ネコが妊娠しているかどうかを知るためにはどうすれば?
ネコが家の外で何をしているかはわかりません。問題が起こらないようにするため、そしてネコのお世話をきちんとするためには、ネコが妊娠しているかどうかがわかるようになっておくべきでしょう。
ネコの発情期
発情期がネコにとって最も難しい時期の一つだということはあまり知られていません。多くの種においてこの時期だけがオスと交尾をする準備ができるのです。しかし、オスは年中準備ができており交尾を望んでいます。
メスはたいていの場合8ヵ月~10カ月で妊娠することが可能になります。大人の理想体重に到達すれば、性的にも成熟したとわかります。しかし、発情期が来る年齢が異なる種も中にはいます。
ネコは孤独を好む動物で、普通は集団でいることを好みません。ですので、交尾の相手の居場所を探るためにしつこく甲高い声で鳴きます。この時期とても人懐っこくなり、飼い主はこれにイライラさせられることさえあるかもしれません。ネコを撫でるだけで交尾の体勢になったりすることもあるのです。
メスネコの発情周期は2、3週間で一巡します。甲高い鳴き声を放つようになると、発情期に入ったことがわかります。これは交尾の相手が見つかるまで4~6日続きます。このプロセスの終わりには、子宮がホルモンの生成をストップします。
オスについては、9月~3月により活動的になる傾向があります。オスは1年を通していつでも交尾をすることができますが、この期間にはより攻撃的になり縄張り意識が高まります。そしてフェロモンでいっぱんのおしっこで家中にマーキングをするでしょう。
ネコが妊娠しているかどうかを知るには
ネコの妊娠期間はだいたい60~70日間です。一般的に、ブリーダーとしての経験がなければ最初の週に妊娠しているかどうかを見極めるのは困難です。しかし、人間の女性と同じように妊娠初期には吐き気を感じたり気分の上がり下がりがあったりします。
15~18日目にはネコの胸が張り赤みが差すようになります。妊娠を通して体重は1、2キロ増えるでしょう。また、出産予定日が近づくにつれてお腹が自然と大きくなっていきます。
たいてい、妊娠15日目頃から獣医さんが妊娠を診断してくれます。妊娠が進むにつれてより多くの検査が行われ、子猫が何匹いるか、母ネコになにかしらの栄養サプリメントが必要かどうかなどを獣医さんが教えてくれます。
ネコの鳴き声から出産を迎えようとしていることもわかります。膣から分泌物がたくさん出て、食欲がなくなります。ネコが出産できるようにゆっくりできて静かな場所を作ってあげましょう。また、なにか深刻な合併症が起こった時に備えて常に電話を近くに置いて獣医を呼べるようにしておきましょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。