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犬の結膜下出血とその治療法:結膜下出血になりやすい犬はいる?

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結膜下出血は、なんらかの怪我の結果起こる可能性があります。子犬や猟犬、人間の仕事の手伝いをしている犬などは、この症状を引き起こす高いリスクがあります。結膜下出血とその治療法についてぜひ学んでみてください。
犬の結膜下出血とその治療法:結膜下出血になりやすい犬はいる?
最後の更新: 23 10月, 2019

犬の結膜下出血は意外とよくあるもので、その治療法を学んでおくことは私たちの責任です。つまり犬の飼い主はしっかりと情報を得ることが必要であり、そのことについて今回はお話しようと思います。

犬の結膜下出血とは?

結膜下出血は犬の目に傷がついてしまうことであり、目に何かが当たることなどで起こります。言い換えれば、目に突き刺さることなく何かが犬の目に当たることで起こる可能性のあるものだということです。これにより目の中に明らかに出血が見られます。

犬の目に物が当たったときの強度によりますが、それにより目の構造に影響が出ることがあります。例えば、レンズの位置がずれたり、網膜が剥がれたり、目の周りの骨が折れることなどがあります。実際、眼球がつぶれてしまってその目の視力を全て失ってしまうことさえあるのです。

また、実際に目に何か鋭いものが突き刺さることでも結膜下出血が起こることがあります。これも想像するよりよくあることなのです。犬は木の枝や植物の棘などに常にさらされているからです。猫などの他のペットから目を爪でひっかかれてしまうこともあります。あるいは風が吹いて異物が犬の目に当たり、怪我をしてしまう可能性もあります。こういったすべてのことが犬の目を傷つけ、大きなダメージにつながってしまう恐れがあるのです。

結膜下出血になりやすい犬はいる?

特定の年齢や犬種が結膜下出血になりやすいということはありません。しかし、特定の状況に置いてよりリスクが高まります。それは例えば、人間の仕事の手伝いをする犬や猟犬などは、他の犬に比べて結膜下出血が起こりやすいと言えるでしょう。

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子犬もまた、経験がなく好奇心が旺盛なため、怪我をするリスクが高くなります。トラブルに巻き込まれたり、危ない所に入り込んだりしてしまうからです。また、発情期の犬も同じようにメスを求めてどこへでも行こうとしてしまうので、危ないと言えます。

自分の犬に結膜下出血があるかどうかを知るには

犬の結膜下出血はいつもすぐに現れるとは限りません。ですので、常にペットをよく観察しておくことが重要です。あなたの犬に結膜下出血が起きているかどうかを判断するのに役立ついくつかのサインを以下に挙げています:

  • まばたきが多くなること
  • 目やまぶたからの少量の出血
  • 涙が多量に出ること
  • 犬の顔や頭にあざができていること
  • 赤い目
  • 瞬膜の腫れ
  • 角膜のくもり
  • 前足でしつこく目を掻いていること
  • より深刻なケースでは、目が閉じたままになっていること
  • 目から分泌物が出ていること
  • 頭に触らせようとしないこと
  • 目の色の変化
  • 目の形の変化

以上のようなサインがあるということは、あきらかに何らかの行動を起こさなければならない異常が起きているということです。すぐにお医者さんに診てもらうことが第一です。獣医さんが診断を行い、適切な治療計画を提案してくれるでしょう。治療は怪我の程度によって、薬で行われることもあれば目の手術が必要な場合もあります。

治療後のケア

治療後のケアが、犬の回復のためには重要になります。そしてこのプロセスの中では飼い主の役割が重要です。なぜなら獣医さんの説明に正確に従わなければならないからです。

エリザベスカラーを付けるなどして、犬に決して怪我した部分を触らせないようにしましょう。なにかしらの変化に気づいたら、獣医さんに見せましょう。そして獣医さんの勧めるように目をきれいにし、その他のケアについても指示に従いましょう。

結膜下出血に絶対にならないという犬はいません。しかし、飼い主として私たちが責任を持って状況が悪化しないようにし、失明などの深刻な事態にならないようにしなければなりません。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Gallego-Mejía, M., Giraldo-Villegas, J. C., Correa-Salgado, R. A., & Delgado-García, L. M. (2010). Prolapso de glándula del tercer párpado en caninos atendidos en el Hospital Veterinario de la Universidad de Caldas. vet. zootec, 4(1), 36-41.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。