スペインのTVで最も有名な犬「パンチョ」が16歳で死亡

2018年11月18日
この犬のストーリーは、取り上げられるべき価値があります。

スペインに住んでいない、あるいは住んだことがない人はパンチョのことを知らないかもしれません。しかし、パンチョは子犬のころからスペインでは知らない人がいないほど有名なジャックラッセルテリアです。パンチョは数多くの広告やテレビCMに引っ張りだこの俳優犬でした。

実は、とても残念なことにパンチョは16歳で旅立ってしまったのです。ですので、今回はこの愛らしい国民的俳優犬に敬意を表し、パンチョについて、そして彼のテレビでのキャリアについて詳しくお話していきます。

テレビ界に光をもたらした犬 パンチョ

ジャックラッセルテリア

この俳優犬の本当の名前はパンチョではなく、クックでした。でも、伝統を大切にするスペイン人に「クック」という名前は馴染まなかったようです。このため、いつも「犬のパンチョ」と呼ばれていました。

パンチョはテレビCMで一躍有名になりました。それは国営宝くじのCMで、パンチョは飼い主の宝くじを盗んで大金持ちになるのです。そして、そのお金で世界を旅するところまでCMでは映っています。モルディブで帽子をかぶりハンモックに揺られるパンチョ、そしてモスクワでは毛皮の帽子をかぶるパンチョ。この愉快なCMは、いろいろな服を着るパンチョが更にCMを面白くしてくれました。パンチョの次の行先を賭ける人もいるほどでした。

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パンチョはこのようにして有名になりました。そして、テレビ界はあらゆる役をパンチョにオファーしたのです。しかし、有名なパンチョは気に入った役を自分で選んでいくのでした。最初に引き受けたプロジェクトは、「ミリオネア犬のパンチョ」という子供向けの映画でした。この映画のストーリ-は、パンチョが有名になったCMの続きで、この映画は子どもにも大人にも大人気でした。

後に、” Aquí no hay quien viva”(和訳:ここには誰も住んでいない)という有名なシリーズで、今でも運命の人を探し求めるロマンチックで処女の高齢女性の犬として主演しました。この女性によると、彼女の運命の人は彼女の妹の夫で、妹に彼を寝取られたのです。パンチョはいつもこの姉妹の喧嘩の真ん中にいて、近所の人には脅しのために使われたこともありました。そして、このシリーズ内でパンチョは誘拐され、身代金を要求されることもありました。このシリーズはとても面白く、パンチョがいることでより楽しいシリーズになったのでした。

2016年5月19日。16歳という年齢で、この愛しいジャックラッセルテリアは老衰のためこの世を去り、スペイン国民の心に大きな穴を残したのでした。しかし、人々はパンチョを決して忘れることはありません。パンチョは人々の人生、そして子供時代の良き記憶の一部だからです。

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他の俳優犬

コリー パンチョ

他にもテレビや映画を通して私たちの人生の一部となった犬はたくさんいます。それはスペインだけでなく、国際的にも多くいます。そのいくつかを見ていきましょう。

  • ラッシー:人々に涙と笑いをもたらしたテレビシリーズ。その主人公のコリーを誰が忘れられることでしょう。
  • フランク:この美しいフレンチブルドッグは 、映画シリーズ「メン・イン・ブラック」の主人公でした。
  • ハチ公:この美しい秋田犬のご主人への忠誠心に私たちは涙しました。
  • ベートーベン:このセントバーナードは、家族の一番下の子どもと一緒に犬泥棒に連れて行かれます。そして、ベートーベンという名前が生まれたこの映画は、多くの人が懐かしく感じる思い出でもあります。
  • レックス:その逞しい体と堂々たる姿勢の美しいジャーマン・シェパードは、レックスというシリーズで警察犬を演じました。レックスを忘れることはないでしょう。
  • マーリー:ジェニファー・アニストン主演の映画「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」は、さまざまな感情で私たちの心を満たし、涙さえ誘いました。

テレビや映画に登場した犬の多くは、私たちの毎日を楽しくし、素敵な思い出を作ってくれました。今回はそんな犬たちへ敬意を示した記事でした。