お散歩でやりがちな間違い
毎日のお散歩は犬にも飼い主にも楽しい時間です。しかし、想像していたより大変なお散歩になってしまうこともあります。ですので、今回はお散歩でやりがちな間違いについてお話します。
「自分は大丈夫」と思っていても、読み進めるとお散歩中にやってしまっているものがあるかもしれません。間違いについてだけでなく、その解決法や対策法もご紹介するので一緒に見ていきましょう。
犬のお散歩でやりがちな間違い5つ
ゴミ捨てなどの家事のついでに数分間だけ犬を外に連れ出すだけでも十分だと思っている飼い主がいます。しかし、犬のお散歩は犬がリラックスしたと感じるぐらいの長さであるべきであり、相当な努力を必要とするものです。
お散歩に行くときは十分な時間をかけ、次のような間違いは避けるようにしましょう。
犬に色々なにおいを嗅がせない
もし他の犬のオシッコなど地面の汚いものに犬が興味を示したら、犬にはそのにおいを嗅がないようにさせるかもしれません。しかし、犬はこのようにしてコミュニケーションをするため、においを嗅がせてあげましょう。
さらに、犬にとってにおいを嗅ぐ行為は2つの大切なメリットがあります。一つはストレスを発散できるため、リラックスできるということ。もう一つは、どのような犬が近所に住んでいるか、お散歩中にどのような犬に出会うかを知るための情報収集ができるということです。
犬にあちこちのにおいを嗅がせるのに抵抗があるようでしたら予防接種を徹底し、虫下しをしておきましょう。こうすれば、路上の物のにおいを嗅いでいても病気の心配をしなくても大丈夫です。
犬がグイっと引っ張りだしたら、リードを強く引く
リードを強く引っ張っても犬は何も学習しません。反対に、犬にはストレスになり、怪我をさせてしまうこともあります。もし犬がリードを引っ張ったら、引っ張り防止のハーネスを購入し、その悪い癖を止めさせましょう。犬がリードを引っ張らないようにする方法は過去の記事をご参照ください。
他の犬と遊んだり喧嘩をしたりする際に大声を出す
犬のしつけでは、大声を出したり体罰を与えたりすることは問題外です。 犬が喧嘩をしてしまったら、その場を犬と一緒に離れることが重要です。もしもあなたの犬が他の犬を刺激したり、他の犬に刺激され攻撃的になるようであれば、専門家にしつけを依頼しましょう。いつも「正の強化」を用います。同様に、犬が喧嘩中に大声で叫んだり犬を叩いたりすると、犬は緊張し、復讐として噛みついてくることもあるかもしれません。
他の犬に近付けない
犬やペットにとって社交性を身に付けることは重要です。ですので、道や公園では他のペットや人に近寄り社交的にし、フレンドリーな性格になるようにしましょう。
なにごともそうですが、全てがバラ色で順風満帆になるわけではありません。他の犬との喧嘩になることもあるので、焦りは禁物です。他の飼い主と協力し合い、良い結果が得られるようにどっしりと構えて取り組みましょう。
極端に短い・長いお散歩
冒頭で触れたように、ゴミ捨ての5分間だけ犬を外に連れ出すのは短すぎます。犬が健康を維持するにはトイレに行くだけではだめなのです。
一方で、お散歩は長ければ良いというわけではありません。長いお散歩に向いていない犬もいます。全てはその犬のニーズと性格によります。神経質な犬は頻繁なお散歩を必要としますが、老犬はそこまで連れ出す必要はありません。犬とのルーチンは、少しの常識とあなたと犬のニーズを調整し歩み寄ることで決めましょう。お散歩に行くときはこのような間違いを避け、一緒にいる時間を楽しむようにしましょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。