はじめて自宅でウサギを飼うためのアドバイスとは?
ウサギの世話はただケージの掃除をしたり、エサやりをするだけだと考えている人もいますが、これに関しては様々な注意点があります。
そして、うさぎが安心して暮らすための「行動指針」についてもしっかりと理解する必要があります。
ウサギはとても敏感な生き物ですが、他の動物と同様に一見すると敏感には見えません。
現在は、ウサギを自宅でペットとして飼うことが一般的になっていますが、いくら小さい動物とはいえ、ウサギは生き物です。
ペットとして迎えて自宅で世話をすると決めたら、責任があることを忘れないでください。
こちらもご参考に:ペットとの暮らしで得られるもの
自宅でウサギを飼うべきかどうかを決める方法
ウサギに対してどのようなイメージを持っていますか?
人参が好きな動物と思う人もいれば、子供をたくさん産む動物というイメージの人もいるでしょう。
しかし、ウサギの習慣や生態はあまり知られていません。
ウサギを自宅に迎え入れ、健康で幸せな暮らしを提供できるかどうかを考える必要がありますし、どのペットを迎え入れる時にも、育てるための予算があるかどうかを考慮することが大切です。
ウサギを販売しているブリーダーもいますが、動物の保護団体などから保護する方法もあります。
ウサギ個体の値段に加えて、その後の食事、ケージ、そして獣医師費用など、様々な費用が必要になります。
また、ウサギは常にケージに入れたままではいけないため、1日2~3回以上ケージから出し、飼い主が見ているところで運動させる時間も必要です。
ただし、飼い主が見ていないところで外に出すと、家電製品のケーブルやコンセントなどをかじる可能性があるため、十分な注意が必要です。
ウサギは、良い刺激を必要とする動物ですので、ケージの中に入れておくことでより神経質なウサギとなってしまいます。
できる限り、ケージの外に出す時間を作りましょう。
ご存知ですか?:家庭にペットがいることのメリット
ペットのウサギの性格と習慣
ウサギは汚いと思っている人もいますが、実はウサギにトイレトレーニングをすればトイレの場所を覚えます。
フンは完全にコントロールすることはできませんが、おしっこを決まった場所であるトイレですることはできます。
また安心するとおしっこをすることもあるウサギは、エサ箱の近くにトイレを置くようにするのが良いでしょう。
栄養面に関しては、草食動物のウサギはヘイと呼ばれる干し草とペレットと呼ばれるラビットフードを食べます。
新鮮な干し草は、腸管の機能調整するだけでなく、口腔衛生を良好に保つのに役立ちます。
若いウサギには、適度なタンパク質と糖分を含むアルファルファがお勧めです。ウサギは飼い主との強い絆を築く動物で、表現力の豊かな陽気な生き物です。
自分のしたいことや欲しいものを理解してるウサギは、ジェスチャーや飼い主への愛情表現、そして音を通じて欲求を伝えることがあります。
ウサギは床の上や地面で自由に動き回るのが大好きです。抱っこされたり持ち上げられること、そして自力で降りられない高い場所に置かれることは好きではないため、持ち上げようとすると逃げるでしょう。
子供のいる家でウサギを飼う場合
ウサギの寿命は約10年です。
扱いやすさと可愛い見た目のため、子供たちとウサギだけで過ごさせたいと考えることもあるでしょうが、実はウサギは他のペットよりも大人の注意が必要な動物で、ウサギのニーズを理解する責任ある飼い主が必要な動物です。
先に述べたように、ウサギは抱き上げられるのを好まない動物ですが、子供たちはどれだけ大人が注意しても、ついついウサギを抱き上げようとすることがあるでしょう。
ウサギはこれを喜ばず、逆にウサギが子供を傷つける可能性があります。
ウサギは静かで落ち着いた環境に安らぎを感じるため、うるさい音や何かを邪魔されることが苦手です。
食事時間や昼寝時間などはウサギだけの静かな時間を与えるように心がけてください。
子供がいるご家庭がウサギを飼う場合には、子供にはウサギを飼う上での約束事を守ることができるか確認してください。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。