「ベビーシッター犬」として知られていたピットブル

2019年8月3日
現在ピットブルは危険な犬種と一般的に見なされていますが、昔は違いました。なんとピットブルはベビーシッター犬として飼われていた過去を持つ犬なのです。今記事では、なぜそんなピットブルの印象が180度変わってしまったのかを詳しく見ていきます。

現在、「ピットブル」という犬種を聞くだけでネガティブなイメージを持つ人は少なくありません。今では攻撃的な犬として知られるようになってしまいました。

しかし、昔は違いました。ピットブルは長い間、子どもベビーシッター犬として使われてきたことを知る人は非常に少ないのです。

犬の攻撃性や問題行動に関連する問題は、正しい訓練でコントロールが可能です。しかし、すべては犬の性格によります。そして、ピットブルは正にその例に当てはまります。

ピットブルの評判が悪い理由

人間は闘犬で簡単に金儲けをするために、ピットブルの逞しく力強いアゴといった身体的特徴を利用しました。

長い間、残酷な人々は違法でもある闘犬であらゆる犬種を戦わせてきました。人間は目を輝かせて闘いを楽しんで見ていましたが、犬たちは命をかけて戦っていたのです。

そもそもこれこそがピットブルを攻撃的な性格にした原因だったのです。残念ながらこの攻撃的な性格というイメージは今なお変わらず残っています。しかし、ピットブルは本質的に攻撃的な犬ではないのです。

確かに攻撃的になりやすい犬もいますが、これは何世代にも渡って人々がこの犬種について誤った主張をしてきたからです。残念なことに、犬の攻撃性という本能は遺伝します

ピットブルについての他の投稿記事では、飼い主は主に2つのことを基に取り組むべきだと書かれています。それは、その犬がどんなしつけ訓練を受けたか(あるいは受けていないか)、そして飼い主がどんな人であるかということです。しかし、このような有名で残酷な闘犬が行われる前は、ピットブルは評判の良い犬だったということをお伝えする必要があります。実際のところ、ピットブルは“ベビーシッター犬“と昔は見なされていたのでした。

ピットブル

合わせて読みたい『ニコニコ顏のピットブル:ブリンクスのストーリー

 

昔のピットブルはベビーシッター犬

19世紀には、ピットブルは多くの人にベビーシッターとして最高の犬種として知られていました。実際、子どもがいる家庭ではベビーシッターとしてピットブルが飼われていたのでした。

飼われている家庭の社会地位に関わらず、ピットブルは忍耐強く子どもとの相性が最高という評判があったのです。

そして、実は今もこの事実は変わっていません。ピットブルに関しての研究では、ピットブルはゴールデンレトリバーに続いて最も寛大な犬種ということが分かっています。そうです、誰からも愛され盲導犬として活躍する可愛らしいゴールデンレトリバーです。皮肉なことにゴールデンレトリバーは大人気のペットであるのに対し、ピットブルは急ぎ足で避けられる犬種なのです。

ピットブルが今なおベビーシッター犬として使われているという事実は、ピットブルがフレンドリーでおおらかな性格であることの証拠です。非常に友好的で家族向けの忠実な犬種なのです。

ピットブルは自分の命をかけて子ども達を守る寛大で愛らしい犬であるため、親は子どもを一人でピットブルと遊ばせることに何のためらいもありませんでした。

ピットブルという犬種は素晴らしいイメージを持っていたのです。ピットブルは仲間を守り、家族に忠実で周りの人々を守るのです。そして、見知らぬ人であっても全ての人に対して優しいフレンドリーな犬なのです。

上で説明したピットブルを愛する家族が今のピットブルの評判を知ったら、恐らくショックを受けることでしょう。

こちらの記事もどうぞ『ピットブルの育て方について

 

ベビーシッター犬から広く恐れられる犬へ

ピットブルは、ベビーシッターから広く恐れられる犬へと変化を遂げました。しかし、ピットブルに問題があるわけではありません。つまり、ピットブルが攻撃的な行動に出る理由は、通常、犬に十分な知識がないか、飼い主がちゃんとしつけを行えていないからなのです。犬に「十分な知識がない」というのは、ピットブルがきちんとしつけを受けるにはある程度の知識が基礎にあることが必要ということを意味しています。ピットブルという犬種の過去が、今のピットブルにあまり望ましくない特性をもたらしてしまったのです。もちろんその特性を直すことは可能ですが、それにはノウハウが必要になります。

ピットブルのしつけは専門家に任せるか、しっかりとした知識を持って行いましょう。そうしないと、この犬の個性は性格とともに悪いものと化します。

現実では、かつてはベビーシッター犬であったピットブルは、今では危険な可能性のある犬種になってしまいました。実際にスペインのような国では、犬の免許を所持していないとピットブルを飼うことはできません。また、マズル(口輪)は常に携帯し、もちろん保険にも加入する必要があります。

しかし、もしピットブルが大好きで飼うことを検討しているのであれば、専門家に相談し、必要とする訓練を受けさせてあげましょう。そうすることで、優しく忠実で愛情深い犬になり、犬との時間を常に楽しめるようになるでしょう。