あなたの猫も覚えられる!猫に教えられる4つのしつけ
ご紹介する手順を実践すれば、猫もしつけを覚えられるようになります。何よりも、小さい頃から教える方が簡単です。そうすれば子猫の頃から良い関係が築けますよ。
多くの人が猫はしつけられないペットだと思っています。この考えは犬をしつける習慣と彼らの学習能力から根付いているのかもしれません。けれど、猫との暮らしがもっと楽しくなるコマンドや芸を彼らも覚えられるのです。この記事では猫のしつけについて詳しくご紹介していきたいと思います。
まず頭に入れておくべきことは、もし猫に何かを教えたいのであれば忍耐強くなければいけないということです。もちろん、どの猫も自分の考えや意思があります。飼い主は忍耐強く接したり、子猫をしつけるのは成猫をしつけるのとは違うということを覚えておかなければなりません。さあ、準備はいいでしょうか?
猫に教えられる芸
「お手」をする猫が想像できますか?実は、「お手」やその他の芸は猫にも教えられるのです。では、どうすれば教えられるのかを見ていきましょう。
お手
まずはどの飼い主も教えたいであろう芸から始めましょう。ペットと「お手」をするのはとても満足感がありますよね。犬が「お手」をするのは見たことがありますが、猫にはそのイメージはありません。
- 集中できる時間と場所を選びましょう。動物の気を散らしたり、緊張させてしまうようなものや音は避けて下さい。
- 使うコマンドを決めるか、クリッカー(以下参照)を使いましょう。コマンドに何の言葉を使うか決めて下さい。例えば、「握手」、「こんにちは」、「お手」などが良いでしょう。
- 猫が好きなご褒美を選びましょう。ペットに何かを教える時には正の強化が一番良いです。コマンドに従えた時にご褒美をあげれば、猫にとって従い続けるモチベーションになります。
- 「お手」をしましょう。この芸を教える時、行動と言葉が結びつくよう、コマンドとして選んだ言葉かクリッカーを使って下さい。
- ご褒美を見せましょう。選んだ言葉を言い、猫の手をとり、ご褒美を見せれば、猫は全てを頭の中で繋げ、芸を覚えるのにあまり長くはかからないでしょう。
これらの手順を何日かに渡って練習し、たまにご褒美なしでもやりましょう。いずれ、猫は本能的に「お手」をするようになり、何をしてほしいのか理解するようになります。
猫を呼んだら来るよう教えよう
- ご褒美を選びます。
- いつも通り、猫の名前を呼びながらご褒美を見せて下さい。この時だけ、猫はあなたの言うことを聞くでしょう。
- 猫を呼ぶのにいつも同じコマンドを使いましょう。けれど、すぐにご褒美を与えないようにして下さい。匂いを嗅がせて、こっちに来たことを褒めてから、ご褒美をあげましょう。
- 長いこと繰り返すのは避けて下さい。動物は疲れて飽きてしまいますし、そんなに長いこと集中できません。ですから、短いしつけ時間と、しつけた時間の二倍の休憩時間を取りましょう。そうすれば結果が見えてきますよ。
「とってきて」
以下の簡単な手順で猫に「とってきて」を教えましょう。猫に教えられる最も良いコマンドの一つでしょう。
- 猫にとってきてほしいおもちゃを選び、猫に見せましょう。匂いを嗅がせたり、おもちゃを認識させて下さい。
- できるだけ遠くへおもちゃを投げましょう。きっと、空中を飛んでいくおもちゃを追いかけない猫はあまりいないはずです。
- 最初は猫はきっとおもちゃを取らないので、飼い主のあなたが取りにいかなければなりません。もし取ったのであれば、そっと取り上げましょう。
- 猫とおもちゃと最初の手順に戻りましょう。猫はあなたがおもちゃを持っていることをわかっているはずです。
- これを何回か繰り返すうちに、猫はあなたが何をしてほしいのかわかるようになるでしょう。
おもちゃをもう一度投げたというだけで、猫にとって取りに行くモチベーションになるはずです。猫は「とってきて」で遊ぶのが好きなので、もっと頻繁に遊びたがりますよ。
クリッカーを使おう
他の記事で、クリッカーがいかに便利かをご紹介しましたが、この機械はしつけの際の正の強化のお手伝いをしてくれます。動物は、特定の行動をクリッカーが出す音と結び付けるので、コマンドを教えるために使えます。
クリッカーと一緒にご褒美を使えば、良い結果が出るでしょう。けれど、トレーニングだけのために使ってください。遊ぶときに使うと、動物を困惑させてしつけられなくなってしまいます。
猫にも芸が覚えられることを分かって頂けたでしょうか。そして、あなたの猫に教えたい芸は見つかりましたか?ぜひ、今回を機にあなたの猫にも芸を教えてみましょう!
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。