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あなたの犬や猫は大丈夫?死に至る危険な病気について

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これらの病気はたいていの場合特に症状が出ないため、察知するのが難しいものです。病気の中には感染力がとても高いものもあります。
あなたの犬や猫は大丈夫?死に至る危険な病気について
最後の更新: 09 6月, 2019

犬や猫が死に至る病気について知識を持つことは、全てのペットのオーナーにとって重要なことです。最も致命的な病気について知り、その症状に気づき、すぐに獣医に連れていくことができるよう準備を万全にしておきましょう。

犬や猫の死に至る病気

猫の致命的な3つの病気

ネコ白血病

ネコ白血病は、世界中の診断ケースの増加のため、全世界的に流行していると考えられています。これは深刻なウイルス性疾患で、FeLV(ネコ白血病ウィルス)として知られるオンコウイルスによって引き起こされます。すべての年齢の猫が感染する恐れがありますが、若い猫により多いものです。

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FeLVは、感染している動物の血液や体液に触れることから主に広まります。これには猫の唾液、尿、フンなども含まれます。ですので、ノラ猫やネコ科の動物の集団の中で暮らしている猫が、とくにこの病気にかかりやすいのです。

ネコ白血病の主な症状:

  • 呼吸リズムの異変
  • 食欲不振と体重の減少
  • 発熱
  • 体が弱ること
  • 深刻な貧血
  • 口や粘膜に黄色い潰瘍ができること

猫エイズ(ネコ免疫不全)

猫エイズはFIV(ネコ免疫不全ウイルス)と呼ばれるレンチウイルスによってうつるウイルス性の病気です。これは感染している猫の血液に直接触れることで広まります。

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猫エイズの主な症状:

  • 発熱
  • 下痢
  • 歯肉炎
  • 食欲不振と体重の減少

この病気は不妊手術をしていない猫により多く見られます。たいてい性行為や路上でのケンカなどを通して感染します。そして、この病気はあなたの猫の命を深刻に脅かすその他のさまざまな病気の入り口にもなる恐れがあるのです。

腎不全

腎不全は家猫の死因で最もよくあるものです。これは深刻で慢性的な病気で、取り返しのつかない腎臓機能の低下をもたらします。

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この病気は診断するのがとても難しい病気です。腎臓機能の減退には特定の症状が出ないからです。腎臓の細胞が80%以上ダメージを受けて初めて臨床兆候が出ると考えられているのです。

腎不全の主な症状:

  • 水の消費量とおしっこの回数の増加
  • トイレの習慣がなくなること
  • うつ
  • 食欲不振と体重の減少
  • 嘔吐や、粘膜の潰瘍

犬の致命的な3つの病気

パルボウイルス

パルボウイルスは感染する病気で、急性で深刻なウイルス性の病気です。子犬や若い犬に頻繁に起こりますが、全ての年齢の犬に感染の可能性があります。感染の主な経路は、感染している動物のフンに直接触ることです。このウイルスはたいてい消化管の粘膜にはりつきます。そして、このウイルスは増殖し続けます。

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ですので、パルボウイルスの主な症状は以下のような胃腸の問題に似ています:

  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • たいてい血液や粘液を伴う下痢
  • 脱水症状と栄養失調
  • お腹の痛み
  • うつと無気力状態
  • 発熱

犬ジステンパー

ジステンパーは、犬に多い死因の一つです。これは急性でとても感染力のあるウイルス性の病気で、病原体を吸い込むことによって主にうつります。また、生後6か月~12か月の子犬に最も感染しやすいものです。

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犬ジステンパーのウイルスは体の中で急速に増殖するので、細胞や臓器に広がっていきます。そして、脳や皮膚や結合細胞、そして消化器官や呼吸器管の粘膜にも影響します。

 

犬ジステンパーの主な症状:

  • 無気力
  • 発熱
  • 栄養失調と脱水症状
  • 渇いた咳
  • 目や鼻から黄色っぽくべたべたしたものが出ること
  • 嘔吐と下痢
  • 脳炎

胃捻転

胃捻転は犬の伝染性の死因の中で最も多いもので、獣医さんに緊急で行かなければならない事態だと考えられています。この病気は胃の中にガスや液体をたまらせ、胃が縦にねじれてしまうものです。これは犬種や年齢にかかわらず起こるものですが、大型犬により多いようです。

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このねじれ現象の結果、胃が「ブロック」されてしまい、この臓器の血液循環や酸素の供給ができなくなってしまいます。残念ながら、これが起こってしまうとその犬の命を救うことはできません。

胃捻転の最初の症状は、胃の膨張、吐き気、嘔吐、唾液がたくさん出ること、そして落ち着きが無くなることなどです。より進行しているケースでは、歯茎や粘膜の血の気が無くなり、呼吸と鼓動のリズムが速くなります。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。