【犬と心臓病】ワンちゃんの心臓を守る6つの方法とは?
人間と同じように、もちろんワンちゃんにも心臓のトラブルは起きます。今回ご紹介する方法で、愛犬の心臓を守ってあげましょう。
心臓のトラブルはシニア犬、肥満気味のワンちゃん、あるいは特定の犬種で多く見られます。しかし、成犬でも問題が起こることがあるので注意が必要です。心臓病の原因のほとんどは先天的なものや加齢によるもので、先天性であると問題は複雑になってきます。
例えば、ブル・テリアやコッカ―スパニエルなどの小型犬種に起きる心臓病の中でも最も多いものは僧帽弁閉鎖不全症です。一方、ボクサーやグレート・デーンなどの大型犬種では心筋症が最も多く見られます。
残念ながら愛犬の心臓病を飼い主が気が付くことはとても難しいため、普段から注意しておく必要があります。
このようなことからも、大切な愛犬の心臓が健康に働き続けるにはワンちゃんのQOL(生活の質)を上げて心臓病を防ぐことが重要です。次のことをヒントにしてみてください。
愛犬の心臓を守る6つの方法
1.エサ
ワンちゃんの健康にとって栄養は非常に重要な要素です。丈夫で健康な心臓には、しっかりとした食事が必要不可欠です。
市販されているドッグフードには、あらゆる栄養ニーズに合わせたものがあります。そして、なかには心臓病を予防するためのドッグフードもあります。これは心臓が健康に働けるよう、タウリンやカルニチンなどの動物性タンパク質が含まれており、塩分も控えめになっています。
獣医監修による自家製ドッグフードレシピもおすすめですが、この場合は愛犬にカスタマイズした成分や量が必要のため、飼い主さんのひと手間が必要になってきます。通常のドッグフードをあまり食べないワンちゃんにも自家製レシピはおすすめです。
2.肥満防止
肥満は心臓病の引き金になったり悪化させたりするため、ここでもエサに注意しましょう。
肥満防止には低カロリーのドッグフードがおすすめです。そして、与える量は愛犬のニーズに合わせて調整しましょう。食べたがらないこともあるかもしれませんが、愛犬の口に合うドッグフードは必ず見つかるはずです。
手作りのエサを愛犬に与える際、砂糖は避けてください。また、スイカのような果物や糖質の高い物も与えないようにしましょう。小麦粉を使ったおやつも、ほどほどにする必要があります。
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3.運動
ワンちゃんに心臓病があっても運動は可能です。しかし、疲れすぎないように適度に行うことが重要です。ハーハーと苦しそうに息をしていたら、家に帰ってゆっくり休ませてあげましょう。
肥満の場合には運動により減量できるため、運動は積極的に取り入れるようにしましょう。
散歩は簡単にできる運動で、心臓に負荷をかけすぎることなく行えます。また、歩くことは循環器系を活性化し、デトックス効果も期待できます。
4.獣医による定期健診
心臓病には早期発見・早期診断が鍵です。
動物病院での定期健診は早期発見・早期診断につながります。前述の通りワンちゃんの心臓病は外から非常に分かりにくいものです。しかし、疲労感、夜間の咳、呼吸困難、腹部の腫れなどに気が付いたら病気のサインかもしれません。すぐに動物病院に連れて行きましょう。
5.お薬
心臓病の治療には良い食事や運動だけでなく、獣医の処方するお薬が必要になることがあります。
心臓病は一度患うと完治は難しいものですが、治療を行えば通常の生活を送ることができるようになります。
6.無条件の愛情
ワンちゃんは常に周りから注目されたい動物です。一人で過ごす時間が長い、あるいは十分な愛情を感じられないワンちゃんは不安や神経質になりやすいことが分かっています。そして、これは心臓にも悪影響を及ぼします。
ワンちゃんは愛情を求めるだけでなく、私たちにもたっぷりと愛情を注いでくれます。愛犬が健康な毎日を送るには、ワンちゃんが私たち人間にしてくれているように、無条件の愛情をたっぷりと注いであげることが一番大切なのです。
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