大型犬のお世話について:飼い主として気をつけること

大型犬には、食事、清潔感、運動、しつけなど特定の分野に関して特に注意が必要です。
大型犬のお世話について:飼い主として気をつけること

最後の更新: 12 2月, 2020

犬にはその色、大きさ、形の多様性からもわかるように、実に様々な犬種がいます。そして当然すべての犬が食事や生活場所、愛情など具体的なニーズを持っています。

しかし、大型犬には特定の分野で気を付けなければならないことがあるのをご存知でしたか?大型犬のお世話をすることは、小型犬のお世話とはある程度異なる部分があるのです。

大型犬のお世話

犬は年齢によって必要なものが変わります。どういうことかというと、例えば子犬と成犬や老犬を比べると、必要な栄養や訓練などが異なります。

子犬の段階は犬の成長、健康や発達の基礎となります。犬の一生の中のこの段階においては、適切な食事を与え、その犬種と年齢にあった十分な運動をさせてあげることが大切になります。

食事

乾燥ドッグフードやウェットタイプのもの、あるいはホームメイドのものを与えるにしても、どんな大型犬にも適切な食事は似通ったものになります。しかしご自身の犬の特別なニーズを考慮に入れることが重要です。あなたが犬に与えているものが犬の年齢や健康にあったものであることを確かめましょう。

犬に必要なものによって、さまざまな食事やドッグフードが市場で売られています。これについて悩んでいる場合には、アドバイスをくれるような専門家もいます。

運動と清潔保持

犬のお世話においてよく見落とされがちですが重要な点に、清潔感があります。清潔感を保つことには、トイレの場所から目や耳のお掃除、歯や爪のお手入れまで含まれます。

大型犬 お世話

また、運動は必要なものであるだけでなく犬の発達において必要不可欠な要素です。十分な運動をすることで余分なエネルギーを消化し、他の犬と触れ合うのに慣れさせることにもなります。

そしてそれぞれの犬種には独特な点や性質があるということも考慮に入れなければなりません。ここでは2つの大型犬について例をとって考えてみましょう。アラスカンマラミュートなどの寒い国の犬種は、スパニッシュ・グレイハウンドのような暖かい気候の犬種と全く同じお世話をすればいいという訳ではないということです。

この2つの犬種について考えてみると、アラスカンマラミュートは犬ぞりに使われる犬でもあります。丈夫で、落ち着いた性格をしており、とても社交的な犬です。その社交性ゆえに、吠えたりうなったりしないので番犬としては向いていないでしょう。

一方でスパニッシュ・グレイハウンドは漁師に欠かせないパートナーです。機敏ですばしっこく、とても強く筋肉質ですが、嗅覚はあまりよくありません。この犬種はイベリア半島に9世紀にアラブ人によってもたらされました。

この2つの犬種の例からわかるように、異なる性質や性格のために、2つの犬種には人と一緒に過ごす時間や運動など、異なる部分において独特のケアが必要なのです。

大型犬のお世話についてさらに気を付けるべきこと

毛皮のケア

異なる大型犬の犬種において考慮した方がいいこととしては、毛皮のケアもあります。例えば、北国の犬種は硬く太い毛皮を持っており、ほとんど毎日ケアしてあげる必要があります。

大型犬 お世話

犬の毛皮のケアに関しては基本的な3つの側面があります。それは良い食事、適切なブラシを使っで頻繁にブラッシングすること(これは犬種によります)、そして毛皮を清潔で柔らかく保つため定期的にお風呂に入れることです。これらの点に注意すれば、犬の毛を健康でつやのある状態にすることができます。

犬を運動させるときの遊び方

大型犬はすべて、有り余るエネルギーを燃やすためにたくさんの運動をしなければなりません。昔は大型犬は異なるタスクを行うための働く犬として使われていました。その役目は様々でしたが、例えば番犬、牧羊犬、そり犬、猟犬などです。

犬のための運動にも様々なものがありますが、毎日長い散歩をしたり、走り回れる公園などの開けた場所に連れて行ってあげることなどがいいでしょう。運動のいいコンビネーションとしては、物を投げて取ってこさせる昔からある遊びと、犬が走って遊べるよおうな運動を組み合わせたものなどがいいでしょう。

犬が走りたいと思えるような遊びはたくさんあります。最もよく知られているのはボール投げやフリスビーでしょう。しかし、他にも選択肢はあります。クリエイティブになって犬のための遊びを考えてあげましょう。可能性は無限大です!

大型犬 お世話

犬が大好きな遊びとしては、棒で遊んだり他の犬と遊んだりすることがあります。また、犬の嗅覚を使わせるかくれんぼなど、犬の感覚を刺激するような遊びもあります。

そして障害物コースなどのようなアジリティもあります。これは飼い主と犬が一緒に楽しく遊びながら運動ができるのでとてもおすすめです。

大型犬のしつけ

これまでお話してきた点、食事や清潔、運動いずれにおいてもいいしつけと合わせて行わなければなりません。犬種が何であれ、成犬になったときに人の言うことが聞けてきちんと振舞えるようになるためには、子犬の頃からしつけが必要です。ですので、しつけやトレーニングは犬の基本的なお世話の一部なのです。

しかし、犬には多くの愛情や注目も必要なのだということを忘れてはいけません。犬はとても忠実な動物で、飼い主から気にかけてもらってなでてもらうのが大好きです。もちろん、だからといってしつけをしなくていいということではありません。愛情としつけは共存できるものなのです。


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