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世界の動物保護法について詳しく見てみましょう!

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「世界動物権宣言」が出されてから、私たちのペットへの保護がどんどん多く見られるようになってきました。この記事で、世界のよく知られている動物保護法について見てみましょう!
世界の動物保護法について詳しく見てみましょう!
最後の更新: 21 11月, 2019

1978年、最初の「世界動物権宣言」が宣言されたことで、動物保護は歴史的な一歩を踏み出しました。国際動物権利連盟がこの重要な文書の草案を作成し、より良い動物保護法を作るためにUNESCOの会議でこれを読み上げました。

これにより動物の権利のために多くのことが成し遂げられましたが、もともとは動物にも私たちと全く同じような生きる権利があるという考えを認知してもらうことでした。つまり、人間の行動は動物を扱う方法についての特定の道徳的ガイドラインに従わなければならないということです。それを念頭に置いて、宣言の一部をご紹介します。

″ 人間は、動物と同じように、他の動物を根絶させたり搾取したりする権利を持っていると考えてはならず、その権利を侵してはならない。動物のための両親を働かせなければならないのだ。

全ての動物は配慮され、よく扱われ、人から保護される権利を持っている。”

このUNESCOでの宣言は動物権利運動を1970年代と80年代を分けるものとなりました。簡単に言えば、異なる目標を持った二つの基本的な動きがこの動物の権利宣言から生まれたのです。

より伝統的な動きが国家の動物保護の必要性に集中していたのに対し、新しい動きでは動物の権利への闘争を司法レベルまで持ってくることに焦点を当てていました。

EUの動物福祉:ペットの保護に関する欧州条約

世界動物権利宣言からおよそ10年後、「ペットの保護に関する欧州条約」が締結されました。この動きは、特にEU連合の国々など、世界中に新しい動物保護法作らせるために役立ちました。

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ここでの目標は、多くの動物の生活の質に早急で実践的な改善をもたらすことでした。これは体の一部の切断を禁止したり、狩りなどの余暇活動で動物を使用することへの規制をするなど、さまざまな方法を通して行われました。

欧州条約はペットの飼い主の責任や野良の動物が多すぎることなどに関する公共政策に関して、大きく背中を押すものでもありました。

この条約はまた、州政府が動物虐待や放棄と闘うための確固たる方策を推進することを要求しています。またそうすることで、ペットを責任をもって飼うということを提唱しているのです。

ヨーロッパの国の例:スペイン

スペインでは、野生の動物及び飼われている動物の幸福と権利に関して具体的に規制をしている国の法律は今だにありません。すべての自治地域が動物虐待に対する異なる法令を持っています。各地域が放棄や暴力、身体的あるいは精神的虐待に独自の罰則を設けています。

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とはいったものの、スペインの国の刑法第337条では、以下のようなことをした人に対しては、1年の懲役またはペットを飼うことが禁止されます。

あらゆる方法によってペットを不当に虐待し、以下のような動物の健康を著しく害するような傷を負わせたり、性的に虐待したりした者。

  1. 家畜や飼いならされた動物。
  2. 一般的に買われているあらゆる種類の動物。
  3. 一時的あるいは永久的に人間の管理下で生活する動物。
  4. 野生で生活していない動物。

また、野生動物に関する国の法律もあります。スペインの刑法では、以下のようなことをした人には懲役6ヵ月~2年が課せられます。

法や一般的な認識に反し:

  1. 保護された野生動物を狩ったり、釣ったり、入手したり、保有したり、殺したりすること。
  2. 野生動物のいかなる種、体の一部、あるいはそこからの副産物を取引すること。
  3. 野生動物が繁殖したり移住したりするのを妨げるような活動を行うこと。

アメリカにおける動物保護法

スペインと似ていて、ほとんどの動物保護法は州単位で決めれています。動物福祉についての国の法律は少ししかなく、ほとんどは都市や州に条例の可決がゆだねられています。

主な国の法律としては、1996年の動物福祉法があります。この法律は主に動物園の動物や研究所の動物に関するものです。パピーミルの犬などの商業的に繁殖され販売されている動物など、いくつかのマイナーな規定もあります。

それから、と殺や絶滅危惧種などに関するその他の法律が作られてきましたが、すでに述べたようにほとんどの規制は州レベルで行われています。動物法保護基金のウェブサイトを検索すると、動物保護法に関して優れた州の最上位から最下位までのランキングを見ることができます。

ラテンアメリカにおける動物保護法

1954年、アルゼンチン国民会議が、14,346法を承認しました。この法律は現在でも有効です。アルゼンチンでの動物虐待について定義しているだけでなく、ブエノスアイレスで犬や猫を殺すことを禁止しています。

もちろん法律に従わなかった場合には罰則があります。法律によると、「動物に対して虐待を行った者は、15日間~1年の懲役が科せられる可能性がある。」とされています。

だいぶ時間が経ってから、メキシコシティも国で初めて動物保護法を作りました。この法律に従わないと最大で4年の懲役が科せられます。ペット、野生、家畜に関わらず動物虐待した人に対しては多額の罰金も発生します。

2018年にはコロンビアが動物虐待と動物保護に関する1774法を承認しました。発効後、野生動物、国内外の脊椎動物に対する虐待や暴力が正式に犯罪になりました。12~36ヵ月の懲役が科せられる可能性があります。

 

ご覧の通り、世界のどこに住んでいるかにより、動物保護法は保証されていません。ヨーロッパは重要な一歩を踏み出していますが、世界中ではまだまだ努力が必要です。あなたの国の法律について調べ、自分に何ができるかを考えてみましょう!


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  • http://www.aspac.org.es. Declaración Universal Derechos Animales. Extraído de: http://www.aspac.org.es/protectora/archivo/legislacion/pdf/declaracion_dchos_animales.pdf
  • LEY DE PROTECCION A LOS ANIMALES DE LA CIUDAD DE MÉXICO. 2002. Extraído de: http://www.paot.org.mx/centro/leyes/df/pdf/2018/LEY_PROTECCION_ANIMALES_04_05_2018.pdf

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