過度な咳も心臓病のサインかもしれません。
4.愛情
犬は、生きるためにたくさんの愛情を必要としています。撫でてあげたり一緒に遊んだりする、そんな積み重ねが平和で幸せな一生を作り上げていくのです。逆に、孤独な時間が多かったり、飼い主にあまり構ってもらえなかったワンちゃんは、不安症を発症するリスクが増大し、心臓にも負荷がかかります。
さて、今日は愛犬の心臓を健康にする為の4つの健康習慣をご紹介しました。ぜひ、迷ってないですぐご活用ください!
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。