家の中でのおしっこを止めさせる
悪い癖・習慣のしつけ方が分からずに、飼い犬を怒鳴りつけてしまう飼い主は多いです。そこでこの記事では、どうすれば犬たちが家の中でおしっこしてしまうのを防ぐことができるか紹介します。
家の中でのおしっこは止めさせられるの?
まずはなぜペットたちが、やってはいけない場所でおしっこをしてしまうのか、理解する必要があります。子犬であれば、我慢の仕方などまだ分かっていない場合が多いです。これが成犬であれば、緊張・恐怖・不安・マーキングの必要性などを感じている可能性があります。
罰を与える前に、やってはいけないことだということを若いうちから教え込んでおくことが重要です。カーペットが新しいとか、床をキレイにしたところだとか、そんなことを言っても犬たちには分かりません。強くきっぱり「ダメ」と言うことでようやく、悪いことをやったと理解できるのです。
子犬の場合は、叱ったあと何分間か構わないでいると効果的です。そうすることで、飼い主が怒っている、やってはいけないことをやってしまったんだと学習します。そして、家の中でおしっこをしなくなくなったなら、褒めてあげたりおもちゃやお菓子をあげるなど、ごほうびを与えましょう。
家のスペースが少なく、ひとりで居させてしまう時間が長い場合は、おしっこをしてもいい「エリア」を決めてあげましょう。また猫と同じく、犬用のトイレ箱も存在します。
おしっこを止めさせるために
これには辛抱強さが必要です。犬たちにかける時間があまり無い人もいますが、それでもできる限りペットたちを気にかけてあげましょう。そして、誰でも自分の「リズム」を持っています。覚えが悪いからといって強制したり罰を与えることは好ましくありません。
犬たちはただおしっこをしても良さそうな場所を見つけてするだけです。そこに理由や論理的思考は存在しません。また自分のベッドの中でおしっこをしてしまうことが少ないのは、彼らは自分の空間を自然と汚さないようにしているからです。
それでは止めさせるための方法をいくつか紹介します。
1.ドッグキャリーバッグを使う
外に行くまでおしっこは我慢しなければいけないしだからといってドアが開いてすぐにしていいわけではない、と学習させるためには、犬用のキャリーバッグが有用です。このバッグはあなたの犬が中で寝転がったり向きを変えられるほどの余裕がある大きさであることが望ましいです。バッグが使えない場合は、犬があなたにくっつくくらい繋げたリードを短く持つことで、腰を下ろしたり足を上げたりできなくさせましょう。
2. 15分間監視する
子犬たちの多くは、食べたり、飲んだり、起きたり、遊んだり、走ったりした直後から15分の間におしっこをしたくなりやすいことを知っていましたか? その間監視することで、知らない間にそこら中におしっこをされる、ということを防ぐことができるのです。また可能であればその間、散歩に連れて行ってあげましょう。
3.おしっこしてもいい場所を決める
あなたが家に帰ってくるまで犬たちが尿意・便意を我慢できる、とは考えにくいでしょう。それならば、ペットにとってトイレの役割を果たす場所を決めてしまうと良いのです。飼い犬のおしっこを数滴、トイレにしたい場所に垂らしたら、遊びや散歩を終えた後にその場所に連れて行きましょう。犬たちはそこを自分のテリトリーだと理解し、次からその場所でおしっこをするようになります。
犬たちを家の中でおしっこさせないためのテクニックをいくつか紹介しました。あなたならどれを実践しようと思いますか?
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。