愛情?忍耐?猫と信頼関係を築く方法が知りたい!
通常、猫は犬よりもゆっくりと学習し、ご褒美への反応も遅いものです。そのため、猫と信頼関係を築くには忍耐が必要になってきます。
猫は呼ばれたり、愛情深く撫でられたりしても知らん顔をすることがあります。猫への愛情の深さや優しい声かけは何の関係もありません。猫は見向きもしない、あるいは微動だにせず、目だけをこちらに向けることもあるのです。
このような行動の裏には猫の自立心の高さもありますが、それに加えてあなたを信頼していないということも関係しています。猫と信頼関係を築くにはどのようにしたらいいのでしょうか。
猫と信頼関係を築く以前に必要になってくるのは、献身と愛の深さと忍耐力です。
猫と信頼関係を築く方法
猫の性格を理解する
犬と比べて猫はゆっくりと物事を覚えます。また、ご褒美に対しての反応もゆっくりであるため、忍耐強く接し、猫を理解することが重要になってきます。
猫は気分屋であるため、無理やり何かをやらせないようにしましょう。その時の自分にとってメリットのないことと判断すると、猫は動きません。また、想像もしない反応をするかもしれません。しつこく要求せず、落ち着いて猫と接することであたなの求める行動を引き出せるようになるでしょう。
猫に安全な場所を与える
猫は、自分があなたの生活にとっては欠かせない存在で、健康と安全に必要な環境が整っていると感じる必要があります。自宅が安全と感じればあなたの横でも安心できます。しかし、このような環境はどのように作り出せばいいのでしょうか。
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猫だけの部屋や場所を作ってあげましょう。そして、猫トイレは、猫が隠れたり周囲に気が付かれないでトイレに行ったりできるよう、プライバシーを確保できる場所に置いてあげます。隠れたい気分で隠れているときは、無理やり出させるようなことをしてはいけません。
棚や上ることができる高い場所を作ってあげることも大切です。そして、これは猫のスペースでもあり家でもあるのです。爪をとげるキャットタワーも高いものを用意し、好きな時に上ることができるようにしておくことで快適に過ごすことができます。
水と餌を与える
当たり前のようですが、水と餌は必ず満たす必要がある基本的なニーズです。水と餌を与えないと、猫ややがてあなたを恨むようになります。
自宅で猫に餌をあげる最初の数回は、食べる直前に優しい声で名前を呼びながら撫でます。こうすることで、快適なことの一つである食べものとあなたの声を関連付けるようになるでしょう。
猫がストレスを感じているときに落ち着かせる
猫は元々、神経質で、好奇心が強く、不信感を抱く動物です。そのため、猫の信頼を得るのには極度のストレスを感じたときに落ち着かせる方法を知っていることが重要です。
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優しい言葉や可愛がることも大切ですが、フェロモン製品を使うことでストレスを和らげることもできます。神経質になりやすい猫の場合、芳香剤に似た香りを嗅がせながら家の中を一周してみてください。そして、猫がお気に入りの場所にこれをこすりつけてことでリラックスしやすくなります。
アイコンタクトをとらないようにする
人間は見つめ合うことを好みますが、猫はこれを反抗的な行動ととらえます。猫が緊張しないよう、先に目をそらすようにしましょう。
メガネをかけている場合、目が大きく見えることを避けるため猫といるときはメガネを外してみてください。メガネは猫を怖がらせるだけでなく、見つめることで猫を遠ざけてしまうかもしれません。
猫と信頼関係を築くにはこのような方法を実践してみてください。少しずつではあっても、猫の方からあなたの愛情を求めて甘えてくるでしょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。