低アレルゲンのドッグフード:効果はホントにある?

2019年11月2日
アレルギーや不耐症など、さまざまな問題が犬に起こることがあります。その解決法の一つが低アレルゲンドッグフードです。

犬の成長に栄養は欠かせない要素です。健康で元気な状態を保つには食事が重要な役割を果たします。しかし、ときに特定の食べ物に良くない反応を起こす犬もいます。食事の中の特定の材料にアレルギーや不耐症などの問題を示すケースもあるのです。それに対する対処法の一つが、低アレルゲンドッグフードです。

低アレルゲン食とは?

低アレルゲンドッグフードとは、犬にさまざまな反応を起こさせてしまうと考えられるものなど問題になりうる特定の食べ物を除いたものです。これらの材料が犬の食事からなくなれば、食べ物からの好ましくない反応を減らすことができます。

しかし、専門家の指導とコントロールが欠かせません。間違った食事制限をしてしまうと、犬の健康にリスクが出てしまいます。実際、そのために食べ物のアレルギーが増えたり、病気になってしまう恐れもあるのです。

専門家が低アレルゲン食を導入する際に従うステップは以下のとおりです:

  1. 食べ物のアレルゲンの特定。
  2. 制限食の開始。
  3. 制限食に飼い主が協力すること。これがとても重要です。
  4. 食事の効果を観察するための病院での再評価。
  5. 悪い反応を起こしている材料を一時的に取り除くこと。十分な時間をおいてから、再導入されることもあります。ケースバイケースなので、これを決断できるのは獣医さんだけです。

低アレルゲンドッグフードを導入するタイミング

低アレルゲンドッグフードや低アレルゲン食は、アレルギーや不耐症がわかってからできるだけ早く取り入れるのが望ましいでしょう。しかし、腸の病気やアトピー性皮膚炎などのさまざまな病気の治療にも勧められています。

原因:食べ物からの悪い反応

食べ物に対する悪い反応は、過敏症などの免疫学的なものが原因の可能性があります。定義するとすると、犬の食事の中の一つあるいはさまざまな材料に対する悪い反応です。

また、これらの反応は免疫学的なものでないこともあります。それが食べ物の不耐症です。この場合、定義は特定の食べ物に対する異常な生理学的反応ということになります。

では、アレルギーや不耐症をよく引き起こす食べ物にはどんなものがあるのでしょうか。ここで心に留めておきたいのは、ドッグフードに含まれる材料のほとんどが過敏な反応を引き起こす恐れのあるものだということです。

これらの材料は犬の食事には欠かせないものなのです。例えばタンパク質、炭水化物、脂質、脂肪分などです。タンパク質の中には糖タンパクと呼ばれるものがあり、これは最もアレルギー反応を起こしているものです。

これらのたんぱく質の主な特徴は、水溶性でありながら酸には耐性があるということです。これはこのたんぱく質の分子量が高く、1万~7万ダルトンあるからです。アレルギーを起こす可能性のあるその他の材料にも、分子量が高い調薬や化学物質があります。

乾燥ドッグフードでも水分の入っているものでも、悪い反応を引き起こす主な原因は牛肉です。実際、過敏反応の80%は牛肉によるものなのです。他の豚肉や馬肉、鶏肉などの肉類や魚や卵などの材料は、15%ほどしかありません。

最後に、大豆や麦などのの穀物や添加物も食べ物の過敏症の原因の5%を占めていることも指摘しておきます。

販売されている低アレルゲンドッグフード

さまざまなブランドが低アレルゲンドッグフードを販売しています。これらはたいてい限られたタンパク源を使用しています。魚やグレインフリーのタンパク質、子牛の肉などのあまり使われていないタンパク質などが含まれます。

低アレルゲン ドッグフード

例えば、Royal Canineというブランドは犬種によって異なる種類の低アレルゲン食を展開しています。例えば10kg以下の小さな犬には、“Hypoallergenic Small Dog HSD 24”という製品を提案しています。

栄養素や材料への不耐症を軽減するのに勧められている製品には、乾燥ドッグフードがあります。この中には、“Hypoallergenic DR 21”や“Hypoallergenic HME 23 Moderate Calorie”などがあります。

乾燥ドッグフード以外にもバラエティに富んだ食事をさせてあげたいという場合には、水分の入ったものもあります。“Hypoallergenic Canine Wet”には加水分解されて分子量が低くなっているタンパク質や、その他の皮膚を強くしてくれる栄養素などが入っています。(訳者注:other nutrients that reinforceとなるべきところがthe reinforceになっています。)

さらに、低アレルゲン食の販売は犬だけを対象にしているだけでなく、キャットフードもあります。猫には“Hypoallergenic DR 25”があります。

低アレルゲン ドッグフード

全ての製品のたんぱく質と炭水化物が選ばれた材料から作られています。例えば分子量の低くなった加水分解されたタンパク質や、脂肪酸(EPA/DHA)、その他消化に良い栄養が含まれています。

獣医さんから提案される可能性のあることとしては、ホームメイドの低アレルゲン食もあります。ホームメイドの低アレルゲン食の場合、魚やさまざまな肉(豚肉、七面鳥、馬など)と米、パスタ、ジャガイモなどです。

結論

それぞれの動物のタイプに合わせて食事を変えることが重要です。それによりそれぞれ独特の特徴がわかります。BARF食事法など、食事法には実にさまざまなものがあります。しかし、必ず獣医さんの指示に従うことが大切です。

最後に、この問題に関してはさまざまな解決方法があります。とはいえ、お店で売られているドッグフードが必ず役に立つとは限りません。ときには、ホームメイドの低アレルゲン食が一番いい場合もあるのです。

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