野良犬のためのハウジングプロジェクトについて
野良犬の数は、多くの国で大きな問題となっています。彼らを助けるために様々なプロジェクトが行われますが、なかなか成功に至りません。
そのため、動物愛護などのボランティア団体や心優しい愛犬家が飼い主のいない犬たちに寝る場所や食べ物を与えるという役割を果たしてくれているのです。
今回の記事は、野良犬のためのハウジングプロジェクトというボランティア活動について紹介していきます。この動きは「家を与えることができないなら、家を建ててあげよう。」というモットーから始まりました。
野良犬のためのハウジングプロジェックト
南米チリにあるコキンボは、街中をさまよう犬で溢れかえっています。野良犬たちは食べ物の残りかすが入ったゴミを巡って争ったり、雌犬を巡ってお互いを傷つけったりします。
しかし、こういったことが日常茶飯事で起こっているに現状に対し、ある行動を起こした人たちもいるのです。
この街の若者たちは週に2回(火曜日と土曜日)集まり、段ボールなどリサイクルできるものを使って、寝る場所もないような野良犬のために寝床を作っているのです。
この団体の名前は、Amor & Rescate Peluditos Callejeros で、日本語に訳すと「愛と野良犬救助」という意味を持っています。
元々は、街の中心地で野良犬にえさを与え始めた15歳の少女がこの団体を立ち上げ、その後に徐々にメンバーを集めていったそうです。
彼女たちは近隣のお店からダンボールの箱をもらってくるところから、しっかりと 組織化して、犬たちがしっかりと眠れる場所を与えられるように、限られた材料で寝床を作っているのです。
もちろん、ダンボールは耐水性がないので雨が降ると新たな解決策を考えなければいけませんが、動物たちが一夜でも暖かい場所で過ごせるようにしようという気持ちが彼らを動かしているのです。
お金や時間も限られているので、私たちにできることは微々たるものかもしれません。
しかし、あなたの差し伸べる手が苦しんでいるワンちゃんを助けることになるかもしれないということを忘れないでください。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。