グレイハウンドの体の構造:走るのが速いのはなぜ?

グレイハウンドが信じられないスピードで走ることができるのは、その身体的特徴に秘密があります。なんと時速64kmまで到達できる彼らの体は軽く、空気力学的形状で強い脚を持ち、相対的に見ると心臓は人間よりも比率が大きいのです。
グレイハウンドの体の構造:走るのが速いのはなぜ?

最後の更新: 11 2月, 2019

グレイハウンドは最も走るのが速い犬種として知られています。ですが、それはなぜでしょうか?狩りに使われてきたからだという人もいますが、速く走れる秘密は実はグレイハウンドの体の構造にあるのです。

グレイハウンドの体の構造:どうして走るのが速いのかその謎に迫る!

グレイハウンドを見た時、あなたはどんな印象を受けますか?長い脚、軽く細長い体が特徴的ですね。速く走るのにはこれだけでも十分な要素かもしれませんが、実はそれだけではありません。

グレイハウンドの体

速く走ることができる理由は体重が軽いからだけではありません。その体型も理由の一つです。空気力学を計算されたような形状をしており、まるで空気を切り抜けスピードを出しているかのようです。

「長く小さい頭と長い脚も速く走るには欠かせない要素です。」

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走るグレイハウンド犬

グレイハウンドの心臓

相対的に考えるとグレイハウンドの心臓は他の犬種と比べ、より比率が大きいのです。なんと、人間と比べても心臓の比率は大きいのです。それがどうして重要なのでしょうか?心臓が大きいとレース中の心拍がより力強く速くなります。だから速く走れるのです。

「心臓が疲れてしまうと、血液を速く送り出せなくなり、レースについていくことができなくなります。基本的にグレイハウンドにはこの問題がないということです。」

グレイハウンドの血

心臓が平均よりも大きいということに関係しますが、グレイハウンドは体内の血液が多いのです。つまり、酸素を筋肉により送り込めるということです。これもレースで勝つには必要な条件ですね。

 

グレイハウンドの足

グレイハウンドの脚は細いかもしれませんが、とても力強く、しっかりしています。レースで速く走るには欠かせない要素です。グレイハウンドが走る姿を真横から見ると、カンガルーに似ていることに気がつくでしょう。脚がとても長いですので、踏み板のように後ろ足の後方に前足を置くことができるのです。

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グレイハウンド 体の構造

グレイハウンドは走る際、この動きを継続して行います。だからあんなに速くゴールに到達できるのです。また、長時間ハイスピードを持続できるのもそのためです。

グレイハウンドの筋肉

スピードには筋肉も重要な役割を果たしています。パワフルで素早く動く筋肉を持っており、頭部から体にかけての小さいプロポーションが速く走れる秘密でもあります。もちろん、尻尾や首も重要です。

グレイハウンドの頭部

グレイハウンドの頭は首に対し、正しい角度で付いています。ちょっとした軽い動きをするだけでどこであろうと望む方向を目指すことができます。グレイハウンドは左右に軽く変えるだけでその重心を動かすことができますが、これは他の動物にはできないことです。レースが得意だとされている他の犬種にもこの能力はないでしょう。

グレイハウンドの尻尾

筋肉の動きに合わせてバランスをとるという能力以外に、尻尾はスピードアップやスローダウンをする際に背中を丸めるために使われます。そのための長さとして、彼らの尻尾はまさにパーフェクトです。

グレイハウンドが速く走るのはその体の構造のおかげです。まさに速く走るために生まれた体だと言っても良いでしょう。グレイハウンドが狩猟やレース犬として知られているのはそのためです。レースや狩猟に関して言えば、グレイハウンド以上の犬種はこれまでになかったでしょう。また、これから先も出てこないと言えるかもしれません。


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