ハチ公だけじゃない!海外から4匹の忠犬たちをご紹介!

今回は飼い主に忠誠心を示した素晴らしい犬たちのストーリーをご紹介しましょう。
ハチ公だけじゃない!海外から4匹の忠犬たちをご紹介!

最後の更新: 09 6月, 2020

飼い主に忠実で愛情に溢れた犬、というとハチ公を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。あまりにも有名なハチ公の話は、映画化もされましたね。

今日は、そんなハチ公に続く4匹の忠犬の物語をご紹介します。

忠犬ハチ公を覚えていますか?

ハチ公は幸せな家族に愛された幸せな犬でした。家族の皆に愛されていましたが、特に飼い主である主人と強い関係を築いていました。ハチ公は、子犬の頃から飼い主と一緒に散歩をしたり遊ぶことで、飼い主の愛情を強く感じていたのです。

毎朝、飼い主が出勤する時には、ハチ公は飼い主と一緒に駅まで行きました。そして、それは何年もの間の日課となったのです。毎朝一緒に駅まで行って見送り、飼い主が電車に乗った後は、一人で家路につきます。

しかしある日、予想もしなかったことが起こります。夕方、いつもの時間になっても飼い主が帰って来なかったのです。実は、飼い主は出勤した後、職場で倒れ、そのまま亡くなってしまったのです。ですが、ハチ公にはわかるわけがありません。

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駅のホームで待つ犬 ハチ公 忠犬

そのため、ハチ公は毎日駅に行き、飼い主を待つことにします。毎日、毎晩駅で飼い主を待ち、家族が連れて帰ろうとしても拒否しました。その同じ場所で10年間待ち続けたのです。家族や近所の人たちは、食べ物や水、毛布なども与えました。本当に飼い主に忠実な、素晴らしい犬だったのです。

ハチ公の話は多くの人の心を打ちました。そして、ハチ公が息を引き取った後、ハチ公が飼い主を待っていたその場所に、ハチ公の銅像が建てられました。それが東京の渋谷にあるハチ公の像です。

まるでハチ公のような忠誠心を持つ犬たち

今日は、ハチ公のように忠誠心を示した4匹の犬のお話をご紹介します。名前がわかっているものもあれば、わからないものもありますが、どの犬も素晴らしい忠誠心と愛を持った犬です。

犬と患者 ハチ公 忠犬
  • ハシント:メキシコ、プエブロに住む子犬のハシントは、飼い主一家と共に大地震の被害を受けました。残念ながら飼い主はこの災害で亡くなってしまうのですが、ハシントは瓦礫のそばを離れようとしません。瓦礫が片付けられ、全て再建築された後も、この子犬は同じ場所に留まり、飼い主に再び会えることを願っているのです。
  • ハスキー:メキシコ、モンテレイにある病院の待合室に、一匹のハスキー犬が座っていました。何も食べず、水も飲まず、何日も何日もたったひとりで座っていたのです。飼い主は別の病院に移されていたのですが、誰も犬に教えてあげる術を知らなかったので、飼い主が回復し、別の病院から迎えに来るまでずっと待ち続けました。
  • 飼い主が亡くなった後、14日間も病院の前で待ち続けた犬がいます。飼い主を最後に見た、同じ場所でその犬は息を引き取ったそうです。
  • キャプテン:キャプテンという名の小さな犬は、飼い主のお墓の上に10年も住み続けました。16歳という高齢で、しかも病気だったにもかかわらず、飼い主のお墓の上を離れなかったそうです。きっとそこで、親友だった飼い主に再び会えることを願っていたのでしょう。

ハチ公のように強い愛情と忠誠心を持つ犬のお話はいかがでしたか?自分を犠牲にすることも厭わないような強い愛から、私たち人間も見習うべき点があるのではないでしょうか。


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