「ミナミコアリクイ」の身体的特徴と分類を見てみよう

2019年9月10日
ミナミコアリクイはアリクイ科に属するアリクイの一種です。南アメリカ特有の種で、物を掴むのに適した尾と4本の鈎爪のある前肢を持つ歯の無い小型アリクイとしても知られています。

ミナミコアリクイは南アメリカ固有の種です。主に乾燥した森のような地域やサバンナに暮らしています。英語では”southern tamandua”とも呼ばれています。以下で、このアリクイの生息地、食事、そして生殖習慣など、主な特徴についてたっぷりご紹介していきます。

ミナミコアリクイの身体的特徴と分類

ミナミコアリクイはアリクイ科に属するアリクイの一種です。南アメリカ特有の種で、物を掴むのに適した尾と4本の鈎爪のある前肢を持つ歯の無い小型アリクイとしても知られています。

形態学的には小型のアリクイで、体長は約50センチ~96センチほどです。しっぽが約38センチ~55センチあるので、体長の30~40%を占めます。

体のほとんどがなめらかで太い毛で覆われており、体に密着しています。背中の部分において毛が明らかに多く、そして長いのですが、頭や脚には柔らかく短い毛が生えています。一方でしっぽの先と裏側には毛が生えていません。

毛の色に関しては、生息している場所によって体色に驚くほどさまざまな違いがあります。例えば、ブラジルやベネズエラではほぼ単色で、黒、茶色、ベージュなどのものがいます。

しかしアルゼンチンやパラグアイのものには斑点がたくさん見られます。背中の近くに大きな斑点が見られ、首の付け根からしっぽにかけてもいくつかの斑点が広がっています。これらの色はたいてい黒で、さまざまな場所に見られます。

ミナミコアリクイ

前足には鋭い爪が4本、後ろ足には5本生えています。面白いことに、これらの爪はとても鋭いので、脚の後ろの部分を使って歩かなければならないのです。こうすることで足に刺さって怪我をすることがないようにしています。

ミナミコアリクイにおいて最も特徴的なのは、長い円筒形でカーブを描いている鼻で、直径が鉛筆と同じくらいになっています。その中にはアリクイ全てに典型的な長く突き出た舌が収納されています。

ミナミコアリクイの生息地と食事

たいていは川などの真水の近くで、つる植物がたくさんある場所に住むのを好みます。つる植物はこのアリクイの大きな食料源です。しかし、サバンナや渇いた森林などに適応した種もいます。

食事については、ミナミコアリクイはアリを食べる動物なので、主にアリやシロアリを食べています。食べるものについてはとても慎重かつ選択的です。アマゾンには有毒な種のアリもたくさんいるからです。

加えて、ハチミツも大好きで、ハチを食べることさえあります。また、その地域の果物などで食事を補うこともあります。

ミナミコアリクイ

狩猟テクニックと舌

ミナミコアリクイの狩猟テクニックは、全てのアリクイととても似ています。力強い爪で木の皮に穴をあけ、細くべたべたした舌を入れて木の中のエサを捕えます。

この特別な舌もミナミコアリクイや小型アリクイの特徴です。糊のような役割を果たす粘着力のある物質が舌全体を覆っています。これにより虫は舌に引っ付いて逃げられなくなります。

ミナミコアリクイの繁殖と習慣

ミナミコアリクイは単独で行動する夜行性の動物です。しかし、日中に活動的になることもあります。たいていオスとメスが関わるのは繁殖期だけです。

ミナミコアリクイの繁殖期は秋ですが、メスは1年に複数回繁殖期が訪れます。

繁殖が終わると、メスは120~150日間妊娠期間があり、春に赤ちゃんを1匹生みます。

母親が赤ちゃんの世話をし、常に背中に乗せて運び、独り立ちできるまでエサを与えます。寿命は一般的に8~10年です。