うさぎが下痢になっちゃった！適切な対処法とは？

うさぎが下痢をした場合、その主な原因は腸内細菌叢の変化です。

うさぎの下痢はあらゆる要因が考えられますが、通常は胃腸系の問題に関連しています。下痢を繰り返さないためには、これらの要因とその対処法を理解することが重要です。

うさぎが下痢をしているかを見分けるにはいくつかの重要ポイントがあります。最も一般的なポイントは、しっぽと肛門に厚く粘性の高い糞が付着しているかです。このような糞は通常の硬さの糞と混じり、大きな糞になることがあります。

そして、排便の量や頻度は増え、排便は1日数回にもなります。排便の頻度が上がると肛門周囲が過剰に刺激され、最終的には脱毛につながることもあるでしょう。

下痢の主な原因

消化菅の問題に最も影響を与える要素の一つは食事です。餌の種類を突然変える、繊維質の摂取量を増やす、または不適切な食べものを摂取すると病気になってしまうことがあります。

一方で、繊維質が不足すると腸の機能低下につながる可能性があります。これは通常、炭水化物を摂りすぎると起きます。干し草が十分に含まれていないペレットベースの餌を食べるうさぎでより多く見られます。

これらはすべて消化管のｐHに変化をもたらします。これにより、食物の発酵と消化を担う腸内細菌叢に変化が起きるのです。

高炭水化物食品の過剰摂取はガスや毒素を作り出す細菌を増やし、軟便につながります。この状況が胃腸や腸のうっ帯を引き起こします。つまり、腸内に閉塞があり、食物の通過を防いでしまうのです。よくある症状には嗜眠（しみん）、食欲不振、脱水などが含まれます。

食事の変化と同様に、うさぎの下痢はストレス、または代謝異常に関連する肝臓や腎臓の基礎疾患が原因のこともあります。

うさぎが下痢をしてしまったときの対処法

普段からほとんど下痢をすることがなく、他の健康上の問題がない場合であれば、食生活を変えることで改善することがほとんどです。これは、与える生の果物や野菜の量を減らすか、まったく与えないということです。同時に、穀物ベースのおやつも与えないようにしましょう。

うさぎの餌は干し草（新鮮なものか市販されているもの）と適量のペレットをミックスしたものが理想的です。栄養バランスのとれたペレットや与える量については獣医に相談してみてください。

また、毛についてしまった糞は取り除いてあげることが重要です。炎症や皮膚感染を防ぐためには清潔に保つことが不可欠です。さらに、軟便にたかるハエはうさぎの皮膚に卵を産み、より深刻な状況を引き起こすこともあるため清潔におくことは重要です。

他の状況では、基礎疾患を治療することが唯一の解決法になるため、食事を変えるだけでは治りません。診断によっては代謝の変化に薬や治療が必要になることもあります。下痢の原因がストレスであれば、それが大きな音であれ運動不足であれ、ストレスの原因を正確に突き止めることが重要です。

うさぎが下痢をしてしまったら迅速な行動が求められます。治療の先延ばしは腸内細菌叢によるダメージの悪化や二次感染に繋がることもあります。