子犬との新しい遊び方
今回は16種類の遊び方をご紹介していきます。この子犬との新しい遊び方を通して、子犬は社会性を身につけ、元気に育ってくれることでしょう。
生後三カ月の間に子犬の集中力、知能、嗅覚、そして聴覚が発達します。また、この期間には飼い主との絆や社会性も強化されるときです。犬にとってゲームはとても便利なしつけ法なのです。次のような遊び方を通し周囲との関係性を築き、ルールを覚えていくのです。そして、その結果物を壊す、無駄吠えなどの問題行動を防ぐことができるのです。
ゲームでシェア
- かくれんぼは聴覚、嗅覚、そして集中力を養うのにぴったりのゲームです。このゲームでは、隠れる人の他にも、犬に指示を与えながら一緒に隠れている人を探す役の合計2人が必要です。隠れている人は犬の名前を呼び、犬が見つけることができたらご褒美をあげます。
- 他の遊び方もあります。隠す物に食べ物をこすり付けるのです。犬が飛び越えなくてはいけない障害物も置いてみましょう。犬がうまく見つけることができたらご褒美として見つけた物をあげましょう。
- 指示に従うことの練習には「場所当てゲーム」が最適です。このゲームでは3つのバケツを使います。まず、1つのバケツの下に食べものを隠し、それを空のバケツ2つの横に並べます。そして、犬はどのバケツの下に食べものがあるか当てるのです。このゲームでは観察力と嗅覚が鍛えられます。
- 「お手」を教えるのは簡単でもあり、難しくもあります。うまくできたらご褒美をあげてたくさん褒めてあげましょう。飼い主との絆も深まります。床に一緒に寝そべり、お座りを教えるのも楽しいゲームになります。犬は自分を制御することを学び、指示に従えるようにもなります。
サイレントゲーム
子犬とのゲームの中でもひときわおすすめなのは、集中力を養うゲームです。結局のところ、犬が学習するには集中力が不可欠なのです。
サイレントゲームでは、リードを付けて犬と歩きます。そして、飼い主が止まれば犬も止まるのです。飼い主の足の動きで犬は歩き続けるかを決めます。これはコーディネーション(視覚・聴覚・筋肉などの感覚情報を処理し運動につなげる能力)の発達の手助けになります。
また、家の玄関を出た瞬間から大切なしつけが行われているという認識を持つことも大切です。通常室内で飼われている犬への不安感を防いでくれます。この不安感はときに破壊的な行動として表れたり、または下痢や嘔吐といった形で出てきたりすることがあります。
このゲームでは、まず玄関のドアを開け、子犬に「待て」と言い聞かせた後に飼い主(または子ども)は外へ出てドアを閉めます。これを最低でも7回繰り返します。目標は、飼い主が出て行っても静かに座っていられることです。うまくいったらたくさん褒めてあげるか、ご褒美の食べものをあげましょう。
新聞探し、その他のゲーム
このゲームではお散歩に行くときに子犬にリュックを背負ってもらうようにします。子犬の脳を刺激するもうひとつのゲームは、新聞を口でくわえて家に持ってくるというゲームです。
「おいかけっこ」も脳を鍛えられるゲームです。木の枝に約1mの長さのロープを結び、ロープの反対側にはぬいぐるみを結びつけます。一人が隠れている間に犬の見えるところにそのぬいぐるみを置きます。子犬はぬいぐるみに興味を示すと口でぬいぐるみを取ろうとします。これはロープ1本だけでも遊べるゲームです。
心地いい音、フリスビー、レーザーポインター
音を使って犬を落ち着かせるのはとてもシンプルな方法です。また、子犬が一人になった時でも不安になりにくくなりまsくなります。オオカミの遠吠え、飛び立つ鳥の音、犬の鳴き声、農場の動物の声などは子犬の脳を刺激し、リラックスする効果があります。
他にも部屋の真ん中に大きな箱を置くのもいいでしょう。箱の中に物を隠すこともできますし、箱の中に入ったりも出たりできます。また、この箱を他の犬と見立てて一緒に遊ぶこともできます。
また、初めての人やワンちゃんの匂いをかぐことで子犬の知能は刺激されます。もし子犬がその人やワンちゃんのことを気に入ったら、必ず態度でそれを示してきます。
フリスビーをキャッチするように教えるのも楽しい遊びに繋がります。フリスビーは遊びの一つでもありますし、コーディネーションを養うのにも向いています。
他にも、犬はボール探しが大好きです。ボールを拾うだけでなくあなたに持って来ることを子犬が覚えるまでは繰り返し練習し、少し気長に待ちましょう。うまくできたらなでて褒める、ご褒美をあげるなどしてあげましょう。
そして、最後にレーザーポインターです。レーザーポインターはあちこちに動き、犬はライトを“捕まえよう”とします。楽しいだけでなく、感覚機能を刺激することもできます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。