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【忠実なワンちゃんたち】5つの感動エピソード!

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飼い主への忠誠心を守り抜く一途な犬。それは、たとえ飼い主が亡くなっても・・・
【忠実なワンちゃんたち】5つの感動エピソード!
最後の更新: 27 11月, 2020

犬は忠実な動物です。今回は飼い主との深い絆で結ばれていたワンちゃんたちをご紹介します。

献身的なワンちゃんは飼い主と特別な絆を築くため、飼い主の眠るお墓から離れようとしない子もいます。あるいは最後に飼い主の姿を見た病院の玄関で待ち続ける子もいるのです。

今回は飼い主への美しい忠誠心を見せてくれたワンちゃんの感動エピソード、そして第六感と驚くべき直感についてご紹介します。この物語により有名になったワンちゃんや、映画になったストーリーもあります。それでは、歴史上最も忠実なワンちゃん5匹について読み進めて行きましょう。

 

カディスのカネロ

カネロは80年代にスペインのカディスに住む犬でした。悲しいことにカネロの飼い主にはこの犬以外に友達がおらず、2人はいつも一緒でした。

何年もの間、カネロは週に一度、人工透析治療のために飼い主と一緒に出掛けると病院のドアの外で飼い主を待ちました。

しかし、ある日、その男性は治療中に合併症のため帰らぬ人に。何も知らないカネロはそれから12年という長い間、病院のドアの前で飼い主を待ち続けたのです。

カネロがその場所から動くことはなく、近所の人たちはエサや水を持ってきてくれました。この物語を知る全ての人の心はカネロによって動かされたのです。そんなカネロは、最も忠実な犬の1匹であると言っても過言ではありません。

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エディンバラのボビーの忠誠心

19世紀半ば、スコットランドのエディンバラに住む警察官には、ボビーという常に時間を共にした飼い犬がいました。しかし、ある日その警察官は突然、結核で亡くなってしまいます。ボビーは葬式の行列に同行し、飼い主が埋葬される墓地へと向かいました。

そして、ボビーは信じられないほどの献身と驚くべき忠誠心を見せたのです。ボビーは自分が死ぬまでの14年間、飼い主のお墓のそばに寄り添ったのでした。心を打たれた地域住民は、冬になるとボビーに寒さをしのぐ物や餌を与えました。真の伝説となったボビーは、誰からも称賛され愛されたのでした。

ウルグアイのエル・ガウチョ

1960年代、ウルグアイに住むエル・ガウチョも飼い主に忠実な犬でした。ある日、エル・ガウチョの飼い主は病に倒れ病院に搬送されてしまいました。この病院は約48キロも離れた場所にあり、エル・ガウチョは寂しそうにしていました。

悲しみに暮れたエル・ガウチョは、川や湿地帯を通り、飼い主の入院している病院へ旅に出ることに。

そして、飼い主が入院する病院に到着すると、病院の外で大好きな飼い主の帰りを待ち続けたのでした。エル・ガウチョの忠誠心に感動した病院のスタッフや地域住民はエル・ガウチョに餌を与えました。そして、飼い主が亡くなるとエル・ガウチョは悲しみに満ちた声で鳴いたのでした。

エル・ガウチョは飼い主と共に墓地に行き、飼い主のお墓から30日間離れることはありませんでした。その後、餌を探しに街に出かけるようにはなりましたが、午後になると飼い主の眠るお墓の上で眠るエル・ガウチョが目撃されるようになったのです。

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アルゼンチンのコリー

アルゼンチンにも忠実な犬のストーリーがあります。コリーは大好きな飼い主が眠るアルゼンチンのロサリオにある墓地デ・ラ・ピエダッドに行くと、飼い主のお墓の上で眠りにつきました。

翌日、亡くなった飼い主の家族がコリーを探しに行きましたが、コリーはその場から離れようとしません。飼い主のもとを去ろうとしないコリーは、その後5年間もそこにいました。飼い主のお墓から移動させるため、最終的にはリードを使わなくてはいけなかったのでした。

イタリアの忠犬ファイドー

1930年代後半、イタリアの小さな町にファイドーという名前の犬がいました。飼い主のルイージは、毎朝電車で通勤する若い大工でした。ファイドーは朝は見送りのために飼い主と駅に行き、夕方になると帰りを待つため駅に向かうのが日課でした。

1943年、ルイージは陸軍に徴兵されるとロシア戦線に派遣。献身的なファイドーは、午後になると毎日駅で乗客の中から飼い主のルイージを探し続けるのです。残念ながら、ルイージが帰ってくることはありませんでした。しかし、忠犬ファイドーは自分が死ぬまでの7年間ひたすらご主人様を待ち続けたのでした。

動物は私たち人間を驚かせてくれる生き物です。彼らの忠誠心は愛に満ちています。そして、中でも犬が示す献身的な愛情人間もお手本にすべきものなのかもしれません。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。