犬の毛を染めるという虐待行為に地元警察も介入!

2019年7月1日
毛染め剤に含まれる化学物質による中毒によって死んでしまった犬はたくさんいます。入浴させて毛染めを落とさなかった場合は、さらにその率が高くなるでしょう。

ロシアにあるイジェフスクという街で、ピンク色に染められた野良犬が発見されました。犬の毛を染めるという虐待行為。これは犬の健康に深刻な影響を与えます。この行動は近隣住民によって警察に通報され、犯罪として警察に捜査されています。犬の毛を染めるなんて、一体どんな人間がするのでしょうか?

犬の毛を染めるという虐待行為

イジェフスクでは、野良犬をピンク色に染めた人物を引き続き探しています。このかわいそうな犬の画像はソーシャルネットワークを飛び交いました。ユーザーの多くはこの事実に対して憤慨していて、インターネットを駆け巡る悪質な事件の中でも最悪であるものの一つだと考えています。

複数の海外メディアによると、このかわいそうな犬を発見したのは地元の野生生物活動家でありボランティアであるヴェラ・イヴァノヴァでした。彼女は犬を近くの保護施設に連れて行きました。そこでこの犬は毛染めを取り除き、必要な世話を受けたということです。彼女は、この犬は”奇跡的に”救われたと話しました。おそらく毛染め剤を摂取した後、犬はかなり嘔吐したようですが、現在の健康状態は良好であるということでした。

地元の警察は今現在でもこの犯人を探しています。動物に対する虐待行為として身柄を確保するつもりです。

 

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コロンビアでも似たようなケース

コロンビア西部の街、メデリンでは、青、黄色、赤の国旗色に染められた犬の写真が出回り、非常に多くの人が憤慨するという事件がありました。これはコパ・アメリカでナショナルサッカーチームの試合が行われた時です。

何者かが雑種犬の頭、胴、前足を黄色に染めたのです。お腹と背中は青色に、尻尾と後ろ足は赤色にされてしまいました。画像を見る限り、かわいそうな犬はすっかり怯えているようでした。

Rayaコーポレーション(動物に対する尊敬と保護を目的とする機関)に属するコロンビアの獣医師、カタリーナ・イエペス・メヒア医師は、たとえ有毒性のない、動物向けに販売されている毛染め剤だったとしても、このケースのように使用されるなんて考えられない、と言及しています。

こういった毛染め剤は地元の市場ではなかなか手に入るものではありません。「この犬は身体的なダメージだけでなく、命が危険にさらされている」とメヒア医師は述べました。

 

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犬の毛を染める危険性

こういったニュースを知ると憤慨する人がほとんどかと思いますが、中にはペットの毛を染めることで”利益”を得ている人々がいます。例えば、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリなどの大都市ではこの誤った”流行”が発信されているのです。ペット用に特別に作られた毛染め剤を使わない場合、動物に非常に深刻な害を与えることになるのです。

中国では、より魅力的に見せるために自分のペットである犬や猫の毛を染める飼い主がたくさんいます。パンダのように見せるために飼い犬を白と黒に染めた家族の話は聞いたことがある方も多いでしょう。また、より高額に販売するために動物に毛染めをし、他の種に見えるようにしている販売業者さえいるのです。

多くの場合、こういった時に使われている毛染めは動物にとって毒となります。体の中でも最も敏感な臓器である皮膚は、付いたものを吸収してしまうのです。毛染め剤は真皮に浸透し、体に入り込みます。また、毛染めをされた犬や猫が自分の毛を舐めてしまうと、さらにこの過程は加速します

毛染め剤に含まれる化学物質による中毒によって死んでしまった犬はたくさんいます。入浴させて毛染めを落とさなかった場合は、さらにその率が高くなるでしょう。

また、犬に毛染め剤をつけることはその犬の匂いを消してしまうことになります。これは犬にとって嬉しいことではありません。匂いが自分の存在を認識させ、他の動物との関係を作るからです。人間用のシャンプーを使って洗ったり、香水をふりかけた場合にも同様なトラブルが起こるのです。

犬の毛を染めるという虐待行為。見逃してはいけないと思いませんか?

画像イメージ:entremujeres.clarin.com