愛犬の寝つきが悪くなってしまったときの対処法とは?
寝つきが悪くなるのは人間だけではなく動物も同じです。愛犬の睡眠に問題があっても最初はあまり心配する必要はありません。
しかし、急性の疾患があるかどうか、特に継続的であるかどうかを知るためにも愛犬を観察するようにしましょう。もし急性疾患や継続する症状がある場合、信頼する獣医に診てもらう必要があります。
動物は変化に非常に敏感です。初めての人が家にやってくる、あるいは家に他の仲間がいないことで動揺することもあります。新しい環境に慣れるには、じっくりと落ち着いて時間をかけて愛情を持って接する必要があります。
また、寝つきが悪いのはストレスが原因かもしれません。何らかの経験や嫌な出来事でストレスを感じることがあります。一般的に、不眠症は2~3日で回復すると言われています。
寝つきが悪い場合に考慮すべきいくつかの要因
ルーチンと習慣
ペットにとってルーチンは非常に大切です。多くの場合ペットは日中家で留守番をし、退屈になるためほとんどの時間を寝て過ごします。
飼い主が帰宅すると犬は目を覚まし興奮し、遊びたいので眠ろうとはしません。これがあなたの愛犬に当てはまるのであれば、寝つきが悪いのはライフスタイルによって引き起こされているのかもしれません。
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このような問題はルーチンを変えることで解決できます。解決法の一つとして、日中も活発でいられるようにペット預り所に連れて行くことができます。ペット、特に犬は運動を必要とします。そして、眠らなくてはいけないときに程よく疲労感があるようにするには、この運動を朝のうちに済ませておきたいのです。こうすることで寝つきが良くなるでしょう。
もし愛犬が十分な睡眠時間が確保できていないようであれば、寝つきを良くするためにできることがあります。ルーチンに慣らさせる、または部屋を快適な温度に保ち、必要であれば獣医に薬を処方してもらうのもいいでしょう。
温度
ペットの不眠症は冬と夏の一番暑い時期に増えます。多くの動物は天候に非常に敏感です。あなたのペットも気候に敏感であるなら室内の温度をエアコンで調整しましょう。
冬は温かいやわらかいブランケットを使うといいでしょう。ヒートブランケットを使うことで犬が眠る場所を温めることができます。ただし、ケーブルやプラグには気を付けましょう。熱くなり過ぎた場合は、扇風機やエアコンで調整してみてください。
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子犬は温度の影響をより受けるため、子犬があなたの体温で温まれるようにあなたの近くで眠らせてあげましょう。また、お湯を入れたボトルを布で包み、その上に子犬を横にしてあげることで寝つきが良くなります。
不眠症を防ぐ習慣
ペットが不眠症にならないようにするには眠る前の習慣を作ることが重要です。次のようなことに気を付けてみてください。
l眠る前にトイレに行くようにしつける。
l遅くても眠る2時間前までに夕飯を与える。こうすると餌で体が重いと感じることがなくなります。また、眠るころには食べものを消化しているため寝つきが良くなります。
l飲み水を忘れない。夜中に喉が渇かないように十分に水分摂取しておくのが大切です。
l家をゆったりと安心できる空間にする。無音の状態だと緊張してしまう犬もいます。この場合、眠るときにリラックスできる音楽をかけておくといいでしょう。時計を近くに置き、秒針の音が聞こえるようにするのも快眠に繋がります。
愛犬の寝つきの悪さは慢性的なものですか?
上の習慣を試してみても寝つきが悪いようであれば、何かの病気が隠れているサインかもしれません。ペットを睡眠不足にしてしまう病気もあります。
l 変形性膝関節症の初期段階では睡眠に影響がでることがあります。この場合、獣医による投薬で痛みを軽減し、問題を解決できます。
l 年齢も考慮すべき要因の一つです。人間と同様、動物も年をとると必要な睡眠時間は短くなります。一般的に、年齢が高いほど睡眠に関する問題が起きやすいと言われています。
l お薬も選択肢の一つとして考えましょう。愛犬の睡眠を助けるのにはお薬を使った治療法もあります。ただし、専門家によって処方されたお薬を使うことが非常に大切です。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。