【カモミールとペット】気になるペットへの薬用効果
より健康的な毎日のために、加工製品をやめて、可能なかぎり自然のものを使おうとする傾向が高まっています。では、ペットにも自然療法は存在するのでしょうか?そこで、今日は優れた薬草、カモミールについてご紹介します。
人間に効く植物が全てペットにも使えるという訳ではありません。例えば、お茶は動物の心拍数を上げてしまい、それが合併症につながる恐れもあります。しかし、カモミールは人間にも動物にも同様に素晴らしい効能があります。
カモミール(Matricaria chamomilla)は最も古くから使われている薬草の一つです。もともとはその強い香りに惹かれたと考えられていますが、人々がカモミールを使い始めると、そのさまざまな性質からその人気はどんどん高まっていったのです。
カモミールの使い道とは?
カモミールは人間にも動物にもさまざまな使用法のある薬草です。その使い道を見てみましょう。
消化器官
カモミールは消化不良や胃の炎症、胃腸内にガスがたまること、または下痢などに効くと言います。
これは最近研究がどんどん行われているアピゲニンが含まれているためです。アピゲニンは多くの薬草に含まれており、健康に幅広い恩恵をもたらしてくれます。
神経と不安
ペットがロケットや車、その他の大きな音に対して緊張しやすかったり、すぐに怖がってしまう場合に、カモミールが役に立つかもしれません。ここでもアピゲニンが活躍し、気持ちを落ち着かせてくれるのです。
皮膚の炎症
ペットが虫刺されやアレルギー、石鹸製品などのために皮膚の炎症に悩まされているのに気づいたら、カモミールを使ってみるといいかもしれません。
カモミールの煎じ薬を作り、湿布のように患部にあてましょう。炎症や痛み、かゆみを和らげてくれますよ。
目
目の炎症や結膜炎がある場合、痛みを和らげ不快感をもたらしているものを取り除くのにカモミールが有効かもしれません。コットンウールにカモミールの煎じ薬を浸し、目の周りに優しくあてましょう。
虫
カモミールを飲むことで腸内の虫を取り除くのに使えることもあります。ただし、これは補完的な治療でしかないので、虫がいる場合には獣医さんに診せてそれに特化した治療を受けさせましょう。
ダニ
カモミールの香りはダニを追い払うのにも役立ちます。(お風呂に入れるときに)カモミールの煎じ薬を体にスプレーしてあげれば、嫌な寄生虫を追い払うことができます。
筋肉痛
ここまで既に様々な効能をご紹介しましたが、カモミールとそれに含まれるアピゲニンには筋肉痛を和らげる効果もあるのです。直接患部に使うことも、口から飲んで使うこともできます。
- 飲むときには、カモミールを煎じたもの(100~125ml)を与えましょう。
- 直接使うときには、コットンウールにしみこませます。
カモミールティーの作り方
袋入りのカモミールはスーパーなどでも売られていますが、薬草を扱うお店で大量に買うこともできます。たくさん買う場合には、乾燥した花を買うといいでしょう。その方が成分を有効活用することができるからです。
上に挙げたような状況を改善してあげるために、カモミールの煎じ薬を作ってみましょう。
- お湯をわかします。
- 沸騰したら、花を入れてフタをします。花が焦げて薬用成分がダメになってしまわないように、火を止めます。
- しばらくそのまま冷まします。
人は普通お茶を熱い状態で飲みますが、ペットの場合は冷たくするかぬるいくらいにしましょう。
ペットに飲ませる時にはハチミツを少し足してもいいでしょう。他のものを足したい場合には、獣医さんにまず相談してからにしましょう。
患部に直接使う場合には、湿布やコットンパッドなどに浸して患部にあてましょう。
注意点
薬草をペットに使う際には、必ず獣医さんと相談しましょう。カモミールはおそらく使っても大丈夫だと言われると思いますが、正しく使うために話を聞く価値はあります。
また、アレルギーがある場合もあるので、まず以下のようなテストを実践しましょう。
- 体に少しつけてみて(つける範囲は小さくしましょう)、反応を見ます。
- 少し煎じ薬を飲ませて、反応を見ます。嘔吐したりその他の問題がないか観察しましょう。
カモミールを飲みすぎると、妊娠している犬には危険になることもあるということも必ず覚えておいてください。服用量には気を付けましょう。
実際、カモミール全体は大量に摂取すると有毒にもなりえます。例えば犬が草むらの中でカモミールを食べすぎたりすると、あとで嘔吐や下痢を起こすかもしれません。
しかし、煎じ薬を使う時には摂取量は少なくなるので、この方がおすすめです。しかし不安や心配事がある場合には必ず獣医さんに相談するようにしましょう。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
Manzanilla, Wikipedia. Recogido a 23 de abril en https://es.wikipedia.org/wiki/Matricaria_recutita
Apigenina, The American Journal of Pathology. Recogido a 23 de abril en https://ajp.amjpathol.org/article/S0002-9440(10)62196-7/fulltext
Tóxica, Dialnet. Recogido a 23 de abril en https://dialnet.unirioja.es/servlet/articulo?codigo=3177054
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。