犬の知能を上げるためにできること

犬は繊細で知的な動物で、様々なしつけ、芸、そして行動を覚えることができます。でも犬も人間と同じように認知的、感情的、社会的能力を高めるには良い教え方と刺激が必要です。この記事では、そんな愛犬の知能を高めるための方法をご紹介します。

外の世界で様々な発見をさせる

人間と同様、犬も周りの世界を認識して理解するために彼らの様々な知覚機能を使います。散歩に出かけるときはいつも、犬は世界の様々な刺激物や感覚を「発見」するのです。それに散歩中は、他の犬や人々とも触れ合います。これらは犬に社会的な刺激を与える良い方法です。

ですから犬の知覚、認知能力、社会的スキルを高めるには散歩に連れて行くことがとても重要になります。それに散歩は犬の健康維持や病気防止にも役立ちます。

犬の知覚を高めるにはトレーニングが一番

犬に何かを学ばせるには、トレーニングを行うのが一番完璧な方法です。あなたが愛犬に基本的なしつけを教えているとき、あなたは犬の知能に学ぶこと、覚えること、そしてタスクを行うことを教えています。犬がトレーニングによって得た知識は家庭のルールを守ってポジティブな生活環境で生活するのに重要な役割を果たします。

犬の認知的、感情的、社会的能力を向上させることは可能なのです。

屋内で犬の知能を高められるおもちゃ

先述の通り、外での身体的アクティビティは犬の心身の健康にとって重要です。しかし家にいながらでも、犬の知能を刺激して、留守中に犬を飽きさせないことはできます。

犬の認知能力や知覚能力を刺激するおもちゃはたくさんあります。こうしたおもちゃはトレーニングに役立つほか、ストレスや退屈、分離不安といった兆候を抑えるのに役立つでしょう。

犬のメンタルを刺激するおもちゃにはたくさんの種類がありますが、そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

1.チックタックボード

これはクラシックなおもちゃで、違う名前を持つ複数のバージョンがあります。基本的には、回転するドアが表面に並んだ小さなボードです。犬が鼻や手でドアを回すと、ボードからおやつなどのご褒美がでてきます。

このおもちゃの目的は犬にご褒美を得るのに必要な動きを理解、記憶、そして実行させることです。シンプルに思えるかもしれませんが、犬にとっては多くのメリットがあります。

• まず、留守中に犬が飽きずにアクティブでいることを助けます。
• 次に、犬が急いで食べすぎてしまい、消化の問題が発生するのを防ぎます。
• さらに、犬の嗅覚を刺激するのにも役立ちます。これはとくに若い犬にとって良いことです。

2.コング

このシンプルなおもちゃは犬の知能を高めて分離不安を防ぐのに非常に役立ちます。また、食べすぎてむせないよう、犬に良い食べ方の習慣を教えるのにも効果的です。

犬にコングを与える前に中に食べ物かおやつを入れましょう。目的はどうやったら中の食べ物を取れるのか学習させて、達成させることです。

非常に安全なおもちゃなので、留守中にコングを置いておくこともできます。コングは長時間一人でいなければいけない犬がメンタル的にアクティブでいられるよう、そしてどんな犬にも合うように開発されています。

3.元気旺盛な犬には、動くおもちゃを

動くおもちゃは、機械的なしかけによって、動物の動きを真似るようにできています。一緒に遊ぶ犬の友達がいない犬にとっては、良い遊び相手となってくれるでしょう。こうしたおもちゃは多くの場合、柔軟性があって噛んでも壊れないような素材でできています。

犬用の動くおもちゃには様々な種類とバリエーションがあるので、あなたの愛犬の大きさと年齢に合ったものを選びましょう。

4.キューブボール

このおもちゃの発想は、基本的にコングと同じです。あなたの犬はキューブの中からどうやってボールを取り出せばいいのか、試行錯誤しないといけません。これは犬の心理にとって、とてもやりがいがあって楽しいものです。

これらのおもちゃは単純なように思えるかもしれませんが、犬にとってはやりがいのあるものだと言えます。こうしたおもちゃを与えることは、犬の知能を高めるのに役立つことでしょう。