対処法教えて!庭に蛇が出た時はどうしたらいいの?
特に蛇などの爬虫類を含む動物は、春になると活発になります。そのため、この頃になると庭や時には自宅の中に蛇が出ることがあります。
蛇はプールや池などの人工構造物に閉じ込められることがあります。そこで、私たちに求められるのは蛇を恐れることではなく、蛇を助けてあげることです。
事実、蛇は人間にとって危険ではありません。ですから、蛇には注意と敬意をもって行動すればいいのです。
庭に蛇が出たらどうしたらいいの?
まずは冷静に行動することが重要です。蛇は地面から伝わる振動に非常に敏感です。その振動からストレスを感じることがあるため、危険な動物ではなくても注意しましょう。
庭に蛇が出たら、常にどこにいるかが分かるように見失わないようにします。これは蛇が危険だからではなく、蛇をコントロールするためです。こうすることで警察や保護施設などの専門家に蛇の居場所を示すことができます。
合わせて読みたい『サルモネラ中毒と爬虫類の関係性について』
庭の蛇の種類を知る
イベリア半島(※)にいる蛇の多くは無害ですが、有害の種類もあります。このため、毒を持っている蛇かどうかを見てわかるようにしておくといいでしょう。また、獲物に巻き付いて締め付けるタイプの蛇と毒蛇の違いを理解しておくことは特に重要です。 ※このブログはスペインのブログを和訳したものです。
蛇に触れる前にその種類を知っておくようにしましょう。これは蛇を扱う際の危険が種類によって変わってくるからです。
蛇の種類を知るにはソーシャルネットワークで爬虫類学グループを探すことがおすすめです。通常、質問に対して比較的早いレスポンスが期待できます。そして、実際に蛇に触れる前には数人に意見を求めるようにしましょう。
庭に蛇が出たらどこに連絡をすればいいの?
一番は爬虫両生類協会、警察、業者、あるいは地元の保健所に連絡をすることです。もし連絡がとれない上に毒のない蛇だと分かった場合は、自分で対処可能です。
また、蛇を確保するAMUSやGREFAのセンターが近所にあればアドバイスが貰えるため連絡するといいでしょう。
業者に依頼する場合も、作業員が見つけられるように蛇の居場所を見失わないようにしましょう。万が一、自分で蛇を捕まえなくてはいけない場合、棒を使いながら蛇を箱やバケツの中に入れるようにします。
関連記事『ガラパゴス諸島の野生動物を見てみよう!』
そうしたら、茂みや近くの森に逃がしてあげます。それが出来ない場合は業者に依頼しましょう。
これは、蛇の種類をきちんと認識し、蛇が穏やかで危険にさらされている場合のみに行うようにします。蛇は野生生物なので庭に出るのは珍しいことではありません。無害ではありますが、捕まえようとすると攻撃されることもあります。
庭に出た蛇:保護動物
通常であれば蛇は人間を避けたいものです。踏まれた、追い詰められた、あるいは脅威を感じた場合にのみ攻撃します。
また、イベリア半島に住むさまざまな種類の蛇はすべて保護種であるため、攻撃したり、意図的に妨害したりすることは禁止されています。
庭に出る蛇は、無害なモンペリエヘビかラダースネークのことが多いですが、触られると攻撃的になることもあります。
残念ながら、蛇は一部の人に恐れられています。しかし、少なくともヨーロッパなどの地域では人間に実際の危険をもたらさないことを覚えておきましょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。