デーニッシュ・ブロホルマーとは?フレンドリーなモロシアン

2020年1月25日
ブロホルマーはブルドッグを思い起こさせるモロシアン犬種であり、アパートやマンションでも飼える友好的で温和な性格をしています。しかし、大型犬でもあることから、室内で飼う場合は十分な広さのある部屋で飼うようにしましょう。

デンマーク原産のブロホルマーは、デンマーク周辺でしかあまり知られていません。この犬種は20世紀に絶滅の危機に瀕していましたが、ブロホルマーの愛好家グループによりその危機を脱することができたのです。あまり人気のない犬種ではありますが、見事なカムバックを果たしたブロホルマーについて読み進めていきましょう。

 

ブロホルマーの起源

ブロホルマーは非常に古い犬種だということを示す文書があります。中世にまでさかのぼる記録がありますが、人気が出たのは名前の由来でもある18世紀のブロホルム伯爵のおかげでした。

当初、鹿の狩りに特化されていたブロホルマーでしたが、最終的には家や農場の番犬として活躍するようになりました

第2次世界大戦中、ブロホルマーは絶滅の危機に瀕していましたが、一部のブリーダーにより1970年にカムバックを果たしました。そしてブリーダーにより、健康で模範的であるこの犬種を新たに登録する際の犬種標準が定められたのです。

ブロホルマー

出典元:Pleple2000

 

ブロホルマーは、国際畜犬連盟(FCI)によりモロシアン犬種(モロッサー系)やブルドッグを含む2Gに分類されています。現在では、ペットや番犬として活躍している犬種です。

身体的特徴

ブロホルマーは体高が約55~70cmある大型犬で、成犬になると体重は雄雌共に45~60kg(雄の方が通常重い)にもなります。

顔は幅広く角ばっていて、マズルは頭と同じ長さが好ましいとされています。首は太く、ところどころ皮膚にたるみがあることもありブルドッグの面影もあります。

口はややたるみがあり、耳は三角の折れ耳が標準です。引き締まった力強い体つきで、筋肉質な後ろ脚も特徴です。胸は幅広く、長い尾は休んでいるときは剣のようにピンと上向きになります。

コートは短く硬く、毛色はイエローでレッドやブラックマスクを持つ犬、さらに、胸、足、尾の先端には白いパッチ模様の入った犬もいます。

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性格

穏やかでどっしりと構えた性格が特徴です。しかし、力が強く運動と頭を使うことを必要とします。友好的でありながらも、決して活発すぎることはありません。番犬として活躍するブロホルマーは、見知らぬ人や他の犬に対して警戒します。しかし、家族に対しては攻撃的にはなりません。

ブロホルマー2

出典元:Pleple2000

 

多くの大型犬のように、ブロホルマーは静かな環境でリラックスしながら暮らすことを好みます。家の中やアパートなどであっても、きちんと運動量が確保できれば飼うことができます。室内で飼う場合、1日3回しっかりと散歩に連れて行きましょう

ブロホルマーのしつけは簡単にいかないこともあります。賢くないわけではありませんが、褒めたりご褒美を用いたりしながら根気よくしつける必要があります。大型犬のしつけの経験をもつ、忍耐強い人にしつけられれば素晴らしい結果が期待できるでしょう。

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ケアと健康

ブロホルマーにはリスクの高いとされる病気は研究では見つかっていません。しかし、通常体重が35kg以上の大型犬がかかりやすい病気には注意が必要です。

大型犬は股関節と肘の形成異常を起こしやすいため、獣医では関節の状態を確認してもらうようにしましょう。また、子犬の頃から骨に良い食事を与えるのもいいでしょう。

同時に、ブロホルマーは心臓に関する病気にも注意が必要です。他の大型犬のように、定期的に動物病院に連れていき、健康であることを確認するようにしてください。

コートは前述の通り硬い短毛で、定期的にブラッシングをしてあげましょう。毛の生え変わる換毛期である春と秋は念入りに行いましょう。

最後に、ブロホルマーはブルドッグを思い起こさせるモロシアン犬種であり、アパートやマンションでも飼える友好的で温和な性格をしています。しかし、大型犬でもあることから、室内で飼う場合は十分な広さのある部屋で飼うようにしましょう。

運動量が多く、1日数回の散歩が必要です。しっかりと時間をかけて散歩に連れて行ってあげれば、素晴らしい番犬と家族の一員になることでしょう。

写真の出典元:Ivarr とPleple2000