【優れた嗅覚を持つ】ポインター犬種についてよく知ろう！

ポインター犬種の多くは、ヨーロッパ原産です。そのため、よく似た起源や特性を持っています。

ポインター犬種

ポインター犬種やその亜種には、たくさんの種類があります。その多くは、19世紀やそれ以前に、狩猟犬として生まれました。今日の記事では、5種類のポインター犬について見ていきましょう。

1.　ジャーマン・ポインター

ポインターの亜種は幾つかあります。もっともよく知られているジャーマン・ショートヘアー・ポインター（上の写真）は、鳥やイノシシを狩るために1800年代に作られました。主な特性は、他の犬種よりも優れた嗅覚、エレガントな見た目、卓越した賢さ、身体的にタフであること、水が大好きなことでしょう。

19世紀の終わりから、ジャーマン・ワイヤーヘアー・ポインターが鳥狩犬（鷹を含む）として使われるようになりました。穏やかで育てやすい犬で、性格も良いでしょう。中型でワイヤーのような毛を持ち、短い尻尾が特徴です。

2.　ワイマラナー

ジャーマン・ワイマラナーもまた、世界でもっとも有名なポインター犬の一種です。狩りに優れ、短くて分厚い茶色の毛をしています。ワイマラナーという名前は、その名の公爵にちなんで付けられました。

あわせて読みたい：あなたの愛犬が優れた猟犬かを見極める方法

ワイマラナーは、生まれた時は青い目をしていますが、生後3ヶ月程経つと、琥珀色の目に変わります。この犬の特徴は、大きくて正面を向いた耳でしょう。エネルギーにあふれ、健康なこの犬は、一人で家にいることを嫌います。毎日十分な量のエクササイズを行う必要があります。

3.　ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ

ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラは、飼い犬としてだけでなく、狩猟犬としても世界で人気となり始めました。とてもアクティブな犬ですので、1日あたり1時間以上の運動が必要です。大体の犬種よりも嗅覚に優れ、水が大好きです。ハンガリーの国の動物として指定されているビズラ。その起源は10世紀にまで遡ります。

ビズラは短くて茶色の毛をしており、正面を向いた耳、長くて細い尻尾が特徴的です。脚が長く（特に後ろ脚）、大きくて四角い頭をしています。

4.　イタリアン・ポインター（ブラッコ・イタリアーノ）

古代には、イタリアン・ポインターには2種類の亜種がいました。一方は山に、もう一方は平野に連れて行かれました。ですが、やがてこの2種類は”合わさり”、今では1種類だけが存在します。長い脚、大きな耳、細い尻尾、四角い鼻を持ち、一般的なブラッドハウンドとよく似ています。

イタリアン・ポインターは、他のポインター犬とは異なります。白い毛に薄茶色の模様がまだらに付いているからです。耳と目の周りの毛の色は少し暗めでしょう。ですが、犬によって少しずつ異なります。

5.　フレンチ・ポインター（ブラーク・フランセ）

今日ご紹介する最後の犬種は、フレンチ・ポインターです。フランス原産のこの犬種は、もともとピレネー山脈で生まれました。この地域外ではごく稀にしか見られない犬です。

あわせて読みたい：運動神経バツグン！運動能力の高い犬種を見てみよう！

フレンチ・ポインターは中型犬です。筋肉質の体をしており、長くて細い脚を持っています。頭は茶色の部分が多く、白い毛と茶色の毛のコントラストが美しいでしょう。子ども好きですので、お家に子どもがいる家庭や他の犬も一緒に飼う場合もうまくやっていけるでしょう。

今日の記事に出てこなかった犬種について、気になった方がいるのではないでしょうか。リストをあげると長くなりすぎてしまいますので、今日は、5種類だけご紹介しました。その他には、ポルトガル・ポインター、デーニッシュ・ポインター、スロバキアン・ポインターを始め、たくさんの犬種がいますよ。