世界の危険な昆虫たち:地球上で最も多様な生物!

2020年6月15日
昆虫は地球上で最も多様で数の多い生き物です。そして、その中には人間や他の動物を死に至らしめるものもいます。

昆虫は地球上で最も多様な種です。およそ100万種が記録されており、地球上で知られている生き物の約90%を占めていることになります。

昆虫は地球のほとんどの場所に生息しています。森、砂漠、沼地、都市、そして海の中など、あらゆる生態系の中に暮らしています。そしてその種類が非常に多様であるだけでなく、その数もまたとても多く、人間1人に対して1億匹の昆虫がいると考えられているのです。

数が多いとはいえ、特に危険ではありません。しかし、中には今日ご紹介するような殺傷力のある昆虫もいるのです。

アカヤマアリ

このアリは世界でそのチームワークゆえに最も危険な昆虫です。いくつかの分類上の別の種や亜種がいますが、上の写真のように全て体が大きくとても鋭い口を持っていることが共通しています。

これらのアリは、軍団になって他の生き物を襲います。また、毎日移動して巣の場所を変えます。彼らの通り道にいる生き物は、シマウマや小さな馬などの四足獣などでさえもその餌食となってしまいます。なんと、障害を持った人を襲って殺してしまったというケースまであるのです。

この殺人昆虫はアフリカの各地に見られ、住処には2千万匹以上のアリがいるのです。

オオスズメバチ

この危険な昆虫は体長がなんと約5センチもあります。見た目は普通のスズメバチと似ていますが、その巨大な体を見れば違いは一目瞭然です。主に長野県や中国の一部の地域に見られます。

危険 昆虫画像提供:www.express.co.uk

彼らの毒は細胞を溶かすことができます。ですので、刺されると死に至ることもあり、死亡例もあります。中国当局によれば、年間70人ほどが犠牲になっているといいます。

約1センチもある針を持っているだけでなく、強靭なアゴと固い外骨格、そして獲物を捕らえるために後ろ足には爪があります。

ハマダラカ

このよく知られた蚊は地球上のほぼすべての地域に生息していますが、特に温暖地域、熱帯や亜熱帯に多く見られます。この蚊自体には殺傷能力はありませんが、この蚊が運ぶ病気には生き物を死に至らしめるものもあるのです。

危険 昆虫

その病気とはマラリアで、これはかかると貧血や意識不明の状態になり死に至る恐れのある寄生虫感染症です。最も問題のあるケースは子どもや妊婦さんに感染した場合です。WHOのデータによれば、ハマダラカが媒介することで毎年約40万人もの人が犠牲になっています。

ツェツェバエ

このハエは中央アフリカに生息しており、生き物を死に至らしめるアフリカ睡眠病を媒介します。これは人にも大型動物にも感染する病気です。

危険 昆虫

この病気の末期には、寄生虫が生き物の神経系の中心部に侵入し、病気の名前となっている特徴的な症状、日中に眠くなり夜眠れなくなるという症状が出ます。

この病気はまたかかった生物の行動も変えてしまいます。集中力が低下し、イライラしたり無関心になったりするのです。また、運動技能にも影響し、最小限の動きでさえできなくなってしまうこともあります。

このアフリカ睡眠病にかかってしまうと、高い確率で死んでしまいます。最終段階になると意識不明になり、そのまま死んでしまうのです。これはサハラ砂漠の南の地域では非常に深刻な病気となり、感染者の80%が亡くなっていました。ただ、WHOのレポートによるとそのケースはかなり減少しています。

世界の危険な昆虫たち

ご紹介した危険な昆虫たちは、さまざまな理由から殺傷能力を持っています。寄生虫やウイルスを運ぶという意味で危険なものもいれば、その数や猛毒のために危険なものもいましたね。昆虫にこれだけ多くの種類がいるのは、その適応力の高さのためなのです。

Mound, L. A. (2000). Insect. New York : Dorling Kindersley.