ペットにネズミ！？げっ歯類を飼ってみませんか？

げっ歯類は優しく温厚で知的なため、ペットに最適です。ハムスターやモルモットがそのいい例ですね。ですが、ネズミもまたとてもいいペットになってくれるんです。

ペットとしてのネズミ

ネズミは汚くて病気を持っていると思っている人も多いですが、彼らは実はとても頭がいい動物で、素晴らしい生存能力と適応能力を兼ね備えています。また人間とともに育てばとても大人しくフレンドリーにもなります。

しかし、すべての種が人間と共に暮らせるわけではありません。これは人間によってすでに育てられている数種に限ったことなのです。ですので、人間のペットとして飼われているネズミは、通りや田舎にいるようなネズミとは異なるのです。

ネズミをペットとして飼っている人なら、彼らが小さくフレンドリーで面白いげっ歯類だということをご存知でしょう。しかし、受けるに値しない悪いイメージもつきまとっています。

飼育用のネズミのお世話

ネズミは比較的世話がかからないペットです。必要なのは仲間、基本的なニーズを満たしたケージ、バランスの取れた食事、そして少しの精神的な刺激です。これらを満たしてあげれば、ネズミをハッピーで健康に保つには十分なのです。

ネズミは小さな動物ですが、エネルギーがたくさんあるため大きなケージが必要です。登ったり降りたりできるように何階かに分かれているものが一番いいでしょう。こういったケージなら、家の中のスペースをあまりとることなく、ネズミがたくさん動き回ることができるからです。

ケージの中にはたくさん隠れたり寝たりする場所が必要です。ネズミはその本能から、せまく暗い場所で寝たいと思うのです。ソファや人の膝の上で寝る時にも、隠れる場所を与えてあげましょう。

また、素材も適したものを選びましょう。ネズミはケージの中で用を足すので、質のいい素材のものを選んであげて清潔感を保つことが重要です。掃除が簡単でほこりがたまらず、ネズミの呼吸器系に問題が起こりにくいものがいいでしょう。

ネズミは仲間がいる方がよりよい生活を送ることができます。ネズミは群れで暮らす傾向がある動物なので、2匹以上飼ってあげるといいでしょう。こうすると孤独になることなく一緒に遊ぶ仲間ができます。そうすれば人がかまってあげなくても余分なエネルギーを使うことができます。いいことずくめですね！

また、ネズミは頭のいい動物なので、問題を解決したり新しい芸を覚えたりすることで喜びを感じます。相互作用のあるおもちゃやパズルをケージに入れてあげるといいでしょう。おもちゃが無い場合は、芸や命令を教えてみましょう。ネズミが退屈しないようにするのがとても大切です。

家の中の安全性も欠かせません。ネズミをケージから出して家の中を探検させてもいいですが、安全な環境の中で行わなければなりません。電気のケーブルをかじったりすることがあるので注意しましょう。また、中に隠れて出てこられなくなるような穴や家具の隙間などがないことも確かめておきましょう。

ネズミの健康

飼育用のネズミは一般的に健康的な動物です。しかしその健康や幸福のためには頻繁に獣医さんに診てもらわなければなりません。ペットのネズミの寿命は3～5年ですが、それより長く生きるものもいます。今のところ、ネズミが受けなければならないワクチンはありません。

げっ歯類の健康問題のほとんどは歯に関するものです。彼らの歯はずっと伸び続けます。きちんと歯が削れないと、痛みを伴う問題や消化不良を起こしたり、食事すらできなくなってしまうこともあるのです。

ペットのネズミの食事

ペットのネズミは雑食なので、あらゆる種類の食べ物を食べますが、完全で様々な種類の食べ物が必要です。また新鮮な水も常に飲める状態にしておきましょう。

ネズミに適切な食事を与えるのにベストな方法は、ネズミ用に作られた食事をあげることです。しかし、種ベースのネズミ用フードは避けましょう。また、新鮮な食べ物も手が届くところにいつも置いておきましょう。

果物や野菜については、いろいろな種類のものや新鮮な食べものと混ぜて与えるといいでしょう。ホウレンソウやトマト、ニンジン、ズッキーニなど、お気に入りのものを見つけてあげましょう。また、お米やパン、パスタなどの穀類、そして豆類も与えましょう。動物性タンパク質については、卵やチキン、ラクトースの入っていない新鮮なチーズなどを与えることができます。

ここで触れた食べ物は、動物由来のものを除いて全て生で自然なものでなければなりません。塩、油、香辛料、砂糖、添加物などは避けましょう。食べ物が新鮮であればあるほど、健康にはいいのです。

楽しくて社交的で、愛情深く知的なペットをお探しなら、ネズミはとてもおすすめです。ネズミの知的能力を刺激してあげ、バランスのとれた食事を与え、長い間続く素敵な友情を築きましょう。